縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

自信があるから

2009-08-17 | Weblog
電話が鳴っている。ナンバーディスプレイなので相手の番号がでる。
登録されていない未知のナンバーだ。たぶんセールスだろうと推測したらやっぱりそうだった。
猫社長が「はい」と言うが否や電話の向こう側のセールスレディが話しを始めた。
1分以上の時間を掛けて早口でマニュアルを読んでいる。猫社長が口を挟む余地がない。
お肌がしっとり、スベスベ、何とかと何とかをベースにしているとか、どうやら化粧品の説明のようだ。
猫社長が受話器を持ったままずっと黙っていると「もしもし」と声が聞こえる。どうやらマニュアル
読みが終わったようだ。
「はい」と答えると
「よろしければカタログをお送りしてもよろしかったでしょうか」変な丁寧語が返ってきた。
これもマニュアル通りの対応か。
「自信があるから電話しません。自信がないから電話しまーーす。てこと?自信がないの?」
今度は猫社長がマニアルで質問する。
「あの、もしかしておぼっちゃまですか?」セールスレディの怪訝な声が聞こえる。
よし引っかかった「そう、お母さん今いないんです」
「失礼しました」かん高い声を残し向こうから電話は切れた。
やったね、猫社長の声はよく男と間違えられるのだ。
男の子だと向こうが勝手に思いこんでくれる事が多いのでセールスを断る手間が省けて助かっている。
若いときはちょっといやだった声だけど、欠点は長所なり。