***本日の写真***
中央アルプス 駒ケ岳への登り口、千畳敷カールの眺め
■今年の夏もお陰様で
多くのお客様に
エルブルズに遊びに来ていただきました。
たくさんの幸せな出会いに
心より感謝いたします。
そして夏のご旅行のお客様が
一旦途切れる夏の終わりに
今年も家族で旅行に行く事になりました。
今年は、長野県。
■インターネットで
面白そうな場所を色々探しているうちに
「日本一高い場所にあるホテル」
と言うキーワードにみんながビビッときて
中央アルプス、駒ヶ岳への登山口となっている
千畳敷カールのホテルに泊まってみよう、という計画が持ち上がりました。
残念ながら
思いついたのが遅すぎて
「日本一高い場所にあるホテル」の予約は取れませんでしたが
日本一高い場所にある「駅」を利用する旅行、と言う事に
やや規模を縮小して
出掛けることとなりました。
■この「駅」とは
標高1662ｍのしらび平駅から出発するロープウエイの終点駅・千畳敷駅で
標高2612ｍの場所にあります。
出発地点がもうすでに
伊豆の最高峰、万三郎岳よりも高い場所にあり
びっくりです。
なんと昭和４２年に開業。
それ以来、
約２万年前に
氷河の侵食によって形成されたカール(半円形のくぼ地の事）に広がる
高山植物のお花畑に
『ハイヒールを履いた』観光客を運びつつけているロープウエイです。
標高２６１２ｍの地点で見る
『普通の服装』の観光客は
かなり不思議な感じです。
■千畳敷駅から眺める下界の風景。
旅行に出掛ける数日前より
この駅に設置されたライブカメラの映像を見ていましたが
こんなに晴れていた日はなかった！！
超・晴れ男＆女の家族
■飛び切りの風景を満喫し、
カール内のお花畑へ。
もう高山植物の花々はほとんど咲き終わっているのではないかと思っていたのが
嬉しい誤算！！
一歩歩くごとに
可憐な花々が次から次へと現われ
ひろし、はつねをほっぽりだして、私、興奮状態。
細野高原での植物の勉強が大いに役に立ち
楽しい事、楽しい事！！！
■当初の予定は
お花畑を軽く一時間ほどぐるっと歩いて
再びロープウエイで下山。
しかし、この好天時に
それはもったいなさ過ぎるので
もう５０分ほど「八丁坂」というルートを登り
標高２８３０ｍの宝剣山荘まで登ってみることにしました。
赤い屋根の建物が千畳敷駅。
丁度、八丁坂の中ほどまでやってきました。
途中、
植物調査員の方とお話が出来て
絶滅危惧種である、ヒメウスユキソウの咲く場所を
こっそり教えていただいたり
(シンボル的に扱われている
高山植物の女王・コマクサは
全て獲り尽くされ
白根山などから移植された株が植えられているそうです。
どこの山でも
信じられない事が起こっているようです。）
人懐っこいイワヒバリと遊んでみたり。。。。
面白い事が満載で
ちっとも、前へ進めません(汗）。
こんなに面白い事、美しい事が次から次へと現われるのに
興味のない人は
ただ、ただ、歩いて行くだけ。。。
私たち(私？）の横を
進んでいきます。
これじゃぁ
通勤のために、自宅の最寄の駅へ歩いて行くのと
なんら変わりないんじゃないの～～、なんて思ってしまうのです。
ただ、
ゆっくり歩き過ぎたせいか、
尾根へ出ると
下界は霧に覆われ真っ白。
視界はほとんどなし！
それでも、いいんです～～
。
■宝剣岳への登り口にある
「宝剣山荘」で一休み。
山荘内では、ストーブが焚かれ
あったかいお汁粉を頂きました。
下山は行きの半分位の時間。
次は、残雪が見られるだろう
６月くらいに行ってみたい！！
そして
今回宿泊できなかった『千畳敷ホテル』に宿泊し、
満天の星空の下でお風呂に入ってみよう、
そんな事を考えながら
帰路につきました。
■こうして、たまに
旅行者をお迎えする側から
旅行者となる事で
「旅」のワクワク感ってどんなことだったのか
再確認できます。
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