今年は、余り見かけないのが残念。
△アサギマダラ; タテハチョウ科マダラチョウ亜科
大きさ;43~65mm 分布;関東以西の本州
■11月に入り、色々な事から秋の深まり、冬の訪れを感じます。
その中の一つ、アサギマダラとの再会。
アサギマダラは
4~5月に最初の羽化をし、その後発生を1~2回行いながら、
上昇気流に乗って南から北へ、低地から高地へ移動。
また秋になると北から南へ、高地から低地へ
数100キロから1000キロ以上を移動していく蝶。
うちの近くでは、はっきりとは言えませんが
秋の半ばから終わりの頃見かける蝶です。
飛ぶ姿は、ふわりふわりと実に優雅。
そのため、素人カメラでもこのように美しい姿を捉えられるわけです。
■アサギマダラの食性は特殊です。
オスは成熟するためにPA(ピロリジディンアルカロイド)を摂取する必要があり、
それが含まれる植物の群生地に多く集まります。
最も代表的な花はヒヨドリバナ、ミツバヒヨドリ、フジバカマなどフジバカマ属の花。
キク科の植物に集まることが多く、アザミやツワブキなどもよく集まる花です。
このアルカロイド(毒性物質)を体内に蓄積している為、
アサギマダラが仮にクモの巣にかかっても、クモは食べないらしい。
最近、うちの近くでこの蝶を余り見かけなくなったのは、
シカの食害のため、
植物相が単一化しているためなのでしょうか。
以前は、アサギマダラの撮影をしていると
知らないうちに彼らに取り囲まれている事さえあったのに。。。。
(今日の写真は、今年の蝶ではないのです。残念ながら。。。。)
■成虫の状態も非常に美しいけれど
幼虫もなかなかなのです!
この美しい蝶々の幼虫の食草は、キジョラン。
毒性のあるガガイモ科の植物。
蔓状に林の中の樹に巻きついています。
アサギマダラは幼虫時代からこの葉っぱの毒を体内に蓄え
外敵から身を守っています。
林や森が失われることで
キジョランも失われ、
幼虫の食草が失われ、
アサギマダラが遠ざかる。。。
来年は、少しでも多くのアサギマダラに会えますように。。。
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