◆ペンションエルブルズ◆INO-SHIKA日記part2

天城山麓、標高620mに建つ料理自慢のペンションエルブルズ。そこに住む面白家族と変化に富む伊豆の自然をお楽しみ下さい♪

▼東浦路の旅(1-4)巡礼者の足跡

2011-11-28 | 伊豆東浦路とサイの神
***本日の写真***

左 いとう 右 むら道



 ■少し間が空いてしまいましたが、東浦路の旅を続けます。
  片瀬の海岸より集落の間を通る登り坂を登ってすぐ
 
  

  初めてサイの神さまと出会った(10:05)のが前回までのお話です。

  

  そのまま坂をしばらく登り続けます。
  途中には、一部ナマコ壁が残されている家などもあり風情があります。

  

  ●10:13 国道へ出る

  少しだけ息が切れてきた頃、国道へ出る階段が見えてきました。

  

  それを昇れば、押しボタン式信号のある横断歩道とバス停『坂町』のある国道です。

  

  国道を渡ると更に細い坂道が続きます。

  

●10:17 片瀬浜の眺望 

  昔の人は、まぁ、こんな登り坂をよく登ること、と思いながら歩いていましたが、
  ここは、現在、小中学生の通学路。生きている道です。
  ここを毎日歩いて通学している子供たちだから、 あんなに元気なのだと心から納得。
  ふと振り返ると、出発地点であった「海防の松」が小さく見える。。。

  

●10:18 道標

  道の両側に点在していた家もなくなり
  右手に竹やぶ左手に雑木林の間のつづら折の上り坂を登っていると
  コンクリート製の水槽の奥に道標がありました。

   

  正面中央には、『奉納経秩父板東供養塔 施主 木田利七』と彫られています。

  木田姓は片瀬に古くからある姓で土地の名士と考えられます。
  その昔、巡礼に出、無事に帰郷した際、それを記念して感謝の意も込め
  供養塔を建てるということもありました。
  供養塔兼道標です。

    どこまで、何の祈りの旅に出掛けたのでしょうか?
  

  『右 むら道 左 いとう』 と彫られた文字に
  この路は確かに東浦路であることを再確認。

  側面には『文久二年八月十八日』とはっきりと彫られています。(文久二年=1862年)





(1-0)プロローグ
(1-1)スタートは白田川河口
(1-2)片瀬湯波さんぽ道から坂町へ
(1-2-a)片瀬の共同湯
(1-3)最初のサイの神さまとの出会い
(補足)サイの神/参考文献




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▼学校給食の王者とイタリアンとインドの出逢い

2011-11-26 | 伊豆のおみやげ物
***本日の写真***

泣く子も黙るソフトめん~遠藤製麺




 ■今日のまかない。
  娘、大喜び。
  「わ~~い、ソフトめんだぁ」
  こちらは、熱川稲取地区の学校給食で食べる事の出来る
  稲取の遠藤製麺さんのソフトめん。
 
  ただ普通に食べるのもつまらないので
  キーマカレーをかけて、エルブルズ特製ラタトゥーユを添えて。

  私は実は、ソフトめん初体験。
  正直言って、こんなに美味しいものだとは思っていませんでした。
  娘が給食の献立表をみながら「明日はソフトめんだぁ 」と喜んでいるわけがわかりました。

 ■懐かしくて美味しいソフトめんは
  こちらで買えますよ~
   国道135号線より1本海側に入った稲取の町の中:遠藤製麺 TEL0557-95-2256
  詳しい場所は、直接電話をしてみてください。工場直売です。




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▼いつものチーズケーキを、フルーツでお化粧。

2011-11-24 | エルブルズの料理
***本日の写真***

心を込めて。バースデー・チーズケーキ




 ■強風です。お陰で空には雲がない!満天の星空になる予感。

 ■お客様からの特別注文で
  いつものチーズケーキをアップグレード。

  洋梨と、うちで収穫してきたキゥイーの白ワイン煮と
  実家で採れたブルーベリーのトッピング。

   

  とびきりの笑顔を頂き、私たちもうれしかった!
  HAPPY BIRTHDAY!

  




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▼秋のお菓子&サイの神

2011-11-21 | 伊豆東浦路とサイの神
***本日の写真***

なんと可愛らしい。鎌倉/豊島屋のお干菓子




 ■土曜日の雨が嘘のよう。最高のお天気になりました。
  こんなに素敵なお土産を頂きましたのでUP。
  鳩サブレーも大好きだけれど、豊島屋らしいお菓子。
  もったいなくて食べられない~と言いつつ頂きました。
  あ~~お茶にあう。ほっこり。。
  そう言えばいつの間にやら、近所のモミジ色付いてきました。
  もうすぐ紅葉狩りに行けそうです。

 ■さて、前回登場した「サイの神」
  言葉は聞いたことがあるけれど、一体どなたなのかは
  この旅を始めるまで知ろうともしませんでした。

  そこで、調べた事を自分のために覚書き。
  もし間違った記述がありましたら、ご指摘いただけましたら幸いです。

 ■古代中国、道路神として辻や村境に複数並べて安置されていたのが
  道祖神。
  道祖神信仰は一説では3世紀頃、日本に伝播した。
  やがて6世紀後半
  都から地方への道路網の発達に伴い
  道標的要素も加わりつつ、広く全国に道祖神信仰が伝播していった。
  
  道祖神は元々道路の守護神として道端に祀られてきたが
  やがて、村境を加護する神としての信仰へと変化していった。
  そこで「境(サカイ)の神」転じて
  「サエノカミ」「セエーノカミ」「サイの神」と呼び名も変化していったという訳だ。

  これに仏教的思想が浸透し、
  村境、という境だけでなく、生と死の境という概念も加わり、
  死後の救済者としての地蔵菩薩信仰がサイの神信仰に融合していくのである。
  更に、子供たちの厄病が、
  地獄の鬼によってもたらされるという仏教的思考から発展し
  『子供の守護神』としての信仰対象にもなっていった。

 ■伊豆半島に祀られているサイの神の形態
 
   1)丸形単座像~三島・小田原から東伊豆の範囲内のみに見られる
           全国的に言っても伊豆半島以外に見られない特異な形態。
   2)浮彫単座像
   3)浮彫双立像~伊豆では珍しく、14体のみ報告されている。
   4)文字碑などの石祀型~河津以南のサイの神はほとんどこの形態。
         地蔵信仰に取って代わられた為と言われている。
   5)その他天然石など雑多

  サイの神は、形態も、その持ち物、仕草、すべてが「自由」!!
  その自由さが心惹かれるポイントかもしれない。

 ■伊豆半島の最古のサイの神は
   正徳4年(1714)(北伊豆方面のサイの神とのこと)。
   元文2年(1732)(南伊豆方面のサイの神とのこと)。
   弘化3年 (1846)片瀬浜のサイの神


 ■参考文献
   伊豆の史伝―下巻 石原驍
   東伊豆町の石造塔 東伊豆町教育委員会
   伊豆東浦路の下田街道 加藤清志
   伊豆のサイの神 後編 吉川静雄
   伊豆東浦路 現況調査報告書 伊豆歩倶楽部/伊豆東浦路調査委員会
  




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▼東浦路の旅(1-3)最初のサイの神さまとの出会い

2011-11-19 | 伊豆東浦路とサイの神
***本日の写真***

みんなを災いから守る、という気迫。




 ■久し振りの本格的な雨の日となりました。
  図書館で平井堅の「Ken'sBar」を借りて今かけながら書いています。
  しっとりとした歌声が、雨の音と溶け合っていい感じです~~。

 ■まきば商店のオバチャンのお陰で
  共同湯が解決したので
  いよいよ坂町へと入っていきます。

   

●10:02小さな時計台

   
   登り坂の分岐点に、ある時計台。
   それほど古い感じがしませんでしたので
   わりと最近作り変えられたものなのでしょうか?
   中に付けられた大きな時計は、正確な時刻を射していました。

●10:05 3体のサイの神との出会い

   分岐点を右に折れまもなく
   左側の民家の脇にきちんと整備された祭壇があります。

    

   近付いてみると

    

   向かって左側は浮彫単立像
   合掌されているように見えます。

   向かって右側は双神像
   磨耗が激しいですが、
   お二人の神さまが仲睦まじくいらっしゃる様子が見てとれます。
   伊豆半島内では、双神像は希少で
   わずか16基だけが発見されているそうです。
   そしてそのほとんどが中伊豆地区に存在するので
   この地にあるのはさらに貴重であるといえます。

   中央は丸彫単座像(弘化3年=1846年)
   座禅をするように足を組み
   右手に剣、左手には策(縄)あるいは数珠を持っていらっしゃる。
   どっしりとふくよかで、
   集落へ進入してこようとする災いをすべて防御してくれるような
   大きな安心感を与えてくれる像です。
   台石が像の形に沿って作られているのも
   安定感を感じさせる要因かもしれません。

 ■ところで、「サイの神さま」って??
  私も、この旅を始めるまで
  よく理解していませんでしたが
  これがまた、とても面白い。。。
  詳しくは次回以降で。 つづく



(1-0)プロローグ
(1-1)スタートは白田川河口
(1-2)片瀬湯波さんぽ道から坂町へ
(1-2-a)片瀬の共同湯

   




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▼東浦路の旅(1-2-a)片瀬の共同湯

2011-11-18 | 伊豆東浦路とサイの神
***本日の写真***

この建物、妙に気になるので。。。





 ■昨日はボジョレー・ヌーボー解禁日でした。
  ちょっとだけご馳走を作って
  『今年も美味しいワインに沢山出逢えますように』
  と願い事をしながら
  家族でかんぱ~い!
  
  初音のグラスには
  ぶどうジュースを注いで。

 ■さて、東浦路の旅は行きつ戻りつ。

  前回登場の共同湯。
  この赤銅色に塗られた素朴な建物が妙に気になります。
  使われているか否かは不明と書きました。

  「不明」というのはなんとも気持ちが悪くて。
  今日、ひろしが、まきば商店(釣具店)でコマセを買うというので
  一緒について行って、
  お店のオバチャンに聞いてみました。

  オバチャンの答えは意外にも
  「毎日使ってるよ!」

  え!!!

  その後は質問攻めです。

  この湯は、地区の人たちのための共同湯。
  男女別の広い湯船に、天然温泉!

  毎朝、頃合を見て当番の人がお湯を張り始め
  午後2時か3時ごろから使えるようになるとのこと。

  そして、夜9時になったら
  当番の人がお湯を抜き綺麗に掃除をし
  また朝を迎える。。。

  遊歩道が出来るまでは
  海側の窓は開け放たれ
  露天風呂のようにも使われていたそう。

  ということは!
  季節によっては
  海面に光の帯を描きながら
  ゆっくりと昇って行く月を見ながらの入浴も
  できると言う事です===!
  
   「こういうの、いいでしょう?!」

  と、オバチャン。

  銭湯ではなく、「共同湯」。

  究極の贅沢ですわ。

   注:一般向けの日帰り温泉施設とは
     全く性質の違う『湯』ですので
     勝手に利用するような行為は避けるようお願いいたします。

 ■オバチャンによると
  その昔、お店の前の道は、
  通勤通学で通る人が大勢いて
  バス通りでもあったということ。
  お店の隣りが、バス駅だったそう。

  今はひっそりと
  波の音がするばかり。


(1-0)プロローグ
(1-1)スタートは白田川河口
(1-2)片瀬湯波さんぽ道から坂町へ





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▼東浦路の旅(1-2)片瀬湯波さんぽ道から坂町へ

2011-11-17 | 伊豆東浦路とサイの神
 
(1-0)プロローグ

(1-1) スタートは白田川河口


 ●9:52 湯波さんぽ道

   

  海防の松に背を向け、
  熱川のビーチ方面に海岸沿いを歩くと間もなく
  片瀬海岸沿いに続く遊歩道の始点に着きます。
  片瀬海岸は今はテトラポットの海岸ですが
  50代のおば様に伺ったところによると、ご自分が子供の頃は砂浜だったとか。
  地中海風の『塀』が熱川方面へと続き、
  海や空が真っ青な時に歩くと、ここが片瀬だということを忘れてしまいそうな遊歩道です。
  
 ■遊歩道の始点近く、おススメのお店が一軒。

   
    お店の名前は「燦」
    お店の前の立派な松の木が目印です。水曜日定休。
    平日日替わりランチ¥680やおしんこチャーハン、
    お刺身その他のお魚料理もおススメです!

 ■と、ちょっと話が横道に逸れましたが。

 ●9:55 道標

 

  湯波さんぽ道の始点近く、赤茶色の建物(共同湯、とのことです。現在使われているかは不明)脇に
  小さな石の道標。

 

  『左 稲取・・・ 右 熱川・・・』と何とか読めます。
  裏には城東村青年団の文字。
  また片面には、御成婚記念の文字。
  昭和天皇もしくは現在の天皇陛下のご成婚の際に建てられた物だと考えられます。
  道路工事の際に、無造作に埋められてしまったのか
  下の方には、まだ続く文字がありそうです。

●10:00 坂町内へ

  

  道路を渡り、まきば商店と川口商店の間の坂道を右の方へ登って行きます。
  この辺りの集落は「坂町」と呼ばれています。つづく




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▼東浦路の旅(1)スタートは白田川河口

2011-11-17 | 伊豆東浦路とサイの神
***本日の写真***

白田川河口の風景。
白田川は鮎つりでも有名。波の強い日には、河口付近でシーバスを狙う釣り人もいる。




 ■必要な資料をコピーし、
  地図はポケットに。
  リュックには水筒とみかんと飴玉。
  東浦路を歩く旅を早速はじめましょう!!

  壮大な東浦路の旅のスタートは
  一番身近な白田川河口付近。北川を目指します。

 ● 9:45 白田川河口

     
    正面の小山の麓、伊豆急行線の線路が山すそを取り巻くように造られています。
    稲取からやってくる東浦路はこの麓を通っているようです。
    江戸時代までは、河口付近に橋がかかっていて、
    白田地区と片瀬地区を結んでいました。

 ● 9:50 海防の松

    

    白田川の片瀬側の岸に、一際目立つ大きな松の樹があります。
    
    江戸時代中期、外国からの脅威が高まり
    幕府は時の老中松平定信に伊豆巡視を命じます。1792年の事です。
  
    巡視の結果
    海上から村々の様子がわかり難くなる様
    松を植える事となりました。
    その様な目的であったため
    植えた松は元々大きく、現在樹齢250年の大木となっています。

    巡視一行はなんと350人越えの大所帯。
    江戸を3月18日に出発し、天城経由で下田着が21日。

    28日には下田を出発し、河津の浜村で昼食、その夜は片瀬で宿泊。
    その後、
    八幡野で昼食、宇佐美・宿泊、
    ⇒上多賀昼食、熱海・宿泊、
    ⇒湯河原昼食、小田原・宿泊⇒江戸に戻りました。

    昼食の休憩場所や
    宿泊地のスケジュールを見ていると、
    江戸時代の出来事であるはずが
    旅行会社のパンフレットを見ているような気分になってくるのが
    不思議です。

  ■ところで
   350人ものお侍さんの大行列を迎えた伊豆の人たち。
   片瀬ではもちろん宿泊施設もそれほどあったわけではないので
   民泊ということになったと思います。

   きっと大変な思いをされた事でしょう。
   右往左往振りが目に浮かんできます。

   またなぜ、通常宿泊地として選ばない片瀬などで宿泊をしたのか、
   理由はわかっていないそうです。(つづく)
 




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▼古道 『東浦路』~プロローグ

2011-11-15 | 伊豆東浦路とサイの神
***本日の写真***

資料を集めてみた。




  ■伊豆半島東海岸を通る道「東浦路(ひがしうらじ)」という古道を
   ご存知でしょうか?

   私は、つい先日、熱川のペンション仲間のオーナーさんに伺うまで
   知りませんでした。
   たぶん私だけではなく、
   伊豆の住人の多くが知らないのではないかと思います。

   伊豆半島東海岸には3本の道があります。
   国道135号線。
   それに沿うように(途中切れ切れになっている箇所もありますが)旧国道。
    (現在、国道135号渋滞時の回避路になっていますね)
   そして古道(東浦路)。
   
   東浦路ははっきりと記録は残っていませんが、
   平安時代から存在したとも言われています。

   ということは。。。伊豆に流されていた頼朝も歩いたかもしれません。


   現職の老中松平定信は総勢350名もの大部隊を率い
   海防・伊豆巡視のためにこの路を通りました。

   伊能忠敬は伊豆半島測量のために、ゆっくりと歩きました。

   神奈川沖で停泊中の黒船に乗り込もうとしていた吉田松陰。
   下田を目指し出航してしまった黒船を追いかけ、
   この路を走り抜けました。。。

  ■そんな由緒ある『路』について調査をした冊子を
   見せていただきました。

   通行止めになっていたりする箇所もあるようですが
   その殆ど100kmあまりを
   歩く事が出来るのがわかりました。

   いにしえの旅人たちが
   様々な思いで見たであろう風景を見ながら
   同じ土を踏みしめつつ
   今を生きる私が歩く。

   なんと壮大でロマンティックな事なんでしょう!
   
  ■ということで
   前置きが長くなりました。
   
   これから何年かかるかわかりませんが
   時間をみつけ
   下田から湯河原までの東浦路を歩いてみようと
   決めました。

  ■ただ歩くのではもったいないので、
   歩くと決めた区間にある歴史を知り
   道端におかれた「サイの神様」に子供たちの健康を祈りつつ
   野鳥の声を聞き、野に咲く花を愛で
   たまには地域の人とおしゃべりをしてみたり
   カフェでお茶をしてグルメレポートを書いてみたり。。。。

   時には路を急いだ吉田松陰さんを偲びランニングしてみてもいいかも。

   盛りだくさん。

   少し前からはじめた
   伊豆半島の巨樹めぐりも合わせ
   さあ、これから楽しくなりそうだ。




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▼猫は知っている@熱川海岸

2011-11-11 | にゃんこLOVE
***本日の写真***

上下ヒーティング・システム





 ■いよいよ寒くなってきました。
  少し気温の下がった日、
  まどろみ中のにゃんこに出逢いました。

  ここは熱川のビーチ沿いにある歩道の脇、
  鉄板の下には、余剰(排水?)温泉が流れています。
  手を当てるとほんのり温かい。

  上からは、
  エンジンを切ったばかりの観光バスの温かさ。

  「ふあ~~、極楽」

 ■この子は
  いつも大体この辺であそんでいるにゃんこで
  私たちは「うすいにゃんこ」または「うすいさん」と呼んでいます。
  茶トラのようだけれど、ごくごく薄い茶色の被毛。
  身体がノラらしく薄い。
  表情が暗く、幸、薄そう。。。

  撫でてあげようと手を伸ばすと、びくっっ。
  おねだりするでもなく、スリスリするわけでもなく、
  でも、何となく近くにいる。
  ――そんな猫です。

 ■夏前だったでしょうか。
  毛並みが荒れ、暗い表情はさらに暗く、
  辛そうにしゃがんでいた事がありました。

  お腹に触れてみると、膀胱がぱんぱんに脹れ。。。

  猫を飼っておられる方ならすぐにピンとこられた事でしょう。

  うすいさんはオス猫。
  ご近所の方などから頂くごはんはドライフードが多い。
  気温が上昇し、飲水が確保できていない。
  
  多分尿路閉塞。

  うちでは飼ってあげることはできないし、
  私は猫アレルギー(涙)。
  どうしてあげる事もできず
  ただ、元気になって、と願うばかりでした。

 ■どなたかが獣医さんに連れて行ってくれたのか
  自力で治したのかは定かではありませんが
  夏を越え、秋も過ぎ、冬になろうとしている今、
  こうして賢く快適な場所を探しながら
  元気に過ごしています。

  がんばれ、うすいさん。





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▼あげあんぱん~~♪

2011-11-09 | 伊豆のおみやげ物
***本日の写真***

カロリーがどうのこうのって、とりあえず今だけ、そんな事は考えないようにしましょう。




 ■寒くなると、
  あまぁ~~い物も食べたくなります。

  こちら、地元(稲取)では知らない人はいないでしょう。
  藤辺製菓のあげあんぱん。

  お店は港の前、徳造丸さんの前を通り過ぎて
  正面にあります。(分かり難い??)

  お店にも買いに行った事がありますが、
  店前の道路が
  心なしかベトベトしていたのは
  あんぱんに大量にまぶされたグラニュー糖のせい??
  
 ■とにかくハイカロリーな物を全て集めたようなこのあんぱん。

  美味しいんです、とっても!! 涙が出るくらい。。

  しっとりとしたパン生地に
  少しだけ塩を利かせたあんこがた~~っぷり。
  グラニュー糖のザラっとした舌触り。

  あげぱんなのに、くどくない。(だからついつい買っちゃうの)

 ■伊豆高原のルフィアージュさん(←ココ大好きなんです)みたいな
  おしゃれな今時のパン屋さんの対極にある
  超地元密着型パン屋さん。
  
  少し前から
  いつもではなさそうですが
  スーパーの食品売り場でも販売してくれるようになって、
  みつけたら、嬉しくて!




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▼仮面ライダーとキムチの関係

2011-11-08 | 私のお楽しみ♪
***本日の写真***

伊豆とは全く無関係ですが。。。スーパーにて




 ■立冬です。
  さすがに少し寒くなってきました。

  寒くなってくると、
  唐辛子系の食べ物で身体を暖めたくなります。

  先日スーパーでキムチを選んでいたら、
  「仮面ライダーキムチ」を見つけました。
   しかも、一号。。。。
  たぶん、仮面ライダーとは全く関係のないキムチでしょう(爆)。 




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▼稲取のB級グルメを色々と。。。

2011-11-07 | 伊豆のおみやげ物
***本日の写真***

このホッカホカのお饅頭の中身は???
湯気の向こうに、HAPPYな笑顔の花月製菓のご主人。






 ■日曜日の午後、小雨の中、下田に行ってみました。
  目的は、『伊豆大特産市 in 開国下田みなと 』というイベントを
  覗きに行く事。

  伊豆半島南部地域の商工会、及び商工会議所が開発した
  特産品や地場産品などを集めた即売会らしいです。
  近頃、農業祭や、フリーマーケット、○○市、と名称は様々ですが
  伊豆各地域のみんなが頑張って
  伊豆らしい物を展示したり販売したり、が盛んになってきました。
  
  どこで、何が行われているかを
  私たちは結構マメにチェックしていますので、
  お泊りの際には、「今日、何か面白いイベントなぁい??」
  とぜひ、訊ねてください。

 ■さて、伊豆大特産市。
  興味をそそる物がたくさん出ていましたが
  全てを食べる訳にもいかないので、

  地元稲取のブースを先ずは覗いてみました。

   

   「さんが」とは生姜、玉ねぎ、大葉の「三香」のこと
    
    地元でとれたアジなどの魚に、これらを加え、
    「生」「焼く」「揚げる」などの調理法で作られた郷土料理です。
    各家庭でも微妙に味が違うそうで、
    興味がありますね~~。

   この日は、ハンバーグ状にした「焼きさんが」を
   トルティーヤにはさんだ物を販売していました。

      
   
   味はさっぱりと、
   お魚の香りも香ばしく、
   ヘルシーなファーストフードでした。

 ■そのお隣りでは、

  稲取では知らない人はいない、超有名なお菓子屋さん
  「花月製菓」さんが出品

   キンメの味噌漬饅、キンメの煮付け饅、
   イカ墨饅
   ニューサマーオレンジ・カスタードクリーム饅


   

  たっぷりと、キンメダイが入っています。
  ほんのり甘いお饅頭の皮と
  優しいしょっぱさの味噌漬けがとても合っていて
  私はコレが一番好きでした。  


 ■さんが、は
  稲取の飲食店13軒で食べる事ができます。

   稲取さんがが食べられる店

  キンメ饅は、
  毎週土曜日と日曜日、そして祝日に開催される港の朝市で
  食べられます。

    場所は東伊豆町役場の駐車場1階で、稲取港の目の前です!
    (駐車場充分あり!)

  




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   宜しかったら、HPも覗きにいらしてください!内田 夏樹
11/6(日)は伊豆大特産市 in 開国下田みなと が開催されます。
伊豆半島南部地域の商工会、及び商工会議所が開発した特産品や地場産品などを一堂に集めた即売会が行われます。

▼50年前の夢の競演。

2011-11-06 | 東伊豆観光
***本日の写真***

片岡千惠蔵 大川橋蔵 若山富三郎 北大路欣也 山城新吾 村田英雄 林家三平 特別出演・森繁久弥

AND MORE!!






 ■先日、伊豆高原にある「伊豆高原ビール」の売店へ行った時こと。
  壁にレトロなポスターが何枚か貼ってあるのに気付きました。

    

  12/8 歌と踊りのグランドショー(伊豆急開通前夜祭)

  昭和36年の出来事です。

  伊豆東海岸に、伊豆急行が開通しました。
  その頃の事は、全く知る由もありませんが
  この伊豆急開通前夜祭のそうそうたる出演者のお名前から察するに
  伊豆の住民の喜び、期待、は
  かなりのものだったと想像されます。

  「みんな待ってた伊豆急行♪」と子供たちは口々に歌っていたそうです。

 ■伊東と下田を結ぶ伊豆急行線は
  今年、開業50周年を迎えます。
  伊豆らしい風景を次々と見させてくれながら走る列車です。

  ボディーが真っ黒な「黒船電車」や
  普通乗車券で乗ることの出来る、パノラマ電車など
  エンターテイメント性も高いと思います。

  走る本数が、首都圏で生活している方からしたら
  ビックリするくらい少なかったり、
  JR伊東線との接続を上手く考えずに乗ってしまうと
  エライ時間が掛かってしまったり、
  運賃がちょっと高かったり、

  色々ありますが、

  これから先も、ずっと歴史を刻んでいって欲しいです。








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▼旅を続ける蝶~アサギマダラ

2011-11-03 | 昆虫
***本日の写真***

今年は、余り見かけないのが残念。



△アサギマダラ; タテハチョウ科マダラチョウ亜科
             大きさ;43~65mm 分布;関東以西の本州




 ■11月に入り、色々な事から秋の深まり、冬の訪れを感じます。
  その中の一つ、アサギマダラとの再会。
  
  アサギマダラは
  4~5月に最初の羽化をし、その後発生を1~2回行いながら、
  上昇気流に乗って南から北へ、低地から高地へ移動。
  また秋になると北から南へ、高地から低地へ
  数100キロから1000キロ以上を移動していく蝶。

  うちの近くでは、はっきりとは言えませんが
  秋の半ばから終わりの頃見かける蝶です。

  飛ぶ姿は、ふわりふわりと実に優雅。
  そのため、素人カメラでもこのように美しい姿を捉えられるわけです。




  ■アサギマダラの食性は特殊です。
   
   オスは成熟するためにPA(ピロリジディンアルカロイド)を摂取する必要があり、
   それが含まれる植物の群生地に多く集まります。
   
   最も代表的な花はヒヨドリバナ、ミツバヒヨドリ、フジバカマなどフジバカマ属の花。
   キク科の植物に集まることが多く、アザミやツワブキなどもよく集まる花です。

   このアルカロイド(毒性物質)を体内に蓄積している為、
   アサギマダラが仮にクモの巣にかかっても、クモは食べないらしい。

   最近、うちの近くでこの蝶を余り見かけなくなったのは、
   シカの食害のため、
   植物相が単一化しているためなのでしょうか。

   以前は、アサギマダラの撮影をしていると
   知らないうちに彼らに取り囲まれている事さえあったのに。。。。

   (今日の写真は、今年の蝶ではないのです。残念ながら。。。。)

  ■成虫の状態も非常に美しいけれど
   幼虫もなかなかなのです!



  
   この美しい蝶々の幼虫の食草は、キジョラン。
   毒性のあるガガイモ科の植物。
   蔓状に林の中の樹に巻きついています。

   アサギマダラは幼虫時代からこの葉っぱの毒を体内に蓄え
   外敵から身を守っています。

   林や森が失われることで
   キジョランも失われ、
   幼虫の食草が失われ、
   アサギマダラが遠ざかる。。。

   来年は、少しでも多くのアサギマダラに会えますように。。。

 

  




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