Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

髭剃りの後にドノヴァンを聴いた朝

2005年09月21日 | old diary
 今日、ポールの新作『Chaos and Creation in the Back Yard』のDVD付スペシャル・エディションが、ようやっと店頭に並ぶ。でも、僕はamazon.に注文をしてしまったので、今日聴くことができない。うー、失敗したなぁ。明日には届くかなぁ。

 9月も下旬なんで当たり前だけど、涼しくなってきている。日中はまだ暑いけど、吹く風は乾いてるし、朝夕は少しひんやりしたりもする。雨が降るとけっこうひんやりしたりする。それでも陽射しはまだ強く、晴れた日に海でごろごろすればしっかりと黒くなるのである。

 というわけで、夏を惜しむような気分で、僕は黒くなってみた。まぁ、そこそこだけど。

 日焼けすると、ひりひりしたり嫌なこともあるけれど、楽しいこともある。例えば、髭剃り。シェービング・クリームの白が映えるから、剃る気満々になったりするのだ。映画『A Hard Days Night』のジョージみたく、鏡の前で誰かに髭剃り講習をしたくなったり、“Say Say Say”の ビデオでのポールみたく、マイケル・ジャクソンの顔にクリームをぺっとつけてやりたくなる。

 天気予報によれば、しばらくは曇り空がつづくというので、これからは日焼けもままならないだろう。でも、いい歳してあんまり真っ黒だと頭悪そうなので、これくらいでいいのかもしれない。

 今朝はドノヴァンを聴いている。これまでほとんど通り過ぎてきた人なんだけど、いや、いいですね。こういう愁いにかつての日本人は弱かったんだろうな。最近の日本人はどうか知らないけど。僕は「かつて」と「最近」の間くらいにいるので、どっちの気持ちもなんとなくわかる。今はこうした愁いに心をひたすことが難しい。気づくことさえも…。それでもドノヴァンの歌は、今も変わることなく美しいと思う。今度、レコードをさがしてみよう。

 ドノヴァンを聴きながら、この1年くらいの自分の気持ちについて考えてみた。変わっていくことと、今も変わらないことと。