縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

老後はラテン系の乗りで

2007-12-19 | Weblog
老後はラテン系で楽しく暗そう、じゃない暮らそう。
こんな有識者懇談会が発足したらしい。
猫社長のラテン系の印象はマンマミーヤ、グラッチェ、カルボナーラ、ナポリターン、ダーバン。
年取ったらいきなりラテンの乗りで過ごせってか、先行き真っ暗な老後だけど、明るくノー天気で
貧乏をやりすごせということか。
吐く息が温泉の蒸気のように真っ白にたなびく寒い日だった。スカンクのプー子ちゃんは凍った路面に
足を取られてのけぞった。両手をばたつかせ体をイナバウアーのように反らせながら尻餅をつかないように
足をふんばらせたが重力がプー子ちゃんを一気に押しつぶしにかかった。プー子ちゃん危うし
毛皮のコートが台無しだ。と思った瞬間、誰かの手がプー子ちゃんの背中に差し出され、そのまま
プー子ちゃんを抱き上げた。
お嬢さん、大丈夫?今日は足下が凍っているからもっと注意しないといけないよ。
ありがとうございます。おかげで助かりました。プー子ちゃんは顔をみあげて、目の前にある
恩人の顔をのぞきこんだ。
おじいさんだった。おじいさんもプー子ちゃんの顔にずっと笑顔を向けていた。
かわいいお嬢さん、このあとお茶でもどうかね。
老後はラテン系。