英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

オニオン・酢・ライス

2010年02月10日 | 閑話
立松和平さんが逝去されました。

立松さんといえば、多くの方が、栃木なまりの素朴なリポートをしたニュースステーションでのイメージをお持ちでしょう。「自然はね~、強いんだよね~」といったような・・・。

しかし、立松さんは別の形で私の人生に少なからず影響を与えてくださいました。1990年(平成2年)に、立松さんのお話を直接聞く機会があったのです。

当時、私は代々木ゼミナール代々木校で浪人していました。その浪人生活を有意義にするための講演として、立松和平さんが講師として呼ばれ、特別講義をして下さりました。

もう20年も前のことなので講義の内容は詳しくは覚えていませんが、こんなお話でした。
僕が、早稲田に通うために宇都宮から上京して初めてレストランに入ったとき、「オニオンスライス」というメニューがあったんですね。

当時の私は都会のことが何も分からなかったので、勝手に「オニオン・酢・ライス」と解釈して、「東京の人は、たまねぎのスライスに酢をかけたのをおかずにしてご飯を食べるんだな~」と感心したものです。

なんて素朴な人なんだ!と思いました。

立松さんは早稲田大学政治経済学部卒。当時、私の第一志望は、もちろん早稲田大学政治経済学部。こんな素敵な先輩が出ている大学に是非とも合格したいと、勉強に対する気持ちを強くした思い出があります。

因みに、当時の私はこんな感じです。↓

右側が私。
この写真についてはこちらで記事にしております。

立松和平さんのご冥福をお祈りします。


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『ブルー』

2010年02月09日 | 閑話
2月3日付け信濃毎日新聞で紹介されていた久美沙織著『ブルー』を読了しました。
舞台は大町市青木湖。高校2年の冬に友人と行って以来、サン・アルピナスキー場(鹿島槍・青木湖・佐野坂)は私のホームゲレンデみたいなところでした。当時付き合っていた彼女とも夏にサイクリングに行くなど、青春の思い出が詰まっている場所が青木湖でしたので、情景を思い出しながら読めました。

人との出会いを運命的なものとしてとらえ、家族とのつながりのなかで成長していく主人公「杏」がとても清々しく感じました。

大学入試の英文や現代文で出題される評論文は学ぶところが多くて有意義ですが、爽快に読める久しぶりの小説も、また嬉しからずや。


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懐かしい風景

2010年02月07日 | 子育て
4月から小学生になる長男といっしょに、小学校まで歩く練習を日曜日にしています。

今日は快晴でとても穏やかな天気で、絶好の散歩日和にもなりました。
小学校から望む仙丈ケ岳は、私が小学生だった約30年前に見たそれとは変わらずに、その雄姿を見せてくれました。

私が通っていた小学校に自分の子供が通うなんて、ちょっと不思議な気持ちです。


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春の様相

2010年02月07日 | 閑話
久しぶりに自宅でゆっくりと過ごす日曜日。

しばらく気にかけていませんでしたが、畑の一角にある梅の蕾が大きくなっていました。季節は確実に春に近づいているのですね。
お昼はピザです。ビールbeerと共に、家族と過ごす日曜日の贅沢な昼下がり・・・。




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ある生徒との対話

2010年02月06日 | 指導現場にて
突然、ある生徒からメールが来ました。

ある大学を受験していたときに体調不良になり、保健室で受験するもまったく問題が解けなかった、動揺が続いてしまって気持ちの切り替えができない、という内容でした。

そのメールの直後、彼女の母親から電話がかかってきました。話をしていると、受話器の向こうでは発狂寸前に荒げている彼女の声。人生がかかっている大学入試で失敗をしてしまった場合、高校生の彼らが取り乱してしまうのは当然かも知れません。

電話には出たがらない彼女に、私は以下のメールを送りました。
思ったようにいかないのが大学受験であり、そして人生です。
大切なことは、そのような状態になったとき、いかにしてその経験を次に生かし、善後策をとれるかです。

なるようにしかならないのだから、プラス思考を心がけること。二浪している僕は、もっと辛い修羅場を経験していますよ(笑)。

そして、翌日、約1時間をかけて彼女と面接をしました。

人一倍努力をし、模試でもそれなりの成績を出してきたにもかかわらず、自分に自信を持てないでいる彼女が、そこにはいました。

どうやら、向学心が高かったにもかかわらず、高校入学の頃から、定期試験直前でもUNOをやっているような周りの友達や、「この高校では、よくても○×大学ぐらいしか受からない」という教師の言動によって、進学校に行けなかった劣等感と「努力しても無理だ」とマイナス思考の中に陥っているようでした。

しかし、その一方で「勉強して見返してやろう」という気持ちもあり、いわゆる mixed feelings の状態で高校3年間を過ごしてきた彼女。

昨年5月から私は彼女を指導していますが、その時は家庭教師も併用していて、その先生が「お前は○△高校なんだから、いくら頑張ってもしょせん○×大学のレベルだ」「過去問なんかやる必要ない。一回出題された問題をやって何の意味があるんだ」「高校の学園祭準備に時間を費やすなんて無駄だ。早く帰宅して勉強しろ」等々、首尾一貫性のない指導を受けていたこと、それまでに塾を4つも5つも変えてここに来たということも吐露してくれました。

私のスタンスは、勉強も大事だが学校行事も大事。大切な思い出になるのだから、終わってから勉強に集中すればいい。その気持ちの切り替えを助けるのが私の役目。そして、高校名にかかわらず、やり方次第で誰にでも難関大学合格のチャンスがある。過去問研究こそ難関大学合格に不可欠な勉強だ、ということを常々言ってきました。

家庭教師と私のどちらを信じていいか分からず、どちらに対しても指示された勉強をあへてしなかった反抗的な態度を反省していると、彼女は言ってくれました。

そして、夏期講習最終日、高3生を対象にした講座で私が述べた自分の経験論と大学受験に合格するための術を聞いて、彼女は思ったそうです。「この塾は本物だ。信じてついて行こう」と。

夏以降、間違っていた勉強方法は修正され、成績も伸びてきました。しかし、彼女のマイナス思考だけは変わりませんでした。


大学受験シーズンが始まり、ギリギリの精神状態の中で、彼女が打ち明けてくれた正直な気持ち。

今までの劣等感をぬぐい去り、新たな人生を切り開くチャンスが大学入試です。人一倍努力してきた自分を、自分が信じなくて誰が信じるのでしょう。彼女には、以前の記事でも紹介したこの言葉を伝えました。
昨日の面接で、彼女はすべてを打ち明け涙し、私も、彼女の言葉を聞いて、胸の中にアツいものがこみ上げてきました。

そして彼女は最後に言ってくれました。「先生、今日からプラス思考でいけそうです」

そう簡単に自分の性格や言動を変えることはできないでしょう。でも、昨日、彼女の中で何かが変わったのを私は感じました。

彼女の本命大学の試験日は8日。今までの劣等感から抜けだし、新たな人生の1ページを開く大学への、どうしても乗り越えなければならない関門。

結果はどうなるかわかりません。しかし、今までとは違う気持ちで臨む試験になることは間違いありません。誰にも負けない努力をし、そして、その努力を信じ、常にプラス思考でいることが、大学合格には求められます。


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好きこそ物の上手なれ

2010年02月06日 | 指導現場にて
自他共に「折り紙博士」と認める高2の生徒が、今年の干支「虎」を折ってきてくれました。


こちらはトンボ。
いずれも一枚の紙で折られています。余りにも素晴らしい出来なので、指導教室の入口に飾らせてもらいました。

両作品とも丹念に折られていてますが、自分自身の発想・アイディアで折るオリジナル作品も数多くあるとのこと。「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったものです。

何か得意なものがあれば、それをきっかけに人生をプラスに転じることが出来ます。この折り紙博士も4月からは大学受験生。彼の能力にあった進路を、共に考えていきたいと思います。


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指導現場にいてこそ

2010年02月05日 | 指導現場にて
今週の水曜日までの1週間は、三者面接のため、通常の指導はありませんでした。

確かに、指導現場を離れて保護者や生徒と面接することは、とても貴重な時間です。しかし、普段の授業で生徒たちとのコミュニケーションがあるからこそ、面接も意義深いものになるのです。

昨日から通常授業が再開したのですが、やはり、指導現場に立つと、自分が水を得た魚のように感じます。一言で言うと「気持ちいい!」です。自分の旗振りで生徒がついてくる喜び。昨日は久しぶりの授業だったので、ついつい オヤジギャグを 飛ばしすぎました。

「先生、絶好調じゃん!何かあったの?」

そう、その答えは生徒自身なのです。


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ペンの力

2010年02月04日 | 指導現場にて
今日のYAHOO!ニュースで、ペンの橋が紹介されていました。
( → news sourceはこちら

The pen is mightier than the sword.
(ペンは剣よりも強し)
とはよく言いますが、我が母校伊那北高校の校章はクロスペンでした。

慶應義塾大学の校章もクロスペンで、伊那北と慶應の校章が類似していることは、生徒手帳でも紹介されていました。しかし、そんなにも馴染み深い慶應を受験しようとはついぞ一度も思いませんでした。なぜか私の心は、早稲田に魅せられていました。

時は1987年1月15日の成人の日。この日行われてたラグビー日本選手権で、今泉や堀越を擁した早稲田ラグビー部が東芝府中を 22-16 で下して優勝したシーンを鮮明に覚えています。霧の国立競技場。早稲田フィフティーンの白い息と歓喜。(ちなみに、この勝利以来、大学は社会人に日本選手権決勝で勝てていません。今思えば、とても貴重な試合を見ていたのですね。)


当時中学3年生だった私は、このシーンを目にしていなければ、高校3年間では早稲田とつながっていなかったかも知れません。

理由は何でもいいのです。自分で決めた第一志望の大学に向けて邁進できるのも青春の特権です。

大学受験生は、私立大入試の真っ直中。もう一頑張りです。志望校は手の届くところまできています。


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つながっている感動

2010年02月04日 | 閑話
一昨日、留学でお世話になったICC国際交流委員会のSさんから、次男誕生のお祝いカードが届きました。
ブログ「英語道」をいつもご覧いただいているとのことで、嬉しい限りです。ICC国際交流委員会には、留学のときだけでなく、一昨年のTOEICセミナーでもお世話になりました。

私の人生を変えた留学以来の永いお付き合い。ブログを通してつながり続ける感動を、改めて味わうことができました。

Sさん、今後ともよろしくお願いします。


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周りに目を向ける

2010年02月03日 | 閑話
今年も既に2月。当たり前ですが、1年の十二分の一が終わりました。

カレンダーをめくったところ、1月のカレンダーにこんな言葉とイラストがありました。
1月中はまったく気にもかけていなかったのですが、1月のカレンダーを破って捨てようとしたとき、この言葉が私の心をとらえて離しませんでした。
毎日毎日
頑張る
あなたに
でっかい
しあわせ
必ずまってる。
1ヶ月もの間、リビングに飾られていたカレンダーにあった言葉。ちょっと気にかけて目を向けるだけで気付くはずなのに、今日まで気付きませんでした。「新年の決意を達成するためには、毎日の努力を欠かすな」という思し召しかもしれません。新たな気持ちで2月を過ごせそうです。

このカレンダーの言葉のように、普段の何気ないものの中にこそ、大切なものや心を動かされるものがあるのかもしれません。意識するだけのその存在価値は大きくなるのです。


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