Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

S&G

2006年01月27日 | diary
 このブログのカテゴリに「favorite artists」というのがある。自分の好きなアーティストの中から、とりわけ思い入れのある人達を20組選んで、あれこれと書いたもの。自分では、苦手な自己紹介の代わりのつもりで置いている。

 先日、とある音楽好きの先輩と下北沢の居酒屋で飲んだ。この人とはけっこう長いつきあいなんだけど、どうも僕は彼と音楽以外の話をした覚えというのがない。いや、きっとそんなことないんだろうけど、落ち着いて考えれば多分いろいろ思い出せるんだろうけど。でも、そう思えちゃうくらい、僕らは顔を合わせれば音楽の話ばかりしている。そのせいもあってか、この人は僕の趣味をけっこうしっかりと把握しており、僕が選んだ20組のアーティストも大方言い当てられてしまった。まぁ、一文の得にもならないけどね。

 でもそんな彼にして、僕がサイモン&ガーファンクル(というかポール・サイモン)を選ばなかったことに関しては、とても驚いていた。

 先輩:「S&Gがいないよ。なんで?いいの?ほんとに?」
 MIYAI:「い、いや、それは、つまり、なんというか、ふがふがふが……」

 こういう人にそんなことを言われると、S&Gをはずしたことが、実は大変な間違いだったのではないか?と思えてきて困る。えっと、けっこう流されやすいのだ。

 そんな懺悔も込めて聴く今宵のS&G。『Bookends』。沁みる。

 彼らの曲で一番好きなのは、前にも書いたけど、“America”。この曲での、非常にポール・サイモンらしい深みのある歌詞は、ほんとにほんとに素晴らしいと思う。