喫煙者の肺や胎児や患者の写真をタバコの外箱に載せる。

イギリスでは、喫煙が原因で毎年106,000人が命を落としている。また、多数の人々が喫煙をしなければかからなかったであろう病と闘っている。

日本と同じようにイギリスでも、タバコの外箱には「吸い過ぎには注意しましょう」という内容のメッセージが書かれている。このメッセージを記載した当初は、喫煙者は確かに減った。しかし、人間は言葉に慣れやすい。今では、このメッセージはあまり役立っていない。

タバコの危険性を国民に知らせる方法はないか？とイギリス保健省は考えた。

「衝撃的な写真を印刷することにしました。カナダやシンガポールやブラジルで大きな効果があったのです。」

現在、Tobacco Pack Warning Surveyで、どの写真が効果的かというアンケートを実施している。サイトには、ボロボロの歯、死体、汚れた肺、胎児、酸素呼吸器をつけた肺疾患患者などの写真が並ぶ。

日本の厚生労働省の検索ページで、キーワードを「喫煙」にして検索を実行した。

検索結果の上位に並んだのは、喫煙者数や喫煙のリスクなどではなく、「分煙」ばかり。国としては、喫煙者数を減らすのに力を注ぐ代わりに、分煙をすすめたいようだ。

参考書