Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

どこへ行ってもポールの声が聴こえてきた

2005年09月09日 | old diary
 やばい!…と思った。

 昨日はCDショップを5つまわったのだけど、どこでもポールの新作が流れていた。僕は22日発売のDVD付がほしいので、まだ買ってない。だから、頭から聴いたのは初めてだったのだけど、なんなんですか?このかっこよさは?

 爆発だと思った。閃光のように辺りが真っ白になった気がした。もう仕事なんかしてらんないよ。すっかり興奮にーちゃんと化して仲のいい店員さんににじり寄る。

 MIYAI「すごいねー。むちゃくちゃかっこいいじゃないすか!」

 ところが、店員さんの対応はクールそのもの。

 店員「こうして流してるとねぇ。でも、きちんと向き合って聴くとこれがなかなか…」
 MIYAI「なにそれ?」
 店員「なんか手強いんですよ。ナイジェル・ゴドリッチだなぁって」
 MIYAI「そういうこと言うもんじゃないよ。せっかくポールが作ったんだから」
 店員「まぁ、悪くはないですよね。確かに」
 MIYAI「当たり前でしょ!ポールが作ったんだよ!」
 店員「まぁまぁ。MIYAIさん、ちょっとは落ち着きましょうよ」
 MIYAI 「はぁはぁはぁ…」

 夜は借りた自転車を返しに茅ヶ崎までサイクリング。おいしい焼き鳥屋でビールを飲んで、海沿いのアナログ・レコード・バーへ。気がつけば終電はなくなり、また自転車を借りて帰った。なにやってんだ、俺は…。「最後になんかかけてよ」と頼むと、25歳のDJ君は“Like a Rolling Stone”をターン・テーブルに乗せた。「いいねー。わかってるねー」と僕がよろこんでると、「よかったぁ。ジョージにするか迷ったんですけどね」なんて言うもんだから、ちゃんとジョージの“You”もかけてもらった。

 昨日の月はとても黄色かった。まるでネヴィル・ブラザーズのアルバムのタイトルみたいだった。