英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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成長した姿

2021年06月24日 | 指導現場にて
ある高1生が英検準1級の一次試験に合格し、昨日の授業では二次面接対策として、過去問を使った模擬面接を行いました。英検準1級二次面接試験では4コマ漫画のストーリー展開を英語でナレーションし、その後、関連した質問に対する受験者の意見を聞く質問が4問出題されます。

時に思ったように英語が口から出てこず、詰まりながらも、自分の意見を英語で紡いでいく彼の姿に、素直に「成長したな・・・」と感じました。

彼が小学校5年生の時から指導していますが、決して天才肌ではなく努力を積み上げて結果を残していく生徒です。ほぼすべての小学生がそうであるように、彼も小学生の頃はbe動詞と一般動詞の区別さえままなりませんでした。しかし、努力を積み上げ、小6で3級、中2で準2級と2級、そして、高1で準1級一次まで到達しました。

彼が英語を話す姿を見て、英検準1級・TOEIC800点を持って留学した時の自分を思い出しました。日本では英語ができる人と見られていましたが、留学当初は全く通用せず、ホストマザーの言っていることさえ分かりませんでした。しかし、相手の言うことに耳を傾け、自分の意見をゆっくりでも英文法に則って真剣に発話すれば、その思いが必ず相手に伝わり、コミュニケーションが取れるのを実感しました。

昨日の模擬面接の出来であれば、二次試験も合格でしょう。自分の意見を英語を話すことは、英語の上級者でももっとも高く感じるハードルですが、準1級一次試験に受かる英語の基礎力があれば、たとえ流暢でなくたどたどしくても、発する英語には魂が宿り、必ず相手に伝わります。大切なのは、意見を持ち、それを伝えようとする気持ちです。

彼にとって準1級は通過点です。英検1級、そして、医学部合格という大きな目標に向かって、ステップアップしていってくれることでしょう。


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