縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

宇宙おむつ

2011-09-29 | Weblog
縁起村の上空に無数の赤とんぼが飛んでいる。毎年とんぼが飛行するのを
見る度、どこのビオトープ、池、水たまりで孵っているのか知りたいと思うのだ。

ボーイング737―700旅客機が背面飛行しながら急降下。
中型旅客機の背面飛行って想像するだけでも凄すぎる。もし肉眼で見られたら度迫力だったに違いない。
このジェットはテロ対策でコックピット側からじゃないとドアを開けられないようにしているらしい。
でもこれは考えようによっては危険な面もある。
副操縦士がトイレにいっているすきに機長が心臓発作かなにかを起こして
動けなくなってしまったら、副操縦士は外にいたまま
「機長、どうかしましたか?開けて下さい」とドンドンドアを叩くだけで
どうにもできない。青ざめる副操縦士。
そしてどうなる?
猫社長は素人なのでまったくわからないけど、
ドアをこじ開けるしか他に方法がないような気がする。
そのような事例はめったに起こりえないことでございますって?
いやいや、あの日以来、3.11、想定外って言葉は押入にしまったほうがいい。
コックピット内に仮設トイレを設置するか、おむつか。
宇宙飛行士用の長時間ハイテク宇宙おむつってのがある。それだ。


夕日の滝の猪親子

2011-09-26 | Weblog
足柄の夕日の滝を拝みに行ってきた。
滝行で有名らしい。
バス停から滝のある上り坂道をゆったり歩いていると途中に
竿に風雨にさらされた毛皮が干してあった。
形からしてイノシシのようだ。
この辺はイノシシが捕れるようだ。
連れのこおろぎちゃんは気味悪がって近寄りたがらないので
猫社長だけ側に行った。すると小さなイノシシの毛皮から
「父ちゃん寒いよ、腹減ったよ」と声が聞こえた。
一瞬ドキッとした。
「これうり坊、わしらはもう死んでいるんだから腹はすかないんだぞ」と
大きな毛皮のほうが答えている。
「そうだよ、君らは捕まってとっくに食べられてしまっているんだよ」と
猫社長も毛皮親子に慰めの言葉をかけた。
「おや、あんたはわしらの声が聞こえるのかい?」と父イノシシ
「聞こえちゃってるよ。そうだ、もう野山を走り回れない君たちのために
歌をプレゼントしてあげる」
インイン、イノシシのうり坊は、風に吹かれてブラーブラ。
それを見ていたイノオヤジ、いっしょに並んでブーラブラ。

夕日の滝は台風の影響で水量が多く、今日は滝行には向かないようだ。
頭に直撃したらつるっ禿げになってしまうだろう。




落とし物はなんですか

2011-09-23 | Weblog
アメリカの衛星が故郷の地球に落ちてくる。故郷に錦を飾るのならいいのだけれど
これは招かれざるかわいい子にはずっと旅をさせろだ。
誰かに当たる確率は3200分の1。
誰にあたるのかその根拠がさっぱりわからないけど、宝くじより遙かに高い確率だ。
宝くじを3200枚買えば1等が当たるのなら絶対買う。
落とし物と言えば
台風が銀杏を大量に落としていった。
イチョウの下には香しき芳香が辺り一面にただよっていた。
落ちた実をおばさんが一心不乱に拾っていた。
猫社長も雨風で洗われた銀杏を10コばかり拾って帰った。
こういう落とし物なら大歓迎だけど、地球に凱旋する衛星君、
まさか、よもや、原発の上に落ちるなんて親不孝なことはしないだろうね。



謎解きは富豪デカ

2011-09-21 | Weblog
台風なので休みにして亀丸ちゃんから借りていた「謎解きはディナーのあとで」を
読むことにした。
半日で読み終えた。
筒井康隆先生の富豪デカみたいだとおもって読んでいた。
それも主役の二人の刑事が男女とも富豪で古畑、コロンボ、右京さんみたいな
頭の切れる執事付き。
でも長ったらしい前振りや解説や説明がないので気持ちよく前に進めた。
年のせいか、登場人物の服装、顔立ち、状況説明など微に入り細に入り
書かれているとそれで読む気が失せる。
部屋ならマンション、アパート、一軒家、きれい、汚い、その程度でいい。
話の前後で想像できるし、その方が楽しい。
だからか、最近吉田修一を好んで読んでいるのかもしれない。

ワイヤー15800

2011-09-20 | Weblog
家の近くのペットショップに珍しくワイヤーフォックステリアが登場した。
彼の最初の価格は\198,000だった。
小さいながらもワイヤーらしさを備えていて、首手足がひょろっと長くて
気品があった。ツチノコ体型のピノコとは月とスッポン、
ショートケーキとどら焼きくらいの違いだ。
買い物や散歩の行き帰りに彼を見るのが楽しみになった。
犬の成長は早い、彼はぐんぐんワイヤーらしくなってきた。
腰のくびれ、ピンとたった尻尾、四角い頭、ゲージの中で
彼はいつもねずみ花火のようにせわしなく動いていた。
そしてある日\59,800になった。
一度彼を抱かせて貰ったことがる。
猫社長の腕の中で彼は釣り上げられたばかりのカツオのように弾んでいた。
この落ち着きのなさにきっと飼おうと検討した人は腰が引けるだろう。
彼はその後もどんどん狭くなるゲージの中で暴れていた。
彼はついに\15,800になった。まだ4ヶ月だというのにだ。
なんと隣のゲージの柴犬は\5,000だった。もう成犬に近い。
多少ワケあり、見切り品、犬も食品並みってこと?そりゃないでしょ。
できることなら彼を猫社長の家に引き取ってあげたい。
でもワイヤーの多頭飼いはすごく難しいと言うことだ。
相性が合わないと相手を殺しかねないほどのけんかをするらしい。
というか、ピノコで手一杯。
売れたら売れたで手に負えなくて放棄されるよりも売れ残った方が
彼のためにはいいかなと思ったり、なんともやりきれない気持ちが続いている。
どうか彼が不幸になりませんように。。。