翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

古代人は暴力的だった

2006-05-12 02:00:30 | 社会
息子が6年生になり、歴史の授業が始まった。聖徳太子や織田信長といった歴史上の人物の話をしながら食事をするのがとても楽しい。

息子はテレビの時代劇を見る。箸をおいて、正座して見る。




Brutal lives of Stone Age Britons

紀元前4000年から紀元前3200年のブリトン人の頭蓋骨をクイーンズランド大学とセントラルランカシャー大学のチームが調査した。

今まで新石器時代といえば、食物を探すのに忙しい平和な時代と考えられていた。

ところが、棍棒や矢や石斧によって傷ついた頭蓋骨が多数見つかった。傷ついた固体の割合は5パーセント。そのうち、致命的なものは2パーセントにもなった。専門家の推定によると、当時の暴力による死亡率は8パーセントから33パーセントにもなるらしい。

「頭蓋骨だけで2パーセントです。そのほかの部分の傷はもっとあったはずです。また、骨には影響の無かった傷もあったはずです。」




敵との戦いもあっただろうし、ドメスティックバイオレンスもあっただろう。

私たちの祖先は、きびしい新石器時代を生き抜いてきた。

5000年前と同じような暴力は今もあるけれど、なんとか生きていけるような気がする。

ところで、息子は、NHKに不満がある。

不満って何?

「弥生時代や縄文時代の大河ドラマを観たい」


参照: 縄文式生活技術教本