自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

ふるさと再探訪!日南海岸

2007-08-13 11:12:11 | 環境

福岡県で森林スポーツフェスタの実行委員会に出席して、
お盆も近いので、実家の日南市油津に束の間の帰省をしました。
この時期に帰れるのは随分久しぶりでした。昔は毎日出かけていた
日南海岸の磯や砂浜に、ちょっとだけでも足を踏み入れたくなりました。
海水パンツやバスタオルもついつい詰め込んで、車で出かけました。
大堂津、南郷と日南海岸を下っていくうちに、「都井岬30km」の標識
が目に留まりました。小学6年生の時に家族旅行で行ったきりでした。
何かの力で引っ張られるように、なんと40年ぶりに野生馬の生息する
都井岬を訪ねました。

10以上のハーレムを構成して、100頭以上が生息するという御崎馬(都井岬の野生馬)。
5月頃に出産した子馬を伴って、道路沿いや沢沿いのいたるところで遭遇できます。
牧場で見慣れた光景なので、ついつい「かわいい!」などと記念写真だけで
終わりがちですが、ここは野生なのです。牡馬は14~15歳くらいになって
精力がなくなるとハーレムを自ら離れ、人知れず(いや馬知れずかな?)
死んでいくのです。しばらくたって屍を発見することもあるようです。
あくまで厳しい自然の中での生活を見れる貴重な場所です。
単なる牧場ではないことがわかると、こんな身近に圧倒的な自然の営みが
あったことを今更知りました。
太古に、大陸から渡ってきて、木曾馬や道産子とともに、
日本在来馬として生き残ってきたわけですが、
野生馬としての貴重さは、
北米ワイオミング州やモンタナ州でワイルドムスタング(野生馬)を見に
行ったことを懐かしく思い出しました。
アメリカの広大な大地に比べて、日本の変化に富んだ(特に海に面した)土地で
生きてきた御崎馬。大事にしてやりたいと今更ながら思いました。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
都井の岬でジョギング大会 (アイリッシュ)
2007-08-14 22:50:21
こちらの日記にお邪魔しました♪
都井の岬には小さい頃に行ったきり、ずっと行ってませんでしたが、ここで開催された「ジョギング大会」(ロードレース?)に次女が2年続けて参加、その時に久し振りに行きました。
岬馬や野生のお猿さんが、当たり前にそこここにいました。
不思議ですよね、まだ日本にもこうして野生の世界で生きていける馬や猿がいるんですよね!

けれど人間が捨てたものや不用意に与えたものを食べてしまって病気になってしまう馬や猿達も・・・。
自然との共生、それは人間とその場の自然との間だけで行われるのではなく、自然界全てのもののサイクルの中でこそ行われるべきものだと思っています。

都井の岬でのジョギング大会、確かもうなくなったと聞いています。
凄くいい雰囲気のジョギング大会でした。
近年、こうしたジョギング大会やマラソン大会などが資金や道路交通状況が原因で廃止されていく傾向がありますよね。
残念なことです!



返信する
森林マラソンやりませんか! (イキケン)
2007-08-15 21:21:26
都井岬のコースは起伏と景観の変化があってよかったでしょうね。野生馬が道路を自由に歩き回るので、馬糞があyたらあるので、適度の緊張感もあるでしょうね。

おっしゃる通り、手作りマラソン大会(スポーツ全般)は
資金難に加えて、警察の道路許可も厳しく、新規開催は不可能ですし、現状維持も厳しい状態です。私がプロデューサーをしている森林スポーツフェスタ(昨年までは森林マラソンと言ってました)も同じ苦労がありますが、なんとか今年も開催します。11月18日に福岡県篠栗町で開催します。まだ未発表ですが、リボーンのホームページから過去の大会を見れますので、是非、どうぞ。7月のには北海道で実施しました。
返信する