EMIRIO☆REPORT~雑貨ちょび読書たま~

☆日常生活を不定期レポするホニャララブログ☆

そばちょこ♪

2007-05-30 | report
秋に日田で開催される小鹿田焼き民陶祭。
夫婦ふたりで、ドライブがてらほぼ毎年顔を出しています。


去年は都合で行けなかったけど、写真左側のカップは
おととしの民陶祭で買ったもの(たしか、840円だったような記憶がうっすらと)。


小鹿田(おんた)焼きは、私の勝手なイメージではありますが、古くから日田地方の人々が使っていた(と思われる)「民芸陶器」です。 色味は茶色やベージュといったやや地味で素朴なものが多く、その特徴は「飛鉋(とびかんな)」や「刷毛目(はけめ)」「櫛目(くしめ)」といった肌に刻まれた文様です。 ツマがこの素朴な文様と素朴な重量感にほれて以来、みずやの中の茶碗と小皿は小鹿焼きで占められています。 茶碗洗うときもぽってりしてて気持ちいいんですわ。
人によっては(ツマの日田地方の友人など)飛鉋の中にしょうゆがこびりついて洗うのがしちめんどくせーって人もいますけど☆


山奥の細い道のその奥に、この窯元の集落があります。そこは「日本の原風景」とでも言いたくなるよーな、ノスタルジックな空間です。 どの日本家屋にも広~い坪(コンクリートの庭みたいなもの)があって、そこにその年作られた小鹿田焼きが、
オシャレとかレイアウトとかまったく無視してところ狭しと並べられているのです(圧巻です!)。


微笑ましいのは、売り子がそれぞれの家の家族又は親戚・知り合いってとこ(たぶん)。 買われたお皿を新聞紙に包むのは子供たちの仕事。 いよっ、家内工業! しみじみ産業のあけぼのを見るよーな思いです。  一見、ほほえましい、のんびりしたやりとりと思うけど、たぶん窯元の人たちはテンパってるんだろうなー。 めちゃくちゃ観光客が多いもん~。


話がびゅんびゅん飛びますが、最初はコーヒーカップにと思って買った写真の器ですが、今ではそばちょことして大活躍しています。 実はこの形は1客しか買っていなかったので、最近になって知る人ぞ知る「世界のデパート」トキハで右のカップを追加購入しました(こちらは1260円でした・・流通コストがかかってますもんね・・)。 本当は同じ飛鉋の文様が良かったけど、それはやっぱり無理でしたねー。

☆小鹿田焼きの教訓☆

   気になった 皿やカップは セットで買うべし 損はしないぜ いつか使える
                                 江見履王・作



・・・ということで、話は長くなりましたが、ざるそば、ソーメン、ざるうどん・・・これからの季節にさらに大活躍しそうな、我が家のそばちょこエピソードでした!