縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

海老より烏賊

2010-11-30 | Weblog
テレビを付ければ海老蔵、海老蔵と朝から晩まで大騒ぎ。猫社長は海老よりイカのほうが好きだ。
イカ蔵は軟体動物だから殴られてもへこたれないぞ。
なんだか疲れてる。個展が終わって一週間たち、干支の最後の納品の目途もついた。これからもまだ神社に
送る兎土鈴を作らなければならないのだけれど、やる気がでない。
夏ばてだ。個展がボクシングのクロスカウンターなら干支作りはアッパーカットを喰らった感じ。
でも今年の夏の暑さはぺちぺち打ってくるボディブローみたいなものでそのダメージが今頃効いてきた。
年を取ると何事にでも回復が遅い。疲れが取れる前にまた疲れの要素がやってきて、バームクーヘンの
ようにぐるぐる貯まって年輪になる。
よし取り敢えず寝よう。兎の次の龍のことを考えながらゆっくり休もう。ってなるからいけないね。

世田谷区近隣の皆さま、桜新町のジュエリーのお店ガリカに兎を置いて頂いてます。
目の保養に美しい宝石をあしらったアクセサリーの数々をめでながら、猫社長の兎も見てください。


エコポイントが終わったら

2010-11-28 | Weblog
家電エコポイントが12月から半減する。なもんで駆け込み買いで量販店は長蛇の列、ところによっては
順番待ちで何時間も待つらしい。
猫社長の家でも街の電気屋さんで夏に地デジテレビを買った。
でも、そんなに急いで買う必要はなかったんじゃないかなと思った。エコ制度が終了したらエコ家電は
まったく売れなくなってきっと価格がどかーんと下がる。ポイントなんか飛んじゃうくらい下がると思う。
10万円の商品を買ってポイントが1万戻るより、ポイント制が終わってから売れ残りの新古種を5万円で買う。
そっちのほうがお得だ。どうだね、ワトソン君。猫社長の希望的推理観測は。
そうそうは、うまくはいかないって?そうさな、エコポイント制が終わってからのお楽しみじゃね。
 写真は日本橋丸善の展示風景、地下一階のレジの前で売ってます。

デュベルを飲んでみた

2010-11-26 | Weblog
ベルギーのビールはおいしいらしい。もしヨーロッパに行けるならぜひベルギーに行って樽生ビールを
毎日朝からたらふくあびるほど飲んでみたい。
雷魚ちゃんと入ったパブにベルギービールのデュベルがあった。デュベルは雷魚ちゃん一押しビールで
お正月とかの特別な日に近所の酒屋で買うのだそうな。
それほどお薦めならばとオーダーしてみた。
パブには小瓶のデュベルしかなかった。それでも一本1200円。ドヘー、猫社長は目玉が落ちないように
両手で目を押さえた。でもベルギーに行ったとおもえば安い物だと腰を据えた。
待ちわびていると大きなワイングラスがテーブルに運ばれた。
「そう、デュベルはこの専用グラスで飲むのよ」と雷魚ちゃんは得意そうに言った。
グラスにデュベルが注がれる。グラスに満たされる琥珀色の泡と液体。
「いただきまーす」高いので一気に飲み干さない。
おお味が濃い。濃縮還元、まったり、まろやか、猫社長好みのどろりとしたコクのあるビールだ。
人間は好きな物より嫌いな物が一致した時、より話が盛り上がるとラジオで言っていた。
雷魚ちゃんと猫社長はスーパードライがきらいだ。だからすごく盛り上がった。
やっぱりベルギーに行きたい。そう思った。

黄色い犬

2010-11-22 | Weblog
イザベラ・バードの日本紀行を時々摘み読みしている。イザベラ・バードはイギリスの女性旅行家で
日本紀行には明治時代の日本のことが詳しく書かれている。日本紀行の冒頭の所に、
(臆病な黄色い犬は夜間に吠える癖が強く、スコッチ・コリーの代わりにするにはお粗末であるものの
たくさんいて日本固有の犬である)とある。
この黄色い犬とは、たぶん柴犬のことかなと猫社長は考える。黄色にはたくさんの色がある。
黄土、山吹、黄砂、鬱金、辛子、黄金、琥珀色等は黄色系だ。イギリスにいるラブやゴールデンも
黄色と言えば黄色なんだけど。イザベラ・バードにとって日本の犬たちは人を見ればすぐ吠えるし
まったく躾のなってない馬鹿犬どもめとくらいにしか思っていなかったのだろう。
猫のことも書いてある。
(家庭で飼われている猫の大半は尻尾がほんの少し申し訳程度にしかない)
猫社長の子供の頃は猫のしっぽは団子だった。寅や三毛が多かった。最近見かけるノラは
たいてい尻尾が長く、横腹の模様がマーブルだったり白黒パンダ柄だったりと欧米化が進んでいる。
今では日本猫は絶滅寸前と言われている。
(奥地や蝦夷を1200マイルに渡って旅をしたが、まったく安全でしかも心配もなかった。
世界中で日本ほど婦人が危険にも無作法な目にもあわず、まったく安全に旅行できる国はないと信じている)
そう、明治ほどではないけれど平成の日本だってまだ余所の国よりはちょっとはましなんですぞイザベラさん。

個展終了

2010-11-20 | Weblog
神楽坂の個展が終了。無事にと言いたいところだったけど中盤ノロウイルス、これは猫社長の自己判断、で
一時はどうなることか、もうどうにでもなれといった状態になった。
ところがそうだ来る人来る人みんなに伝せばいいのだと開き直ったら38度もあった熱が次の日には
微熱程度に下がったのだから不思議だ。
個展に来てくれた皆々様、体調はいかがですか?吐き気はしませんか?もし具合が悪くなったら
それは猫社長のお陰です。ごめんなさい。でもこれに懲りずにまたおいで下さい。
一週間毎日都会に出て一日中会話をする生活。すごい変化だ。いつもはひとりで粘土をこねくり回して
ラジオに向かって駄目出しをしている猫社長とは正反対の日常。一週間で1年分の会話をした感じ。
食あたりじゃなくて、人当たりで発熱したのかも。でも展覧会とかのイベントは終わった後は疲れはてて
もうやらないと思うのだけど、月日が経つとむくむくとやる気がでてくる。
これは山男が何度も険しい山に登ったり、競馬で大損してもまた府中競馬場に向かってしまったりと、
人間のあくことなき追求、懲りない性分のなせるわざか。
とかなんとか屁理屈をいっておりまするが、個展に来て頂いた皆々様本当にありがとうございました。