コールドバーに行列

ソフトバンクの、若尾文子扮するばあちゃんの再婚に白戸家が騒然とする新しいCM。
バックに流れる曲はあの懐かしきおはなはんだ。
ここは銀座のど真ん中、ぐるり回りはアップル、松屋、ブランド店が立ち並ぶ。
この炎天下のクソ暑い中、人が行列していた。その先はどこだと辿るとアサヒエクストラコールドBARだった。
表のでっかいデジタル温度計にマイナス２度と表示がでている。店に入ったとたんに冷凍人間に
なるくらい寒そうだ。きっと猫社長は５分ともたいないだろう。スーパードライを半分飲みきらない前に
歯がガチガチなって店を飛び出すのが落ちだ。
夏にコールドバーがあるなら、冬には熱波地獄、１００度の中でスーパードライもお願いしたい。
アサヒエクストラホットヒートBAR。でも暑いところからいきなり寒い戸外に出たとたん脳溢血で
ぴりぴりぷっつん、倒れてしまう人が出るかもしれない。
それにしても日本人？て行列が好きなんだなあ。

おそ松村のイヤミ氏

オクラちゃんは二件の家でベビーシッターをしている。一件はフランス人夫婦の一才になるシャルロット
ちゃん、もう一件はお医者さん夫婦の幼稚園生のきなこちゃんだ。
シャルロットちゃんの家はどんなに、猛烈に、死ぬほど暑い日でもクーラーは付けない。
方やきなこちゃんの家はエアコンを２４度に設定してあって、寒がりのオクラちゃんが温度を上げると
だめーと、低い温度にさげられてしまうらしい。
シャルロットちゃんは連日の猛暑で汗疹がひどくてかわいそうとオクラちゃんは言っていた。
シャルロットちゃんの場合は日中だけでも高めでいいからエアコンを効かせてあげたらいいと思うし、
きなこちゃんはこのままだと体温調節のへたな子供になってしまう可能性がある。
ある日このことをおそ松村のイヤミさんに話したら
「おフランスはクーラーが嫌いざんす、暑くても自然のままに過ごすのが流儀ざんす」
じゃあ、イヤミさんの家ではクーラーはつけないの？
「ミーはおフランスかぶれざんすけど、体は日本人ざんすからクーラーはつけるざんすよ」
　シェー、猫社長思わずシェーをした。
「ちょっと、猫社長、ミーの十八番を取らないでちょうよ、第一靴下がさがってないざんす」
ずるい、そういうときだけ日本人になるなんて。

サルコジもドヌーヴもダニエル・ヴィダルもみんな暑くてもエアコンなしで我慢するのだろうか。

夏の居直り

暑い、この暑さは長っ尻の訪問者みたいだ。蝉は大挙して押し寄せてミンミン、ジージーと大騒ぎするけど
ちゃんと引き際をわきまえている。縁起村でも蝉の合唱の密度はかなり薄くなった。
今年の夏はお尻に根っこが生えたみたいに居座っている。箒を逆さにしても、薄いお茶を出しても
まるで気にしてない様子だ。もうじき９月だし湿度もなくなってきました、虫の音もあなたのご出発を
望んでいるみたいですよ。それにそろそろお帰りにならないとご家族の方が心配なさるのではありませんか？
「実はラニーニャが私の家の前に陣取って通せんぼしているんですよ。彼女はとっても恐い
女の子でラニーニャがどこかへ行ってくれないと帰れないんです。すみません、もう少しここに
置いてください」
今年の夏はラニーニャのせいにしてしぶとく居座りを決め込んだみたいだった。
お客なら腕ずくで追い出せるんだけど。。。秋はあきらめた。

恐怖の手鏡

ネット麻雀はハンチャン以上はどんなに調子が良くてもノリノリでも続けないことに決めたぞ。
　満天デパートに２１００円の手鏡を買いに行った。いつも何かとお世話になっているトンボちゃんに
プレゼントしようと思ったからだ。むしめがね型の直径１０センチの手鏡は表が１倍、裏が５倍の
リャンメン仕様だ。老眼バリバリの猫社長がこれはすばらしいと感激のあまりむせび泣き、値段の安さと
使い勝手のよさに感心し、同じく老眼に苦しむトンボちゃんにも使って貰いたいと思っからだ。
「これください」近くにいたハーフのイケメン店員さんに飾ってある手鏡を指さした。
イケメンさんは「在庫を調べて参りますので少々お待ち下さい」と爽やかににこやかに手鏡を持って
小走りに倉庫に向かって行った。
すぐに戻ってくるとブラブラしながら待っていたら３分が過ぎた。なかなか見つからなくて手間取って
いるのかな思った。ところが５分経っても戻ってこない。
こりゃ在庫が切れてるな、だったらさっさと戻ってこいやとだんだんイライラ始めた頃、
イケメン君が申し訳なさそうな顔を作って戻ってきた。案の定、在庫がなかった。やれやれ。
一倍鏡からくるりと回して５倍鏡で自分の顔を覗くと霧がたちまち晴れて視界が良好になった
荒れ地をみるようだ。栄養を与えろ、耕させ、手入れしろと言われている気がする。
トンボちゃんにこれはすごくリアルで恐いものが見えるんだよと言ってプレゼントしたかったのに残念。

オバケ胡瓜

庭に一株だけ植えた胡瓜、暑さと水不足と手入れのなさで実がならなくなった。
花は咲くし一応小さな胡瓜ができるのだけど、途中で力尽きて萎んでしまう。
朝顔に蔓を巻き付かれて悲惨なことになっているしこの際切ってしまおうかなと根本を覗いたら
でっかい胡瓜が地面すれすれにぶらさがっていた。
もしやこのズッキーニみたいな胡瓜に栄養をとられてもらい泣き、じゃなくて栄養失調になった？
近くに農家の胡瓜畑がある。ここの畑の胡瓜は収穫されず胡瓜がへちまになってぶらさがっていたり
果ては黄色く熟して地面に落ちていたり本当にもったいない状態になっている。
もしかして種を取るからほっといているのか。ふむ分からん。