Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

Love Comes to Everyone

2005年09月04日 | old diary
 アラン・トゥーサンの無事が確認されたとのこと。ほっ…。

 昨日はエリック・クラプトンの新作が無事僕のところにやってきた。聴く前に、エリック・アンダーソンを観た夜に借りた自転車を返しに茅ヶ崎へ。ミディアム・プラスという海辺にあるお薦めなカフェ&バーで夕方までまったりと談笑。電車で江ノ島に戻って、さぁクラプトンを聴こうとしたところに、今度はエリック・アンダーソンのライヴをやったロック・バーのマスターから電話が。「今日はなにしてんの?日倉士歳朗のライヴがあるのは知ってるよね。すごくいいから。まじで」。えっと、これを翻訳するとですね、「客が少ないのよ。困ってるのよ。言いたいことはわかるよな」ということになる。シャワーを浴びて、再び電車に乗って茅ヶ崎へ。日倉士歳朗の演奏はよかったし、どうにかお客さんも入った。で、ライヴが終わったときには終電の時間はとっくに過ぎていた。というわけで、また自転車を借りて江ノ島へ帰ったのでした。まったく、なんだったんだ…。

 そんなこんなでまともに聴けてないエリックの新作『Back Home』。でも、“Love Comes to Everyone”だけは聴いてみた。泣けた。

 いきなり結論:エリックはジョージのカヴァー・アルバムを出すべきだと思う。

 音楽がつなぐものはやっぱり心なのだね。『Concert for George』でのエリックの歌と演奏が素晴らしかったのは、そこにジョージへの特別な想いがあったからだ。カヴァー・ソングって、その歌なりアーティストに対する愛情がどれだけ詰まっているかが大事だと思うのだけど、その点でいうとこのカヴァーはちょっと次元が違う。とても美しい響きに満ちていて、2人の間に入り込むことはできないけれど、じっと見守っていたくなる。そんな気持ちにさせられる仕上がりだと思う。泣ける。

 間奏のキーボードは、おそらくスティーヴ・ウィンウッドでしょうか。輸入盤には曲ごとのクレジットは記されてないのだけど、アルバムに参加した人の名前は記載されていて、そこに彼の名前があったから。まぁ、あの音は間違いないでしょ。ちゃんとスティーヴにも声をかけたエリックの心づかい。泣ける…。ちなみに、ドラムにはスティーヴ・ガットと並んで、なんとポール・マッカートニー・バンドのエイブ・ラボリエル・ジュニアの名前が。で、この曲でのドラムは、きっと彼だと思う。なんかいろいろ嬉しいカヴァーなのだ。

 今日はこれから埼玉県狭山で行われるフェスへ。今から10年くらい前、僕が初めての一人暮らしを始めた場所。懐かしい。