英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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自分を追い込む

2005年12月15日 | 指導現場にて
センター試験まで40日を切り、高校3年生にはいよいよピリピリとした雰囲気が漂ってきた。この時期になると、生徒一人一人について、センター試験の英語で何点取れるか予測できる。今日時点の予測では、最高点は190点、最低点は70点といったところである。

そんな中、2年生のなかにも、来年度のことを考え、英語の勉強法について聞いてくる生徒も散見されるようになった。しかし、彼らに共通して言えることは、「ヤバイよ、ヤバイよ」と口では言うものの、私が指示したことを実行に移そうとはしない。危機感をもち、こちらの指示を仰ぎ、やるべきこともわかっている。しかし、行動に移さない。今まで見てきた受験生から判断すると、最も質が悪く、成績が伸びない傾向にある。

彼らに共通することは、「マイナス思考」である。マイナス思考でも、すべきことを実行に移している生徒は、多少なりとも成績は伸びているのだが・・・。悩んでいる暇があれば、何かをやれば良いだけの話しだ。

昨日、今後の勉強法について質問してきた2年生の女子高生には以下のように忠告した。
「一回、自分を追い込んでみろ。自分の限界を見てみろ。そこで初めて新しい自分に出会える。例えば、土日に部屋に閉じこもって、第1志望大学の英語の長文問題に、時間を気にせずに辞書を引きながら、とことん向き合ってみる。食事以外は部屋を出ない。家族とも口をきかない。とにかく没頭してみる。そうして答えあわせをして、それでも満点をとれない自分を蔑んでみる。その後、その英文を100回声に出して音読してみろ。そこまで、自分を追い込んだことがあるか」と。

その生徒は目に涙を浮かべていたが、それもマイナス思考が出させた涙に過ぎない。「悔しかったら、俺を納得させるぐらいの偏差値を取ってみろ。そんなに入試は甘いもんじゃない!学校の副教材の300語程度の英文を読むのに1時間以上かかってどうする。本番ではもっと難易度が高い1000語程度の英文を20分で読まなければならないんだぞ!」

その生徒は閉口してしまった。彼女の今後の勉強に対する姿勢を見ていきたい。
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