今週8日(月)のNHK「あさイチ」で、大人になって新たな知識やスキルなどを学習する「学び直し」が特集されていました。
ゲストは女優・いとうまい子さん。45歳で早稲田大学人間科学部eスクール(通信教育課程)に入学し、見事に4年で卒業。現在は博士課程で予防医学やアンチエイジングの研究を続けている、まさに「学び直し」の front runner とも言える人です。
番組の中で特に気になった言葉を紹介します。
①歳を重ねてからの学び直しは、記憶力が落ちていることなどもあり、学んだことをすぐに忘れてしまい、がっかりの連続。
②でも、毎日少しでも継続していけば、必ず道は開ける。
③目標達成のためにその目標を公言することで、協力が得られる。
④同じ目標の仲間をつくる。
①②について。社会人の方に英語を指導していると、伸びていく人と停滞したままで学び自体を止めてしまう人に二極化します。学生の場合は、当初停滞気味でも、曲がりなりに伸びていきます。学生は本業が勉強ですから、嫌でも毎日テキストを開かざるを得ません。結果的に、少しずつでも勉強の積み上げになっているんですよね。
社会人の方は仕事の合間に勉強をするわけですから大変です。「疲れているから今日くらいはやらなくても・・・」という時に、毎日やると決めたことを5分でもいいから日々継続できるか。すべてはここにかかっています。
③④については、今の時代はSNSを上手に使いこなせるといいですね。今週は4月に行われたTOEICの結果発表があったのですが、私のTwitterのTL(タイムライン)には、点数の結果報告されているツイートがひっきりなしに流れてきました。そのほとんどの方が点数を伸ばしていて、驚かされます。顔見知りじゃなくても、目標を同じくしている人がいると分かると「私も負けてられない。頑張らないと」とモチベーションは必ず上がり、日々の勉強の積み上げにつながり、結果として英語力が伸びていきます。
新年度から一ケ月が過ぎ、GWも終わり、4月当初のやる気と新鮮さが薄らいで、五月病という言葉を耳にする時です。こんな時こそ、もう一度今年度の決意を思い出して、毎日の「少し」を積み上げていきましょう。道は必ず開けます。