吉住健一・地域活動レポート

 新宿区議会議員、東京都議会議員としての地域活動を掲載しています。

 9月25日、安倍内閣総辞職

2007年09月26日 | 18.出来事 2009~2000

 世間をアッと言わせた衝撃の退陣表明から2週間が経過し、新しい総理大臣が選出されます。午前中、安倍内閣最後の閣議に総理も出席し、官邸を後にしました。
 この2週間、総裁選挙を見ながらいろいろなメディアを通じて安倍内閣の一年間を振り返っていましたが、安倍内閣は安倍親衛隊の功名争いと安倍総理の思想信条を許すことのできないマスコミによって潰されたのだなと感じています。
 「政治とカネ」の問題では、与野党問わず問題のある議員がいても、見出しに出るのは与党議員だけ、自民党なら10万単位でも大きく扱われるが小沢党首なら15億円でもあまり触れられることはない。とか、民主党議員の問題発言はネット上では話題になってもテレビや紙媒体には載らない。など取り扱いへの不平等を感じました。
 情報を発信できるという点において、独占的に特権を持っているマスコミは真実の情報も「まことしやかな情報」も、コメントする人の言葉を使えば「嘘」も流すことができます。国民のみなさまには、是非政治家の言うことにも、マスコミの言うことにも、何が言いたくてそう言っているのかを想像しながら聞いてみていただきたいと思います。情報を持っている人間に都合よく加工された情報を流されて信じるほど不快なことはありません。

 何はともあれ、生身の人間としての「安倍晋三氏」はさぞかし辛かったことだろうと思います。仰っていたことは正しいことが多かったような気がします。政治家としての理想に燃えて、颯爽と総理大臣に就任したちょうど一年前が懐かしく思われます。あのころは、世論も味方だったのに・・・。人の心の移ろいを無常に感じさせられた内閣でした。


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