英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

勝負の夏だからこそ

2013年06月27日 | 指導現場にて
予備校や学習塾の夏期講習の広告を目にする時期になりました。

毎年のことですが、夏休みの過ごし方について、高校3年生に対して以下の注意をします。

①学校の補習を取りすぎない
②予備校や塾の夏期講習を取りすぎない
③暗記を徹底する

勝負の夏休みだからこそ気合が入るのは当然ですが、学校が薦めるままに朝から晩まで補習を取る生徒がいます。学校でやってくれることだし、お金もかからないので、生徒だけでなく保護者も安心します。同様に、大手予備校や塾の夏期講習を朝から何コマも取る生徒もいます。予備校の先生は一流ですので教え方もうまく“勉強ができるようになった気”になります。

しかし、補習の内容は過去問を解いて説明を受けるという受動的な授業。つまり、普段と何も変わらないのです。もちろん、刺激を受けるという点において、そして基礎力が備わっている生徒にとっては有効だと思いますが、多くの生徒の場合、時間(②の場合はお金も)かけた割には成績は伸びません。

夏休みだからこそ、自ら能動的に動く、つまり暗記を徹底する必要があります。①②がまったく無意味とは言いません。だらけがちになる休みに規則正しい生活リズムを取り入れる意味で、朝一の補習や講習は、よいペースメーカーになります。しかし、すべてを補習・講習に頼るのは本末転倒です。

夏休みだからと言って、自分の身の丈に合わない勉強(私はこれを“背伸びした勉強”と呼んでいます)をしてはなりません。秋以降の飛躍を期して、夏休みに基礎力の養成、つまり暗記の徹底は絶対です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする