◆ペンションエルブルズ◆INO-SHIKA日記part2

天城山麓、標高620mに建つ料理自慢のペンションエルブルズ。そこに住む面白家族と変化に富む伊豆の自然をお楽しみ下さい♪

▼江戸時代と現代をつなぐ物~ハコネシダ

2009-12-22 | 植物
***本日の写真***

観賞植物としても人気のあるアジアンタムの仲間






 ■先日、白田の山で色々なシダの勉強をしました。

  その中の一つ、「ハコネシダ」。

  さわさわ~~~とゆれる可愛らしく柔らかい葉が特徴の
  『ヴィーナスの髪』 の別名で呼ばれている
  アジアンタムの仲間です。

 ■日本が鎖国し、外国人が長崎出島に隔離されていた時代、
  彼らが日本国内を旅できる唯一のチャンスは
  オランダ商館長の江戸参府の時だけ。
  しかも、商館長、書記、医師の3名だけだったそうです。

  元禄3年(1690)、
  長崎に着いたドイツ人博物学者ケンペルは
  翌年の1月、江戸参府に医師として随行し
  三島から箱根を越え、小田原から江戸に入りました。
  
  途中、箱根山でこのハコネシダに出会い、
  そのほか数多くの植物といっしょに
  彼の著書「廻国奇観」によって
  世界に紹介され認められた植物の一つなのです。

 ■ハコネと名前がついていますが
  箱根だけに分布するシダではありません。
  全国に生育するシダですが
  数は減っているとの事。

  ハコネシダに限らず、
  自然の植物は生まれて育ったその場所にあるから美しい。
  300年前に
  ケンペルたちが見たハコネシダやそれを取り巻く自然。
  現在と、どれほど変わってしまったのだろうか。
  それとも、所によってはあまり変わっていない?


  

▼エルブルズのお魚料理色々。

2009-12-19 | エルブルズの料理
***本日の写真***

北川産・真鯛のローズマリー焼きレモンソース
南伊豆産の菜花をそえて・・・・






 ■一昨日からの地震では
  皆様より、沢山のメールやお電話を頂き
  本当に有難うございました。

  被害の様子が多くのマスコミにより報道されていますが、
  幸い、ここ東伊豆一帯では、特に被害もなく
  ここまでお越しいただく道路関係も
  通行止め箇所もなく
  いつも通りの生活を行うことができております。

  これから先、
  エルブルズに行ってみたいナァと思われているお客様、
  ならびに、ご予約を頂いているお客様でご心配な方は、
  どうぞご遠慮なく
  お電話などで状況の詳細をお尋ね下さい。
  

 ■さて、今日の写真のお魚、「真鯛」ですが
  先日、
  シェフにお任せSPディナープランをお申し込み頂いたお客様への
  メイン料理の一つとしてお召し上がりいただきました。

  白田は、伊東港や北川の定置網、稲取港、下田港などなど
  周辺に数多くの漁港があり
  常に素晴らしいお魚を仕入れることができる場所であること、
  住んでみてから知りました。

  お客様にお召し上がり頂くお魚は
  その日の状態によって様々ですが
  この日は、白田の少しだけ北側の「北川定置網」にかかった
  天然の真鯛を調理させていただきました。

  お魚を捌いているひろしが
  
  「この身、すごい旨そう。。。。。」とつぶやいています。。。。

  つややかな白身は
  きっと、オーブンの中で更に甘みを増し、
  金目鯛のアラや野菜、ハーブなどから作ったベースに
  ナイショの色々を加えたソースに絡んで
  更に更に美味しくなってくれていることでしょう~~>



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    伊豆・本格料理と貸切り露天風呂の宿【ペンション エルブルズ】

   宜しかったら、HPも覗きにいらしてください!

  

▼12月中旬のもみじ狩り@白田川

2009-12-15 | 熱川観光
***本日の写真***

白田川上流のイロハモミジ






 ■先日の晴れた暖かい日、
  稲取で開講中の植物観察勉強会の関係で
  山田先生の指導の下
  白田川上流に紅葉狩りに行ってきました。

   「いってみよう、本州最後のイロハカエデの紅葉狩り」の会です。

 ■国道から山側へ折れ、
  エルブルズに向かってミカン畑の間の道を
  どんどん走ります。

  やがて、橋が現われ、
  エルブルズへはその橋を渡り、更に山の上に登っていきます。

  今回は、この橋を渡らず、
  そのまま、白田川沿いの林道を登って行きました。

 ■途中、もう一つの目的である
  「シダ類」の観察を行い、
  山田先生から、沢山のシダの解説を受けました。
  全く知らない分野なので
  とにかく名前とお話をメモり、
  写真を撮り、
  家で復習!
  雨の多い天城ならでは、豊富なシダ類。

  これも面白くて、困ってしまいます。

  自分で消化してから、
  またブログでぼちぼちご紹介したいと思っています。
 
 ■更に上流方面へ車を進め、
  モミジの美しい場所を散策します。

     


  三脚なし、フィルターなしの撮影ですが
  モミジの美しさに助けられ
  こんな風景をおさめることが出来ました。
     

     

  ■林道はあまりよくない道で、
   雨上がりなどは特に注意も必要ですが
   なんとか通れます。
   
   まだもう少しこの風景を拝むことが出来そうなので
   シダの復習もかねて
   もう一度行ってみようかと思っています。
     

▼クリスマスのチーズケーキ

2009-12-11 | エルブルズの料理
***本日の写真***

ちょっとだけクリスマス。






 ■先日、自家製チーズケーキのご注文をお客様から頂きました。

  「少し早目のクリスマスって雰囲気で~~」

  とリクエストをいただいたので
  こんな風にしてみました。

 ■館内には
  開業の年から飾っているクリスマスツリーを置き
  クリスマス気分が少しずつ盛り上がってきました。

  はつねはどうやら
  サンタさんのなぞを突き止めたようで、

  それでも
  まだ、半信半疑で。。。。。

  はつね「(ちょっと、にやにやしながら)
      今年、サンタさんには何をもらおうかナァ?」
       
  私「サンタさんは忙しいので
    3年生の子供の家にはもう来れないってさ~~」

  はつね「え~~~~~~!来ないのぉ~~!
       (一瞬、間があいてから)
      でも、気分の問題だからさぁ~~」

  私「!」

  何事にも素直なはつねが、
  サンタ問題をどう解決するか、ちょっと心配していましたが
  何のことはない
  自分の中で、上手く折り合いをつけたようです。 

  次は、来年の春、雛人形問題の解決に向け
  悩む(そんなに悩んでないけど)日々です。

   注:雛人形問題、とは
      お雛様は、みんなが見ていない時にこっそり動き出し
      雛あられを食べる。
      お客様が多いと、動く暇がなく、
      お雛様的に、非常に困る。

   

▼伊豆の瞳

2009-12-08 | 東伊豆観光
***本日の写真***

一碧湖。対岸の丘陵の上には矢筈山(ゲンコツ山)。






 ■よく晴れ暖かかった日曜日、
  一碧湖へ行ってきました。

  一碧湖は、白田から国道135号線を伊東方面へ35分程走り
  そこから国道を折れ少し行った所にあります。
  (凄くアバウトな説明ですいません)

  去年から、ここの見事な紅葉を見たいと思っていましたが
  ようやく行けたのがこの時期。
  残念ながら、最盛期は過ぎてしまった感じでした。

  それでも、
  こんな気持ちのいい日にお散歩するには最高の場所。
  ゆっくり歩いて、約1.5時間の楽しい時間。

 ■一碧湖には、
  火山の火口のごく近辺でしか観られない火山弾を多く含む堆積物が分布。
  およそ10万年前に起きた激しい水蒸気爆発によってできた
  火口湖(マール)であると考えられています。

  およそ5000年から4000年前、
  南南西におよそ4キロメートル離れた大室山が噴火し、
  流出した溶岩の一部が湖の西側の一部にかかって、
  ほぼ現在の形ができ上がりました。

 ■無料駐車場に車を停め
  まず、沼池から歩き始めます。

   

  沼池は、葦が生える小さな池。
  数多くの水鳥を観察することができます。

  

 ■道路を渡り
  一碧湖本体ともいえる大池を廻ります。

  

  与謝野鉄幹、晶子が多くの歌を詠んだ場所として有名だったり、

  今の天皇が皇太子時代に
  シカゴ市長から送られたブルーギルの孫を
  6000尾(!)試験放流した場所としても知られています。
   (このことに関しては、在来魚などの生態系の破壊につながり
    陛下も心を痛められているとかいないとか。。。。)

  

  沼池とは全く違う風景。
  池の中には、いくつかの小島があり、
  コントラストをつけてくれています。

  

  来年こそは、
  一碧湖で紅葉狩りをするぞ、と
  誓うのでした。。。


▼紅葉のシラヌタの池

2009-12-03 | パワースポット!シラヌタの池
***本日の写真***

秋のシラヌタ






 ■シラヌタの四季~というお題で写真を集めて
  エルブルズにお越し下さったお客様にご覧頂けたら~~
  と思ったのが夏前。

  ところが、どこを探しても
  秋の写真が見つかりません。

  秋まで待って、
  紅葉の写真を加え完成、ということで
  ちょうど見頃の頃に出掛ける計画を立てていましたが
  いい具合の光が入るだろう日や時間に行けず仕舞い、
  とうとう、こんな時期になってしまいました。

 ■この日も、出掛けられたのが午後。
  快晴でもないし、家の周りのモミジはすっかり散ってしまっているは、で
  見事な紅葉は期待薄でしたが池への橋を渡ります。


  ところが、吊り橋の上で雲が去り
  ちょっとだけ日差しが!!

      


  うちより、少し高度の高いシラヌタですが
  風あたりの関係でしょうか
  まだまだ、美しい紅葉が見られました!やった~~間に合った!

 ■池に向かって左側に
  大きなモミジの樹があり
  これが池へす~~っと手を伸ばしている、
  これを撮影したくてやってきました。
  一気に目の前に広がる「シラヌタの秋」の風景が見たくて
  視線を足元に落として最後の坂を登ります。

  さて!  

  期待していた真っ赤なモミジの紅葉は見られませんでしたが
  色見本のように様々な色に変化した木の葉の美しいグラデーションと
  それを映す鏡のように静かな池が印象的。
     

 ■池を左から一巡り。

    

  紅葉したモミジの葉を、陽に透かしてみてみたり。

    

裏に廻って眺めてみたり。
    


      
■一時間ほど池を楽しんでいたら
  もう日が翳ってきました。

  妖艶な雰囲気。

   

 ■家に帰って写真の整理をして思った。
  もっと写真の勉強したいナァ。
  あの色、あの広がり、捕らえていないナァ~~。
  
  でも大丈夫。
  (最近ちょっと怪しくなってきたけど・爆)
   超高性能カメラ「自分の目」でよく見て
  (こちらも怪しいぞ)大容量メモリ「自分の脳」に
  たっぷり保存してきたから。
   
 ■これからの季節
  夕方にシラヌタへ行かれる方は、時間に要注意です。
  特に、写真をとろうと思っておられるお客様は
  朝食前か、チェックアウト後の午前中がおススメです。

▼そもそも、熱川って?&熱川での釣り

2009-12-01 | 熱川観光
***本日の写真***

熱川の堤防






 ■いきなりですが
  太田道灌、と言う人物をご存知でしょうか?
  1457年、
  徳川家康が江戸城にやってくるずっと前に
  江戸城を築城した武将です。
  道灌が造った江戸城は、現在の江戸城の内本丸の一帯で、
  自然の地形を利用した中世的なものだったそうです。

  で、その道灌が天城山に狩にやってきた折、
  湯煙が立ち上る川を見つけ立ち寄ると
  川辺に傷ついたイノシシやサルが集まっている。
  その熱い川を「熱川」と命名し、
  道灌自身もこの川で湯浴みをしてみたところ
  わが身を疑ってしまうほど元気百倍!
  そんな素晴らしい温泉湧き出る神のご加護厚いこの地から、
  江戸城築城のための石切りを行うことを決意したそうです。

 ■道灌という人物の名前は
  ここに住んでいるので、何度となく聞いたことがありましたが
  どんな人物かは知りませんでした。
  今回、あらためて調べてみましたが、

  
    15歳のころ、おのれの才をひけらかす資長(道灌)を、父資清が、
   「障子は、真っ直ぐであるから立つのであって、曲がっていては立たない
   と戒めると、
    資長(道灌)は屏風を指し、
   「これは曲がっているから立ち、真っ直ぐでは立ちませぬ」
    と反論したという。

  なんていう、屁理屈クン、おッと失礼、頭の切れる?人物だったとか
  結構面白いエピソードが色々判りました。

  
 ■太田道灌が「熱川だ」と言った川は
  今でも湯煙を上げながら、温泉街を通り海に注いでいます。

  その熱川の海、
  昨日ご紹介した足湯と反対側(駅から行くと右側)に
  小さな堤防があります。

  オーナーのひろしも時々覗くことがありますが
  大抵毎日、数人の釣り人が釣りを楽しんでいます。

  堤防の砂浜よりではシロギス、
  シロギスを餌にしてのヒラメ。
  堤防のテトラポット側では、メジナ、
  夏から秋には、堤防の先端で回遊してくる青物狙いもできる。

  そんな堤防です。

  釣り情報や道具を現地調達したい方は
  そのまま海岸沿いを白田方面に行くと
  一軒ですが釣具屋がありますので便利です。


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