◆ペンションエルブルズ◆INO-SHIKA日記part2

天城山麓、標高620mに建つ料理自慢のペンションエルブルズ。そこに住む面白家族と変化に富む伊豆の自然をお楽しみ下さい♪

▼天城連山の名前を復習してみよう!!ついでに民話もご紹介。

2011-12-11 | エルブルズからの風景
***本日の写真***

エルブルズ玄関前からの風景




 ■昨夜は、皆既月食をご覧になりましたか?
  エルブルズでは1/3ほど欠けたところで月は雨雲の中へ。残念!
  そして翌朝。雲ひとつない青空!!

  来い青空をバックに、くっきりと天城連山が浮かび上がり
  素晴らしかった!

  そう言えば、このブログで天城連山のご紹介をしていなかったので
  あらためてご紹介。

 ■天城連山の最高峰は「万三郎岳」
  シラヌタの大杉奥の林道から歩くと
  私の足で、休み休みながら150分ほどで到着します♪
 
  万三郎岳からは富士山も拝めます。

 ■さらに尾根沿いの歩道を歩く事、約60分。
  万二郎岳に到着します。
  
  万二郎岳山頂から少し降りたところから
  我が家の方向を見た写真が
  コレ!(数年前に撮影)



  自分の足で出掛けて撮影した1枚は、感慨深い物があります。

 ■さて、この山の名前、人の名前なのですが、
  こんな民話があります。

  その昔、伊豆の国に万太郎、万次郎、万三郎という仲のよい兄弟の天狗がおりました。
  万太郎は西伊豆の達磨山に、
  万次郎は天城の万二郎岳に、
  万三郎は天城の万三郎岳にそれぞれ住んでおりました。
 
  末っ子の万三郎には美しい妻おりました。
  ある日、八丁池の青い水に美しい姿を映しながら、洗濯をしていると
  なんと頭が七つもある大蛇が、美しい万三郎の妻を自分のものにしようと、近寄ってきまました。
  彼女の悲鳴をきいてかけつけた万三郎が、
  大蛇に、剣を抜いて勇ましくいどみかかった所、
  林の中に逃げて行きました。
  
  しかし、執念深い大蛇の事、またやってくるだろうと考えた万三郎は、
  兄の万次郎に相談し、
  八丁池のほとりに七つのタルを置き、このタルに強い酒をなみなみと満たして待ち構えました。
  翌日、思った通り、大蛇がやってきましたが、
  この大蛇、酒が大好き。頭も上げずひと息にタルの酒を飲み干してしまいました。
  すっかり酔いのまわった大蛇を、
  万次郎、万三郎の兄弟天狗は、刀でずたずたに切り裂きました。
  八丁池の水は大蛇の血が流れ込んで、赤く染まり、
  そこに住んでいた白い腹のいもりは、腹が赤くなってしまいました。
 
  そして、このとき使った七つのタルは、兄弟の天狗によって河津川に捨てられ、
  河津七滝の滝壷になったとさ!!

 ■シラヌタの池のイモリはアカハライモリ。
  このとき以来、お腹が赤いのね~~。

  七滝をナナダルと読むのは、そういう事なんだ~~。

  あれ、万太郎さんには、相談しなかったの???

  民話って面白いなぁ。





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▼庭で見つけた色々(虫系が苦手な方はご注意!ご覧にならない方がいいです)

2011-12-09 | 動物など植物以外の生き物
***本日の写真***

庭にひっそりと。竜胆(リンドウ)




 ■ちょっと寒かった午後、庭に出て見ました。
  落ち葉をかさかさとさせながら歩いてみると、
  リンドウの株が4つほど!!

  以前は、家の周りに沢山あったリンドウでしたが、
  鹿の食害?殆ど見られなくなっていたのです。
  こんなところに
  嬉しい発見。

  リンドウの根っこは、漢方では健胃成分として使われ、
  非常に苦いそう。
  竜胆⇒竜の胆嚢ほど苦い、ということ。

  なので、鹿が食べてしまってなくなってしまったのかは疑問ですが
  庭のローズマリーやタイムも食べる鹿のことだから、
  リンドウも食べるかもしれません。

  よっぽど胃がもたれているのかと思っちゃいます。

  リンドウは日光が充分にないと蕾を開けません。
  今度、快晴の昼頃にまた見てみようと思います。

 ■さて、二つ目に見つけたもの。

   


  初めて見ました!
  『モズのはやにえ』です。

  モズは留鳥なので一年中その地域に住んでいるはずですが、
  秋になると採食地の確保の為、高い樹の上などにとまり、
  高らかに「キリッキッキッキッ・・・・・」と高鳴きをし
  突然その存在を思い出します。

      


  これは近くの電信柱の上で高鳴きをしていたモズですが
  どうやらメスのよう。
  採食地の主張なので、メスも鳴きます。

  モズは、昆虫、かえる、トカゲなどを捕らえたあと
  枝に突き刺して食べます。
  食べ忘れた物や、残った大部分の残骸のことを速贄(はやにえ)と言います。
  獲物の大分を残したり、食べなかったりすることは、
  縄張りの主張をしているからだとも考えられています。
  また、はやにえを食べに来たりすることもあるそうです。

  知識としては知っていましたが
  この目で見たのは初めて。
  ほんとに、そんなことをするの~?ぐらいに思っていました。

  まぁ、器用に刺している事!!

  虫が嫌いな方にはちょっと嫌な画像だと思いますが
  私は、ちょっと感激してしましました。 




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▼時間はどんどん過ぎていってしまう、そして、色んな楽しい事も忘れてしまう、ということ。

2011-12-06 | 私のお楽しみ♪
***本日の写真***

撮影・娘  ちょっとトリミングしてみました。




 ■また今日は、寒かったですね。
  お陰で、エルブルズのある山の紅葉は、どんどん進んでいます。
  モミジは少ないので、真っ赤にはなりませんが
  山全体が黄金色に変ってきています。
 
 ■夕方、初音が学校の帽子の中に何やら入れて、
  ニコニコしながら私のところにやって来ました。

  「何が出るかなぁ~~~、引いてみて

  帽子の中身は、ちっちゃくたたんだ紙切れがいっぱい!

  1つ引いてみました。

    「小吉」

  明日も引かせてくれるそうです。
  明日は「大吉」が引きたいなぁ。

 ■今朝は今朝で、予定時刻よりチョイ寝坊。
  急いで朝の仕度をしなくてはならないのに、娘が行方不明。
  
  ふと、部屋の隅の方を見たら、かくれんぼ、してました
   
  「みつかっちゃったぁ」だって!  

  「はやくしなさぁ~~~~~い!」と怒る気も失せて
  大笑いしちゃいました。

 ■こんな楽しい時間があったこと
  時間が経つと、きっと忘れちゃう。
  だから、ちょっと、書き留めておこう、と思ったわけ。
    




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▼なが~~~いカボチャ

2011-12-02 | 伊豆のおみやげ物
***本日の写真***

注)このバナナは、モンキーバナナではありません。




 ■スーパーで、「東伊豆産 南瓜」とあっさり書いてあるわりに
  ちょっとビックリする野菜を見つけました。

  

  中を割ってみると、
  下の方半分位までには、こんな風に種が。
  上半分は、種無しの棒状のカボチャ。

  

  切ると、切り口から水分がじゅわ~~っとあふれ出てきました。
  まずは、そのままゆでて食べてみました。
  甘みはそれほど強くありませんでしたが、ほっこりとカボチャらしいカボチャ。

  とてもおいしかったです。

  そしてこのお値段。この大きさで¥98!!
  長いけれど細いので、包丁を入れやすい!!

  種は小さめだったので、天日で乾かして
  オーブンでロースト。
  本来なら外の白い皮を剥いて中身の緑色の部分だけ食べるのだろうけれど
  もう、まるごとパリパリと♪

  冷蔵庫の中ではちょっと邪魔物扱いされそうな大きさですが、
  ゴミゼロのカボチャ。
  みつけたらぜひ、買ってみて!!





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▼東浦路の旅(1-5)村境から、馬頭観音像群

2011-12-01 | 伊豆東浦路とサイの神
***本日の写真***

観音の中で唯一「怒り顔」の観音~馬頭観音のはずですが。。。
この馬頭観音(弘化4年=1847年)は、優しいお顔@熱川小学校裏門



●10:37 片瀬と奈良本の村境

 『左 いとう』という道標に従い、左の方へ旅を進めます。
 登り坂は急な斜面に沿って、九十九折れに続きます。

  

 今でそ、コンクリートで舗装され歩きやすくなっていますが
 かつてはもちろん土の道。
 多分岩などもごろごろしていたことでしょう。

  

 雨など降った日には、
 この急坂を勢いよく水が流れて行ったに違いありません。

 坂を登りきり
 薄暗い場所から明るい場所に出る地点が、片瀬と奈良本の村境であった場所です。
 昔この辺りに、村境を示す大きな松の木があったそうです。
 村境の松だから『境松』。
 現在、熱川小学校のすぐ脇にある商店の店名は「さかいまつ」。
 かつて、境松に一番近い場所に、このお店の店主の家があり、
 屋号が「さかいまつ」であったことから、
 店名を「さかいまつ」としたそうです。

 

 注意してみると、小さな石の塊が樹の下にあるのに気付きます。

 

 目を凝らすと、何文字かが浮き出てきます。
 『信士』『享保三年』(=1718)『向町 向山』などと書かれているようです。

 どなたかのお墓か、峠で旅人の安全を祈るお地蔵様か。
 ここまで、崩れてしまうと判断が出来ません。
 更に風化が進む前に、きちんとした記録を残していかなければなりませんね。

●10:45 熱川小学校

 片瀬の浜から、ゆっくりと周囲を眺めつつ、写真撮りつつ、
 小学校の校庭の下まで約45分でした。

  

 東浦路はこの分岐点を右側に進む路ですが
 今回は、東浦路を少し逸れ、
 左側へ回り、熱川小学校の裏手にある馬頭観音群を見に行ってみました。

  

 元々この場所に建てられたのではなく、道路工事などの際に一箇所に集められた感じです。


  
 江戸後期から明治にかけての石造のようです。


★馬頭観音★
  馬頭観音は、観音菩薩の変化神の1つで、
  他の観音菩薩が慈悲深い表情をされているのに対し
  唯一忿怒の表情を表している。(東伊豆にある馬頭観音は慈悲相が多い)
  頭上に馬頭を戴き、胸前で馬の口を模した「馬頭印」という印相を示すことから
  牛馬の供養や無病息災祈願と結びつき
  牛馬に関係のある職業の人々によって作られた講や個人によって信仰され
  村境、交通難所、屋敷内など建立された。
     
  






(1-0)プロローグ
(1-1)スタートは白田川河口
(1-2)片瀬湯波さんぽ道から坂町へ
(1-2-a)片瀬の共同湯
(1-3)最初のサイの神さまとの出会い
(補足)サイの神/参考文献
(1-4)巡礼者の足跡