「英語の基本は語彙力」という意識を植え付けるべく、高3生を対象に「大学受験 基本イディオム・語彙100問チェック」を7月最終週に実施しました。1つ1点で100個の基本イディオムと語彙を出題、90点以上を合格とする、毎年恒例のチェックテストです。
1回目の平均点は44.4点で、合格できた生徒は一人もいませんでした。しかし、特段驚くべきことではありません。なぜなら、高校生たちが普段からいかに暗記を疎かにしてきたかを示す、毎年繰り返される同じ光景だからです。因みに、昨年の1回目の平均点は53.8点でした。
翌週に同じ問題を使って再テストを行い、ここで90点以上を取れれば合格としていますが、ほぼすべての高3生が2回目で100点満点に近い点数を取ります。つまり、やればできるのに、これまでやってこなかったことが証明されてしまったことになります。
これまでの自らの勉強姿勢を反省し、この夏からしっかりと基礎を固める暗記中心の勉強をできた者は、今は実感がなくても秋以降に確実な伸びを感じることができます。しかし、その忠告にもかかわらず、問題を解くだけ、授業を受けるだけで勉強をやった気になっている者は、間違いなく大学受験の荒波にもまれてしまうでしょう。
英語力の基本は語彙と文法。それらがあってこそ、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を首尾よく身につけることができます。
手元にある英単語集は汚れていますか?購入した時と同じ、綺麗なままではありませんか?書き込みもスレ・ヨレもないそんな英単語集を受験会場に持っていったら、周りの受験生になめられますよ。
どれくらい勉強してきたか、そして、現在の実力がどのくらいか・・・。英単語集を見ただけで、分かってしまいます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます