◆ペンションエルブルズ◆INO-SHIKA日記part2

天城山麓、標高620mに建つ料理自慢のペンションエルブルズ。そこに住む面白家族と変化に富む伊豆の自然をお楽しみ下さい♪

▼クロアゲハの旅立ちまでの記録。(イモムシ系がお嫌いな方は要注意)

2013-10-08 | 昆虫
伊豆の秋は少しずつ深まっています。のんびりムードの伊豆へ是非遊びにいらしてください。土曜日からの1泊2食スタンダードプラン¥9450★お料理自慢の宿ペンションエルブルズでは、ランチやディナーのご予約も承っております。 (ランチ¥1575~、ディナー¥4200~)、シラヌタ・天城散策の合間のご会食などにお気軽にご利用下さい。 (*不可日あり。まずはお問い合わせ下さい。TEL 0557-23-4833)



***本日の写真***

10月2日に羽化しました。




 ■今年の頭に、
  ご近所の方から、レモンの樹の鉢植えを頂きました。

  実生から大切に育てられた樹です。
  
  ある日、蝶がやってきて卵を産み、青虫になり、次世代の蝶が生まれました。

  その成長の記録を、途中からですが、残したいと思います。
  
 ■9月7日。

  毎日ナントナク、
  レモンの樹の葉が虫に食われているなぁ、誰のせいかなぁ~~と思っていたけれど
  原因の主を見つける事が出来なかったある日、



  みつけました!動く鳥の糞!!
  鳥糞型の幼虫。
  これじゃぁ見つけられない。

  そして、丸々と太ったあおむし君も発見!



  この大きさになるまで、
  何で発見できなかったのか不思議になるほどの大きさ。



  早速、いつも重宝しているネット上の図鑑
  「蝶の幼虫図鑑」で、何の幼虫か調べてみる。

  どうやら、クロアゲハの幼虫である事が判明。
  5齢幼虫。(鳥糞型は2齢幼虫、残念ながら見失う)

  今年は、妙に家の回りでクロアゲハを見かけた。
  (鎌倉に住む友人も、いつもの年より多いかもしれないと言っていた)
  卵を産んでくれないかな、と思ってはいたが
  本当に生んでくれた事に感謝。

  モンシロチョウを育てた経験から言うと、
  このまま屋外に置いておくと、
  寄生蜂や寄生ハエの餌食になる可能性が高いので
  早速保護。

  でも、もうすでに、彼らの餌食になってしまっている可能性もある。

  この先どうなるのか、
  ドキドキの飼育開始。

 ■2枚くらいのレモンの葉っぱを食べる日々。

  夜中に『サクサク』と何やら音がすると思ったら
  はらぺこあおむし君が旨そうに葉っぱを食べている。

  夜行性なのか、たまたまお腹がすいたのが夜だったのか、
  その辺はわからないが
  昼間より、夜のほうが活動的な気がする。

 ■9月10日。
  夕方から葉っぱを食べることを止め、動きが鈍くなった。

 ■9月11日。
  金魚水槽の壁や蓋の裏を...激しく動き回り、
  たぶん昼頃に水分を大量に排泄し、
  その日の夜には完全に動きを止めた。

 ■9月12日 朝。
  水槽の壁にくっついた「ガチャピン」発見!



  夕方は、朝より水分が抜けた感じ。
  朝はほぼ真っ直ぐだった体は、くの字に曲がってきた。
  写真を撮ってみたら、首のように見える部分がアワビの貝殻の内側のように光っていて、
  ちょっと「真珠の首飾り」をしているみたい。

 ■9月13日の朝、ガチャピンの頭が、
  くっついている水槽の壁から大きくはなれ、そりが大きくなった。
 
 「あれ?支える糸はないし、どうしたんだろう。」と後ろ髪引かれる思いで外出。
    
  夕方帰宅すると、すっかり蛹になっていた。途中経過が見られず残念!!

  じっと動かない蛹。
   (後でわかったことだが、
    実は蛹は動くのだ!
    刺激を与えると、うにぃ~~~と動くのだ。

      でも、人の体温は、昆虫たちにとって高温すぎるので
      ホントは触ってはいけないのだ!)
 
  近くで見ると、葉っぱの葉脈そっくりの模様。
  


  後姿は、クリオネみたい。しかもリボンつき。



  触ってみたいけど
  触ったら取れちゃうかもしれないから触れないけど、
  大変強固そうな2本の糸で身体を吊っている。



  きっとこれを吐き出すのが、ガチャピン時代の最後の仕事。

  水槽の底には、足と頭の部分が転がっていた。

  

  
  一瞬首が取れちゃったかと驚いた。
  たぶん不要になったから切り捨てたのだろう。

 ■約10日で羽化するらしい、と聞いていたが
  10日を過ぎても変化は無い。

  まさか。。。。(涙)と思っていたが、
  突然その日は訪れた。

 ■9月30日。夜。
  蛹の色が変化。少し黒ずんでいるような気がする。

 ■10月1日、朝7時。
  ホントに黒ずんでいる。

  同日10時半。
  水槽を覗いてみたら、なんと黒い蝶々が!!

  羽化の瞬間、見逃した!

  恐る恐る、水槽の蓋を開けてみる。
  飛び出していこうという素振りは無い。



  手を入れてみたら、
  蝶々自ら乗ってきた。



  手のひらの上で



  ぱたぱたぱたぱた・・・・。



  いつまでも羽ばたいている。

  そして、オシッコをした。
  ずうっと水分を取っていないのに、不思議。
  におってみたけど、私の嗅覚では匂いは感知しなかった。
  
  木の枝に止まらせてみる。
  おなかの方はこんな感じ。



  散々観察させてもらった。
  表からも後翅に赤と白の模様が見えること、
  後翅前縁に白紋がないことや、お尻の形が丸いことから
  おそらく、メスではないかと。。。

  外へ放ってあげたいが、この日は風雨激しい日。
  蝶々に詳しい方に伺った非常食とアザミの花を水槽の中に置いて
  1日保護することにした。

   *非常食 4倍に薄めたポカリスェットに少し蜂蜜を入れて溶かし
        脱脂綿に吸わせて置いておく。

 ■10月2日。
  風はまだ強いが、雨は止んだので

  家の前の雑木林に水槽を置いてみた。



  この時期咲いている花は、アザミくらい。
  アザミの花に止まって吸蜜してくれるかなぁ、と期待の元
  花の前に置いてみたが
  なかなか飛び立たない。

  結局1時間以上、水槽の中に留まり、
  も~これ以上見守っていてあげられないわ、と家の中に入って、
  次に見たときにはいなくなってた。。

  結局、はらぺこあおむし君時代から、
  肝心な所は何一つ観察できずにお別れまで来てしまった。

  吸蜜する花があれば、
  暫くこの場所に留まり、2世も期待できると聞いたが
  花は少ないし、ほかにクロアゲハは全く飛んでいない。

  今吹いているこの風に乗って、
  仲間達が大勢いる花畑を見つけて欲しい。

 ■実はその後、同じレモンの樹で、もう一匹青虫を見つけた。
  一号に比べ少し小ぶりだ。

  そしてその子は、



  一号が旅立っていった日、  

  こんな枯れ葉色の蛹になった。

  何だかドラマチックな展開~~。

  一号は、一対の糸で水槽の壁に垂直にくっつき蛹化したが
  二号は、水槽の蓋の裏にくっつき蛹化した。
  そのせいか、糸はグルグルたくさん!

  羽化するのは、来年の春だろうか?
 
  楽しみだ。今度こそ、羽化の瞬間を見てみたいものだ。









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