◆ペンションエルブルズ◆INO-SHIKA日記part2

天城山麓、標高620mに建つ料理自慢のペンションエルブルズ。そこに住む面白家族と変化に富む伊豆の自然をお楽しみ下さい♪

▼河津桜の状況@熱川

2012-02-29 | 熱川観光
***本日の写真***

駅前の足湯横にある河津桜(2/28撮影)




 ■今日は、予報通り、雪が降りましたね。
  伊豆半島東側も、伊東、伊豆高原はかなり積もったようです。
  豪雪地帯(笑)のはずの天城ハイランドは、またもや降雪なし!
  窓を開けたら、一面の雪景色を覚悟していたのですが
  拍子抜けしました。
  
 ■そんな中、
  昨日(28日)にちょっとだけ暖かかった熱川の温泉場で
  河津桜を撮ってみました。

  「これで一気に、春ですね~」なんてコメントを用意していたのに
  あれれ、です。



  気温は「あれれ??」ですが
  河津、下賀茂(みなみの桜)とも
  かなりいい線、来ているようで、
  「枝まつり」状態から脱しそうです。

 ■これだけ待たされると
  いつにも増して、感動する予感。
  是非、皆様と、感動を分かち合いたいです♪


河津桜まつり開催期間中の土/日曜日、
エルブルズにお泊りのお客様に
会場近くの駐車場の「無料利用許可証」をプレゼント!

(詳細は直接宿までお訊ね下さい。
 チェックアウト時に「許可証」をお渡しいたします。
 また、予告なく終了する事がございます。予めご了承下さい。)




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▼シカふぉと・コンテスト応募作品!

2012-02-28 | 鹿パラダイス
***本日の写真***

シカふぉと・コンテスト「霧の中の見返りシカ」




 ■開催中のシカふぉと・コンテストに
  早速ご応募いただきましたYU&NA様の作品です!
  霧立ち込める林の中で、
  ふっとこちらを振り返るシカ。
  落ち葉を踏みしめる足音が聞こえそうです。

 ■そして、あたたかなメッセージも頂戴いたしました。
  本当にうれしく存じます。有難うございました!!
  
  ご紹介させていただきます。
    ~~~~~~
    『エルブルズ開業10周年、おめでとうございます(^^)☆
     シカと出逢って写真も撮れたので、
     ぜひコンテストに参加させていただきます!
     初めてエルブルズさんに伺わせていただきましたが、
     とても温かい雰囲気で、プライベートな感じがとても気に入りました。
    ​そして何より、奥さまの優しい笑顔にとても癒されました。
     お風呂もとても気持ち良く、リラックス出来て、
     お料理もすべて美味しくて
     終始幸せな気分で楽しいディナーの時間を過ごさせていただきました。
     本当に美味しかったです。ありがとうございました♪』

 ■またいつの日か
  お二人とお目にかかれますように!
  またのお越しを心よりお待ちしております! 

シカふぉと・コンテスト」 詳細はこちらから 




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▼シカふぉと・コンテスト 開催のお知らせ!

2012-02-27 | 鹿パラダイス
 ■ペンションエルブルズにおいて
  こんなイベントを企画しました!
  今年の12月までのロング企画!
  

■■ 特賞:エルブルズ1泊2食ご招待券!応募者全員に参加賞もあり■■

「野生のシカと出会える宿」ペンションエルブルズへ
ようこそお越しくださいました!!

旅の思い出に、
エルブルズの周辺で出会われた、様々なシカたちの様子を写真におさめ
皆さんで共有して、楽しみませんか??

エルブルズ周辺で撮影され、
鹿であることがはっきりわかるお写真でしたら、
たとえお尻だけのショットでも応募可能です。

どしどしご応募ください。


[開催期間]

2012年2月20日~12月31日

[応募資格]

開催期間中にペンションエルブルズにご宿泊、
またはお食事にお越しくださったお客様。

[応募方法]

●ご滞在中に、写真データを当館PCに取り込ませていただく方法。
(詳細はフロントにお尋ね下さい)

●ご帰宅後、撮影された作品をメールに添付し、当館まで送っていただく方法。
(2作品まで。1.5M程度にまで圧縮し送信してください。
ご感想、メッセージもお送りいただけましたら幸いです!)

[応募して頂いた作品の公開]

INO-SHIKA日記(エルブルズのブログ)、エルブルズ公式FBページ、
じゃらんネット内エルブルズFBページなど、
WEB上で応募全作品を公開させていただきます。

[賞品]

●特賞(1名様)・・・1泊2食スタンダードプラン宿泊ご招待券(¥8925相当)

●地場産品賞(3名様)・・・ 地元で採れた新鮮な果物や野菜などの詰め合わせ

●参加賞(全員)・・・地元みかんで作った「伊豆みかんワイン」を1グラス

*当日応募の方には、バータイムにご提供。
*メール応募の方には次回ご来館時ご提供(1年間有効)

▼特賞は、特に天城のシカに愛情を持って作品を撮影してくださった
お客様に贈らせていただきます。
ご招待券の有効期限は2013年1月10日~7月10日です。

▼地場産品賞は、応募いただいたお客様全員の中からの抽選となります。
当選されたお客様には、メールにてご連絡差し上げます。


大きな角を頭に頂いたオス鹿。優しい表情のお母さん鹿。
そのあとを追いかけ走り回るバンビちゃん。
食事途中で、ふと顔をあげたらよだれが垂れてた、
肩にカラスを乗っけて、ぼや~~っとしていた!
なんてユーモラスな場面もあるかも!!
野生のシカならではの表情をとらえてください。


〈ご注意〉

   撮影に夢中になりすぎて、
   私有地や危険な場所に入り込んだりされないよう、
   ご注意ください。

   慣れているように見えますが、
   エルブルズ周辺に住む鹿は野生動物です。
   むやみに近づきすぎたり、脅かしたりしないようにお願いいたします。

▼東浦路の旅(1-11)線彫りのお地蔵様、そして最終回

2012-02-27 | エルブルズの料理
***本日の写真***

素朴な線彫りのお地蔵様




 ■今朝からまた冷え込み始めました、エルブルズです。
  巷では、『も~~待てないよ』の声に応えるように
  いよいよ河津桜が咲き始めてきています。
  冬と春が混在している伊豆です。

 ■さてさて、昨年より13回にわたり書いてきました
  第一回の東浦路の旅も、今回が最終回となりました。

●12:38 海を一望:梅林

4つの時代を一度に感じられるビュースポットを後にし
日当たりの良い斜面を利用して作られたミカン畑を左手に見上げながら
暫く進みます。

やがて、海に向かい開けた斜面に広がる梅林。

    
 
  大変よく整備されています。
  やがて梅の花の咲く季節。
  きっと海から吹き上げてくる風に乗って
  やさしい梅の花の香りが広がる事でしょう。

●12:48 再び古道らしい路に突入

   右手に伊豆七島を望む絶景、左手に長閑なミカン畑。
    
    

   舗装されていた道路はいきなり途切れ
    
    

   細い土の路になります。

    

   フェンスもなく、やや頼りない路。

   蔦の間を覗いてみれば、
   北川の漁港が見えます。
  
    


●12:55 2体の石造塔

   前方に海に向かって立つ2体の石造塔。

    

   ここが、峠である事を想像させます。

           

   石に直に線彫りされている素朴なお地蔵様とならんで
  「大川」などの文字が僅かに読み取れますが、はっきりと判別できない石造塔。

    両者とも、建立の年代は判別できませんでしたが、
    お供え物もあり、地元の方に由来を伺ったら分かるかもしれません。


●13:10 旧道に合流

    土の路を僅かに下ると  
    別荘が数軒建つ一角に出ます。

    前方を見ると、赤沢~城が崎のダイナミックな岸壁。

     

    その昔、溶岩流が海に流れ込み、そのまま固まった地形です。

     
    
    やがて、旧道へ合流。

     

    東伊豆町の文化財に指定されている「ぼ泣き石」が鎮座している場所が
    旧道と東浦路の合流点。

    今回の『第一回東浦路の旅』の終点です。

 ■『伊豆 東浦路の下田街道』の著者 加藤清志先生は
  講演会でこのような事をおっしゃっておられました。
 
  「伊豆は陸の孤島のような言い方をされる方がいらっしゃいます。
   それは、鉄道や自動車道が全国を走るようになった、現代の人々の感覚です。
   
   江戸時代、またそのずっと前から
   伊豆には、
   半島の東側とと西側を行き来する峠道も
   各集落を結ぶ道も縦横無尽に整備されていました。

   また、海は京・大阪と江戸を結ぶ重要な航路の中間地点にあり
   陸海ともに、交通網の発達した便利な場所であったのです。」

   9時45分に片瀬を出発し、
   今回の終点とした旧道「ぼ泣き石」前に13時10分 到着。

   写真を撮りながらゆっくりと歩いて約3時間半の行程となりました。

   その後、車でピックアップしてもらう事が出来ましたので
   帰路はスムーズでしたが
   実際にこのルートで歩く場合は、
   ぼ泣き石から伊豆大川駅まで旧道などを30分(予想です)を歩き
   伊豆急行線に乗車し
   片瀬白田駅に戻る というコースになると思われます。    
   
 ■第二回の東浦路の旅は
  片瀬白田より南を行こうと計画しています。

  カワヅサクラが咲き
  春らしくなってきた「伊豆」をいつ歩こうか。
  わくわくは止まりません!!  













(1-0)プロローグ
(1-1)スタートは白田川河口
(1-2)片瀬湯波さんぽ道から坂町へ
(1-2-a)片瀬の共同湯
(1-3)最初のサイの神さまとの出会い
(補足)サイの神/参考文献
(1-4)巡礼者の足跡
(1-5)村境から馬頭観音像群
(1-6)道標と奈良本小橋地区のサイの神/地神塔
(1-7)読誦塔と4体の馬頭観音像
(1-8)様々な神さまのカオス状態
(1-9)巡拝塔に刻まれた名前
(1-10)新旧の路が出会う場所




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▼東浦路の旅(1-10)新旧の路が出会う場所

2012-02-24 | エルブルズの料理
***本日の写真***

第一回目の東浦路の旅のハイライトとも言える場所。




 ●12:07 峠のお地蔵様

  前回、峠の石造塔のうち右の4体をご紹介しました。
  
     
 
  今日は左の3体を。

    

  お地蔵様である事は、形や、苔生してしまった涎掛けで想像できますが
  風化が激しく
  お顔も失われています。

  一番大きい(高さ83cm)、向って左側のお地蔵様は
   寛保3(1743)年のもの。
  270年もの長きに渡り、
  旅人の安全、平和のために立っていて下さっているのでした。

 ■峠の石造塔に別れを告げ、
  緩やかに下って行く舗装路を歩きます。

  車も1台分通る事の出来る道幅。
  林の中を暫く下ると

   

  北川の集落のおそらく一番奥に行き着きます。

●12:27 北川 中ノ山 名号塔

  やがて、道は北川の港の方まで続く下り坂(右)と東浦路に分かれます。

   

  分岐点には、「南無阿弥陀仏」の文字が刻まれた自然石が。

   

  高さ162cmもある立派な名号塔です。
  文政元(1818)年11月の建立です。

  確認は出来ていないのですが
  これは、「トクホン」または「トッコン様」と呼ばれているものか??

  徳本、とは
  江戸時代中期に活躍した念仏行者で、
  36歳の時に、吉野山中に子守厳しいい修験者の修行を積み、
  活僧成として名声をはせた方です。
  1815年には、伊豆に念仏説法行うために訪れ
  布教活動を行い念仏講を組織しました。
  その後、唯念、良観が受け継ぎ、
  徳本講は伊豆の各地で発展したそうです。

  幕末期に向かい
  名号塔は、伊豆の各集落に次々と建てられました。
  黒船来航、
  それに続く開港という変動期の民衆の不安の表れと見ることができます。

●12:30 3つの道を望む場所

 名号塔を過ぎ間もなく
 右側の視界が開けます。

   

  この場所は、東浦路という道の立ち位置を
  はっきりと把握できる場所です。

  向って一番左が、北川の漁港
  その右、伊豆急行線の線路。山の陰に伊豆北川駅があります。
  
  そのさらに山側、海岸沿いに見事な眺望を楽しみながら走る国道135号線。
  
  そのさらに山側、国道135号線開通までは大切な道路であった旧道。
  
  そして、今立っているのが、山肌に沿って作られた古道・東浦路。

  しばし、ココに立ち、時の流れを感じるのでした。




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▼今、ちょっと話題の甘味処@稲取

2012-02-21 | 伊豆の美味しいお店
***本日の写真***

あ~~至福の時。。。あんこ玉




 ■稲取に、すっごく美味しい和菓子を売っているお店ができたと
  み~~んなが言うので、
  どぅお~~~~しても食べたい、とおねだりしたら
  先日、食材の仕入れに稲取に出掛けたついでに
  ひろしが買ってきてくれました。

 ■それは、オープンして間もない、「甘味 しるこや 悠遊庵」のあんこ玉。

  あ~期待を裏切らない美味しさ。。。。
  イートインコーナーもあるそうなので
  今度はあんみつを頂きにお店に出掛けてみよう!


 ■お店の場所
   稲取漁港から1本路地裏。
   「なぶらとと」の裏にあたります。

     TEL 0557-95-2722 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取391







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▼春の予感。三筋山山焼きの歴史。なんと江戸時代から。

2012-02-20 | 天城山系(含・三筋山/細野高原)
***本日の写真***

黒っぽい三筋山に変身です。




 ■昨日、細野高原/三筋山で山焼きが行われました。

 ■全国草原再生ネットワークによると
  明治・大正時代に国土の1割を占めた草原は
  現在は1%にまで減少したそうです。

  その昔、屋根材に、家畜の飼料に、堆肥に、燃料に、と
  人々の暮らしにはなくてはならない物であったススキやスゲ。
  草原を巡っての争いも絶えなかったそうです。

  現代では、ススキやスゲは「資源」としての価値は少なくなり
  日本各地の草原は、宅地、農地、ゴルフ場、スギの植林地などに姿を変え
  また放置された草原は雑木林へと移行しています。

  細野高原/三筋山では
  かつて「宝の山」とも言われていた江戸時代より現在に至るまで
  農家の人が中心となり山焼きをして
  260ヘクタールにもわたる広大な草原を維持してきました。

 ■細野高原の山焼きは、秋の防火帯作りからはじまります。
  全長13kmにもおよぶ草原の境界に沿って
  幅9mほど草を刈り、枯れ草を取り除きます。

 ■そして迎える2月。
  稲取地区の各町内会、町・町消防職員130人もの人々が丸一日を費やし
  山全体を2方向から焼いていきます。

  激しく燃え上がる炎も
  やがて中央でぶつかり、酸欠になり一気に消火されるそうです。

   (「全国草原シンポジウム ’08 in 東伊豆」
     忘れられた草原の再発見/その保全と活用レジメより抜粋)

 ■今日の伊豆新聞によりますと
  昨日の山焼きに参加した人数は135人。
  適度な風にあおられ勢いよく炎が上がり
  夕方前までに
  約100ヘクタールの枯れススキ野原が焼けたそうです。

 ■一度死んだような草原も
  土の中では脈々と新しい命がつながれ
  4月には、「山菜の山」と化します。
  
  山菜狩り!楽しみです。  




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▼東浦路の旅(1-9)巡拝塔に刻まれた名前

2012-02-16 | 伊豆東浦路とサイの神
***本日の写真***

太田姓 清衛門 さんの旅の記念碑





 ■舗装道路を歩いてきた東浦路の旅ですが、
  ここで、ほんの少しだけ「古道」と言うに相応しい土の道を歩きます。

● 12:00 短い古道の名残 

  別荘地内の舗装道路は緩やかなにカーブしながら続いています。
  車で通るとなんでもない距離でも
  自分の足で歩くとかなり、きつい~~!

  「あ~、もうそろそろ、何かないかな」と思い始めた頃

   

   前方に何やら細い横道が。
   どうやら、これが元々あった東浦路のようです。

   

   梅林やミカン畑の横を歩き、
   左手には、奈良本から天城までの風景が一望!
   遠くにあるのは三筋山でしょうか??

   

   ものの5分も歩くと、
   古道の出口になり、先ほど歩いていた舗装路とぶつかりました。

   

● 12:05 峠の石造塔群 

   古道から舗装路に出ると
   複数の道が合流する交差点になっていました。
   その中、今歩いてきた道のほぼ正面に位置する道が、東浦路の続きのようです。

   右手の木陰に石造塔が7体。

    

   右側の4体は、巡拝塔です。

   一番右側。
    

   向って右側には 「奉納 西国供養佛」の文字
   向って左側正面には 「豆州 奈良本縣」の文字
        横には 「○○○河津庄尼 下田駅(旧字で)」

   建立は寛政四年(1792年)十月吉祥日

   奈良本とは、この辺りの地名です(熱川という地名はありません)。
   何故、奈良本というのか、これはまたいつか別の機会に。。。

   そして、丸い台には

    鈴木○ ○衛門
    加藤氏 兵衛門
    太田姓 清衛門
    太田氏 源兵門
    ○○ 半四郎
    ○澤  作衛門

   と名前が連ねてあります。
   鈴木、加藤、太田、と現在も、この地に多い苗字が並んでいる事に
   親近感を覚えます。
   200年の時の流れが一気に縮まりました。
 
   旅の仲間達の名前。
   なんか「ロード・オブ・ザ・リング」を思い出してしまいました。

 ■向って右から2番目の角柱。
 
   建立は文政九(1826)年十二月弐七日。
 
    太田○○○
    稲葉平太○
    土屋○○○
    太田○左○

   まるでうちの娘のクラスメートのような苗字が並びます。

   ちょっと触れたら、グラグラしました。
   大きな地震があったら、倒れてしまうかもしれません。

 ■向って右から3番目。

   建立は天保十(1839)年十月

   他の文字は判読できず。

 ■向って一番左の角柱。

  中央に「奉納 西国(旧字で)三拾三所供養塔」の文字

  建立は文化四(1807)年十一月吉日

    秋元吾五良
    楠山文右エ門
    楠山久左エ門
    楠山安○○
  
  親戚同士で旅に出かけたのでしょうか?

  正面には 鳳凰?形良い鳥が彫られています。

   

 ■そしてこの4体の巡拝塔の左側には
  ひと回り小さいお地蔵様が3体。

  資料によると、寛保三(1743)年 建立となっていますが
  痛みが激しく、全く判読できず。

  触れてみると、
  少し力を入れたら表面が剥がれ落ちてしまいそうなくらい、柔らかい。

  私のような素人ではなく
  ちゃんとした研究者によって保全、記録を今一度行って欲しい、そう思いました。










(1-0)プロローグ
(1-1)スタートは白田川河口
(1-2)片瀬湯波さんぽ道から坂町へ
(1-2-a)片瀬の共同湯
(1-3)最初のサイの神さまとの出会い
(補足)サイの神/参考文献
(1-4)巡礼者の足跡
(1-5)村境から馬頭観音像群
(1-6)道標と奈良本小橋地区のサイの神/地神塔
(1-7)読誦塔と4体の馬頭観音像
(1-8)様々な神さまのカオス状態
  




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▼バレンタインデーの熱川温泉は?!よそと違います。

2012-02-15 | 熱川観光
***本日の写真***

太田道灌さんと築城石と湯権現神社




 ■みなさなのバレンタインデーは如何でしたか??
  私は、実は、2月14日のブログためにあたためていた話題があったのですが
  すっかり忘れていて、15日になってしまいました。
  
 ■熱川ビーチの、海に向かって少しだけ左側
  シーサイドホテルの裏手に
  熱川温泉の『元湯』があります。
  階段を数段、地下に潜るように降りると
  内湯の施設がありますが
  現在は閉鎖中です。

  そしてその入り口には
  この地を「熱川」と命名したと言われている太田道灌さんの像があります。

   道灌さんについては
    そもそも、熱川って? をどうぞご覧下さい。

  そしてその奥に、
  ホテルの陰に隠れるように「熱川湯権現神社」があります。

  こちらは、昭和の初期、
  箱根の湯権現神社から分祀した神社で
  2月14日が例祭。
  豊かに湧き出る熱川の温泉に感謝する神事の後、
  熱川温泉に係わる多くの人たちによる「大大大宴会」が行われるそうです。

 ■この湯権現神社にまつわる、
  素敵な愛の神話があります。

  神代の昔、
  熱川の地は、7つの丘が続く美しく広大な草原だったそうです。
  熱川の後ろには不二(富士)の山と、箱根の山がひかえていました。
  山には大神がそれぞれ住んでおり、
  やがて不二の大神には王子が、
  箱根の大神には、花咲香命(ハナサキヤカノミコト)姫が生まれ、
  将来二人を結婚させる約束をしました。
  
  しかし、ある日、花咲香命は、
  三原彦火命(ミハラヒコホノミコト)という、
  火の神の王子と恋に落ちてしまいました。

  それを知った箱根の大神は、大変怒り、
  姫を天城山に、
  草原に水を満たし海を作り、
  火の神の王子を、大島に閉じ込めてしまいました。
  姫は、悲しみのあまり、毎夜泣き暮らし、その涙が芦ノ湖になりました。
  
  熱い涙は、熱川の地にも温泉となって湧き出し、湯煙が白い龍となって、
  熱い川と共に、海に下りました。
 
  火の神の王子は、大島の三原山の火口から、青い龍となって立ち昇り、
  熱川の地を目指して泳ぎ始めました。

  青い龍と、白い龍は、二人が出会った熱川の地で一つの波となり、
  永遠に変わらない愛を誓い合ったのでした。

  箱根の大神は、そんな二人を許すと同時に、
  箱根大神の分身をこの地に祀ったそうです。
  
 ■これが「熱川湯権現神社」のロマンティックな由来。

  熱川の波音が絶えないのも、湯煙が絶え間なく立ち昇るのも、
  二人の変わらぬ愛の証なのです。

 ■愛と感謝を贈る、西洋の記念日である2月14日が
  この神社の例祭の日であるのは
  単なる偶然。

  でも、
  なんとなく
  関連付けて楽しんでもいいのかなぁ、と思うわけです。

  地区の長老の皆様には、不謹慎だと怒られるかも?!




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▼東浦路の旅(1-8)様々な神さまのカオス状態。。。

2012-02-14 | 伊豆東浦路とサイの神
***本日の写真***

角度によって様々な表情




 ■忘れないでいたい事や、
  新しく知った事や、
  書きたい事だらけでさっぱり前へ進んでいない東浦路の旅シリーズです。
  でもしつこく続いています

●11:52 いろいろたくさん石造塔

  そのまま三菱地所の別荘地内の広い車道を登って行くと
  左側のうっそうとした場所の中に
  石造塔がいっぱい===。

  大日如来像あり

   宝暦12年(1762年)8月吉日、「智挙印」の大日如来

   
  
  馬頭観音像ありお地蔵様あり

  どなたかのお墓のような物もあり。

  路のあちこちにあった石造塔を
  道路の建設時に集めた場所かもしれません。
 
  何度か起こった地震のせいでしょうか?
  倒れてしまってばらばらになった石造塔もあって、
  少し忘れ去られた感がありました。
  この路を歩き始める前は、
  倒れた石造塔は「ちょっと怖いもの、近寄り難いもの」と言う気持ちでしたが
  今は、
  可能であるならば、元のように修復してあげたい、と変化しました。
  「知る」ということは、こういう事なのかなぁ、と思うのです。  

★大日如来
  密教の根本教主。
  その知恵の光明は太陽のように宇宙全体を照らす絶対原理であるといわれている。

  如来は2種類。
   ・差別界の知恵を中心とする金剛界の大日如来。
    胸の前で左人差し指を右こぶしで握る「智挙印」を結んでいる。
   ・平等界の理を中心とする「胎蔵界」の大日如来。
    膝の上で両手を重ねる「法界定印」を結んでいる。

  宝冠を戴き、装身具を身に着けた菩薩の形に作られている。

  町内現存13寺院のうち、9寺院が草創期密教系宗派であった事が知られ、
  様々な文献からも
  鎌倉幕府の尊信が厚かった、伊豆山権現の密教信仰が
  明治になるまで、
  東浦路の人々の生活の中にも浸透していた事がうかがわれる。


●11:55 巡拝塔と仲良く並んだお地蔵様


   明治18年の巡拝塔
    

聖地を巡礼する習慣は、世界中に見られる宗教的行事です。
 平安時代始めには、一部貴族の特別な習慣でしたが
 徐々に庶民にも広がり
 江戸時代に入ると、『信仰心』に『リクリエーション』の要素も加わり
 皆で全国巡礼札所めぐりに出かけたということです。

 そうは言っても、
 やはり巡礼の旅に出掛けることは、人生にとっての一大事であったはずであり
 
 この者が旅先で重病に陥ったり、死亡してしまった時には
 その地の作法で、何卒宜しくお願いします。

 などと書かれた往来手形が残っていたりします。

 そして、その手形には

 この者が夕暮れ時にウロウロしていたら
 どうぞ一夜の宿をご提供下さい。
 (手形を読んだ私の古文解釈なので、間違っていたらごめんなさい。)

 などとも、書かれています。

 目を閉じると、
 その頃の大変な旅の様子が目に浮かんできます。 
 そして、その旅人を優しく迎え入れる優しい日本人の姿も。。。

 そして、無事帰郷の折には
 共に旅をした仲間の名前などを掘り込んだ巡拝塔を建てたのでした。

■ほんの数メートルの中に
 様々な宗教、思いの詰まった『部分』でした。









(1-0)プロローグ
(1-1)スタートは白田川河口
(1-2)片瀬湯波さんぽ道から坂町へ
(1-2-a)片瀬の共同湯
(1-3)最初のサイの神さまとの出会い
(補足)サイの神/参考文献
(1-4)巡礼者の足跡
(1-5)村境から馬頭観音像群
(1-6)道標と奈良本小橋地区のサイの神/地神塔
(1-7)読誦塔と4体の馬頭観音像





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▼「自衛官募集」ポスター風シカ

2012-02-12 | 鹿パラダイス
***本日の写真***

見つめる先には、天城の未来?!





 ■いいお天気になってきました。
  ちょっと冷えた空気が気持ちいいです。
  コーヒー片手に日向ぼっこ。
  ふと横を見れば、いつものご一行様。

 ■エルブルズに来てくださるお客様、
  「シカがいるとは聞いていましたが
   ほんとうに逢えるとは思っていませんでした!」
  と皆さまおっしゃいます。

 ■そしてお客様が質問されるシカに対する疑問/質問
   
   第一位!「飼っているんですか??」

   凄く身近にいるので、飼っているのかと思われるかもしれませんが
   全くの野生ですよ~~!!
   シカたちは私達に対して
   特に興味を持っているわけでもないし
   恐怖を感じているわけでもなさそうです。
   ただ、「何か動くものが、あちらで『シカがいた~!』って騒いでるな」
   と、じっとみつめているだけです。

   自分達の許せない「距離」に
   人間との距離が縮まると
   すっとどこかへ消えていきます。

  
   第二位!「襲ってきませんか??」

   私の知る限り、襲ってきません!!
   シカは草食獣です。
   人間を見ても、食べ物とは思わないはずです。
   だから襲ってきません。

   人間は、雑食獣なので
   シカをみて「美味しそう」と思い襲います。
   
   どっちも、「ふつう」のこと。

   但し、繁殖期のオスシカに必要以上にちょっかいを出したら
   その限りではないかもしれません~~。
   それから、もし、彼らを餌付けしてしまったら。。。。
   やはり、襲ってくる、
   というか、食べ物欲しさに迫ってくるかもしれません。

    


   こんな立派なオスシカが万が一、迫ってきたら。。。
   そんな状況に身を置かない様、自ら注意すればよいのです。

  ■この先、
   シカの増加により天城、伊豆がどのように変化してしまうのか
   全く分かりません。
   ただ、見つめていくだけ。。。




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▼稲取/雛のつるし飾りまつり&河津/河津桜まつり~いよいよスタート!

2012-02-05 | 東伊豆観光
***本日の写真***

圧巻の吊るし雛




 ■いよいよ、東伊豆の春の2大イベントが揃い踏みです!

  まずは、稲取地区で行われる
  雛のつるし飾りまつり!

  稲取温泉には、江戸時代後期より、
  娘の成長を願う母や祖母手作りの「つるし飾り」が飾られる風習がありました。

  江戸時代においては、お雛様を購入できる裕福な家庭はまれで、
  せめて、お雛様の代わりに、手作りで、初節句を祝おうという、
  切ない親心から生まれたのが稲取の雛のつるし飾りだそうです。

  1つ1つのモチーフには
  「病気になりませんように」
  「悪い虫がつきませんように」
  「お金が貯まりますように」
  「良縁、子宝に恵まれますように」などの意味がこめられています。

  全体を眺め、圧巻の情景に「はぁ~~~」と感嘆の声を上げる楽しみ方、
  一つ一つを丁寧に見ながら
  しみじみと親の愛を感じる楽しみ方、
  それぞれの楽しみ方があります。

 ■稲取地区には5箇所、集中的に吊るし飾りを鑑賞できる場所がありますが
  今回訪ねたのは、「文化公園 雛の館」。



  大正時代などの、素晴らしい御殿飾りも鑑賞できます。

   
 ■開催期間は 1/20~3/31
  詳細は雛のつるし飾りまつり公式サイトをご覧下さい。

 ■この時季に同時開催されているのが
  河津桜まつり。

  今年は、この寒さのため、開花が遅れ気味で
  まだこんな感じ。

   
  河津川河口付近の桜です。
  数輪咲いていましたが、見頃を迎えるのは
  もう少し後のお楽しみのようです。


 ■河津桜まつりの開催期間は、 2/5~3/10
  開花情報や駐車場、アクセスなどの詳細は河津桜まつり公式サイト
をご覧下さい。



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▼ジオ野外講習「一色枕状溶岩と化石」に行って来ました。

2012-02-01 | 西伊豆観光
***本日の写真***

一色枕状溶岩と門田先生




 ■先月16日に西伊豆の仁科川で大変興味深い集まりがあったので行ってみました。

  午前中は、一色枕状溶岩を見学し、
  門田先生による、伊豆半島で見ることのできる化石についての講演。

  午後からは、実際に仁科川に出て
  岩石と化石の探索実習。

 ■この西伊豆町一色の林道沿いにある「枕状溶岩」
  約2000万年前の岩石なんです。
  伊豆の最古の地層「仁科層」で観察できます。

  =枕状溶岩の層のできかた=
   1)水中でマグマが流れると、表面が水により急冷され、
     ガラス質のカラができる。
   2)内部はまだ高温なのですぐに固まらず、
     マグマ(液体)の詰まったチューブ状の袋のような形になる。
   3)マグマは次々と供給され、
     表面の冷えたカラを破って流れ出し
     それがまた次のチューブ状の形を作り出す。
   4)これが繰り返され、枕状溶岩の層ができる。

  今ココで見ている物は、
  海底が隆起し陸上に露見した「枕」の断面(露頭)。
  風化しているのでわかりにくいのですが
  確かに丸いものが積み重なっている様子がわかります。

  これが風化していない枕状溶岩の断面。

   

   持ってみると、ずっしりと重い。
   
   2000万年前、
   本州から数百km南にあった海底火山群の噴火により流れ出た溶岩。
  
   フィリピン海プレートの上にできた海底火山や火山島は
   プレートとともに北に移動し、
   60万年前、本州に衝突して現在のような伊豆半島の形になりました
   その間もその後も様々な火山活動が行われてきましたが
   ここでは、
   伊豆半島の生れたその頃の「もの」をこの目で見られるのです。

   2000万年の重さ。。。。   

   
 ■午後はフィールドワーク。

   私は、石灰岩の中にある貝と有孔虫の化石を見つけることが出来ました。

    

   有孔虫は1mmくらいのドーナッツ状のもの。
   先生に見て頂かないと全くわかりませんでしたっ!

   門田先生の解説、講義はとても明確で面白かったのですが
   何しろ、地層や化石の話を真剣に聞くのはこれが初めて。
   わかったつもりでうちに帰ってきて復習してみたけれど
   判らない事だらけ。。。
   
   あ~~もったいない。


 ■最近、伊豆では「伊豆半島ジオパーク構想」と銘打ち
  ジオガイドの養成が行われたり、盛んにイベントが組まれたりしています。

  そもそもジオパークって?

   →地域の地史や地質現象がよくわかる地質遺産を多数含むだけでなく、
    考古学的・生態学的もしくは文化的な価値のあるサイトも含む、
    明瞭に境界を定められた地域。

  と定義されているようです。

  ユネスコが支援する世界ジオパークのネットワークに参加するには
  参加基準があり
  伊豆半島は、基準をクリアしジオパークとして世界にアピールする為
  みんなで頑張っているところです。

 ■今回の集まりの主催者の1つは
  一色町内会。

  町内会長さんが呼びかけ
  ジオ・オタク(注:敬意を持ってオタク、と呼ばせていただきます)の皆さんだけでなく
  地域のおばあちゃん、おじいちゃんまでが参加し
  約100名の大盛況でした。

  ランチタイムには、
  地元の野菜がたっぷり入った味噌汁やお汁粉まで用意して頂き、
  地域を挙げて盛り上げていこう、という感じがひしひしと伝わってきました。
  
  腰の曲がったおばあちゃん2人が
  「今日はよかったねぇ」「ほんとだねぇ」と微笑みあっていたり、
  地下足袋を履いた元気なおじいちゃんが
  「この先に何があるのか、来てみたよぉ=」と
  一緒に沢を昇ったり。。。。

  このような活動の積み重ねで
  近い将来、伊豆半島がジオパークとして世界に知られる日が
  来るのです(と確信しました)。

  とても楽しい一日でした。




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