TEX加藤先生が薦められていた『ワセダ三畳青春記』を読了。
書名が示すように、著者・高野秀行さんの青春記ですが、高野さんが人間として成長されていく過程が、野々村荘という生活拠点を中心として面白おかしく書かれており、思わず時間が経つのを忘れてしまうほど。特に、一人の女性と知り合うことで、それまでの自分を卒業しようとする決意を記している終盤の2章は、主人公の高野さんに私自身を重ねて読まざるをえませんでした。
高野さんのようなワセダ人は、当時かなり実在しており、私もキャンパスで何度もお目にかかりました。留年は当たり前で、卒業も怪しいくらいなのですが、大学では「私は7年生だ」的オーラを放っている学生。私がキャンパスで見かけたそのような“先輩”方の一人が、高野さんだったかもしれませんね(笑)。
舞台は1989年~2000年の早稲田。1992年~1996年に早稲田大学に通っていた私にとって、本著はまさにストライクゾーンど真ん中(笑)。当時の早稲田に思いを馳せながら楽しく読めました。
書名が示すように、著者・高野秀行さんの青春記ですが、高野さんが人間として成長されていく過程が、野々村荘という生活拠点を中心として面白おかしく書かれており、思わず時間が経つのを忘れてしまうほど。特に、一人の女性と知り合うことで、それまでの自分を卒業しようとする決意を記している終盤の2章は、主人公の高野さんに私自身を重ねて読まざるをえませんでした。
高野さんのようなワセダ人は、当時かなり実在しており、私もキャンパスで何度もお目にかかりました。留年は当たり前で、卒業も怪しいくらいなのですが、大学では「私は7年生だ」的オーラを放っている学生。私がキャンパスで見かけたそのような“先輩”方の一人が、高野さんだったかもしれませんね(笑)。