英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

夏期講習

2005年07月13日 | 指導現場にて
梅雨明けも間近。そして、いよいよ夏休みがやって来る。私が勤務する塾でも、今月29日から夏期講習が始まる。最近は、レギュラーの授業と夏期講習のテキスト作りで多忙を極めている。

今年の夏期講習は、文法と英文解釈の二本立てにした。文法は、1年生は文型と時制。2・3年生は準動詞・関係詞・仮定法。英文解釈は、短いながらも抽象度の高い英文で、英文構造の把握力をつけさせようと考えている。

特に、文法では、2学期以降に英文読解力をつけていく過程でネックとなる準動詞を、徹底的に鍛えるつもりだ。

The girl called Mary called her mother.

この例文で、最初の called が準動詞と呼ばれる。動詞に見えてしまうけど、実はその文章の本動詞ではないものが準動詞。具体的には、不定詞・動名詞・分詞がこれにあたる。大学受験英語で最も大事なのが長文読解力。それにはまず、英文構造を一瞬で把握できる力が必要となる。つまり、主語と動詞を見極め、その英文が第何文型になるかを指摘できる力が大事なのである。本動詞が見抜けないということは準動詞に振り回されているということで、いつまで経っても適切な英文構造把握は出来ない。夏以降のそのような力の伸長に狙いを定めて、今年の夏期講習は準動詞に注力したい。

そんな中、最近、塾の高校3年生からくる質問が、「学校の夏休みの補習はとるべきですか。」というもの。私の答えは、ノー!

なぜなら、おそらく、学校はセンター試験などの過去問を解かせて終わらせてしまうからだ。そこに何の計画性もなく、先に述べた私が考えるような戦略もない。ただ入試問題を解かせて、補習としてしまうのだ。

夏休みといっても、世間が言うほど大勉強は出来ない。暑いし、疲れるし、誘惑もある。しかも、今までやった勉強内容を見直し、暗記をすることにも時間を費やして基礎力を確実なものにしないと、秋以降の応用力の伸長にも間に合わない。

高校生諸君、無駄な時間を過ごすことなく、戦略性のある効率のよい勉強をしてもらいたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする