◆ペンションエルブルズ◆INO-SHIKA日記part2

天城山麓、標高620mに建つ料理自慢のペンションエルブルズ。そこに住む面白家族と変化に富む伊豆の自然をお楽しみ下さい♪

▼旅を続ける蝶~アサギマダラ

2011-11-03 | 昆虫
***本日の写真***

今年は、余り見かけないのが残念。



△アサギマダラ; タテハチョウ科マダラチョウ亜科
             大きさ;43~65mm 分布;関東以西の本州




 ■11月に入り、色々な事から秋の深まり、冬の訪れを感じます。
  その中の一つ、アサギマダラとの再会。
  
  アサギマダラは
  4~5月に最初の羽化をし、その後発生を1~2回行いながら、
  上昇気流に乗って南から北へ、低地から高地へ移動。
  また秋になると北から南へ、高地から低地へ
  数100キロから1000キロ以上を移動していく蝶。

  うちの近くでは、はっきりとは言えませんが
  秋の半ばから終わりの頃見かける蝶です。

  飛ぶ姿は、ふわりふわりと実に優雅。
  そのため、素人カメラでもこのように美しい姿を捉えられるわけです。




  ■アサギマダラの食性は特殊です。
   
   オスは成熟するためにPA(ピロリジディンアルカロイド)を摂取する必要があり、
   それが含まれる植物の群生地に多く集まります。
   
   最も代表的な花はヒヨドリバナ、ミツバヒヨドリ、フジバカマなどフジバカマ属の花。
   キク科の植物に集まることが多く、アザミやツワブキなどもよく集まる花です。

   このアルカロイド(毒性物質)を体内に蓄積している為、
   アサギマダラが仮にクモの巣にかかっても、クモは食べないらしい。

   最近、うちの近くでこの蝶を余り見かけなくなったのは、
   シカの食害のため、
   植物相が単一化しているためなのでしょうか。

   以前は、アサギマダラの撮影をしていると
   知らないうちに彼らに取り囲まれている事さえあったのに。。。。

   (今日の写真は、今年の蝶ではないのです。残念ながら。。。。)

  ■成虫の状態も非常に美しいけれど
   幼虫もなかなかなのです!



  
   この美しい蝶々の幼虫の食草は、キジョラン。
   毒性のあるガガイモ科の植物。
   蔓状に林の中の樹に巻きついています。

   アサギマダラは幼虫時代からこの葉っぱの毒を体内に蓄え
   外敵から身を守っています。

   林や森が失われることで
   キジョランも失われ、
   幼虫の食草が失われ、
   アサギマダラが遠ざかる。。。

   来年は、少しでも多くのアサギマダラに会えますように。。。

 

  




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