新 ゆ~ゆ~日記

一生独身を決めた男の自堕落で貧乏くさい日記

阿蘇 中岳・高岳(あそ なかだけ・たかだけ)

2013年05月08日 | 登山
4日、みどりの日に今年山登りを始めてからの目標であった阿蘇に登ってきました!
ゴールデンウィーク真っ直中ということで、渋滞が予想されるため、今回も午前8時に友達を迎えに行き、出発。
仙酔峡から登るルートを予定しており、例年ならGWといえば仙酔峡のミヤマキリシマ目当ての客で賑わうけど、今年は客が少なく、駐車場にもスムーズに入れると予想。
というのも、実は一昨日である2日にバイクでツーリングがてら下見に来た際、ミヤマキリシマが全然咲いておらず、桜で言うなら一分咲きといった感じ。
本来なら山一面がピンク色に染まるくらい咲くんだろうけど、せっかく登ってきた客が口々に残念そうに「まだ咲いとらんたい」と言ってました。
なので、道中は若干渋滞があるかもしれないけど、仙酔峡の客は少ないと予想してたら大正解!駐車場はガラ空きで、すんなり駐車できました。

午前10時、登頂開始!(この画像だけは2日に来たときのものです。悪しからず)


途中までミヤマキリシマでしたが、すぐにそれも終わり、溶岩がゴロゴロと転がる荒れ地に変わりました。



幸いにも登山道が整備されており、1時間ほどでロープウェイ火口東駅(現在休止中)に到着。


ここで一旦休憩し、次はどう登るんだ?と本で調べていると、大きなミスが発覚!
当初予定してたルートを逆回りで登ってきてるじゃありませんか(´Д`;)
でもまぁ、うちらと同じルートで来てる人も何人も居るし、まぁいいか、ということで登山再開。

火口東駅はすっかり廃墟と化してました。


簡易避難所。屋根には石が積もってました。未だに石が降ってくるんでしょうか・・・。


やっと火口が見えました!もうこの辺まで来ると、硫黄の匂いがプンプンします。


阿蘇火口。いつもは草千里方面から来て見る火口を反対方向から初めて見て感動しました。


中岳へ続く火口展望所。


中岳へ続く尾根。


未だ活動を続ける活火山だけあって、辺りは地球とは思えないような光景でした。



12時5分、中岳山頂到着!

実は、火口東駅辺りでかなり寒かったのですが、中岳辺りでもう我慢出来ず、ウインドブレーカーを着込みました。

中岳から約30分後、12時38分、遂に熊本最高峰である高岳制覇!!

ずっと登りたいと思ってた山だし、登山客も多いし、見晴らしも良く、初めて見る光景にすっかりテンションが上がってしまい、体調もなぜかすこぶる良く、靴の紐を締めすぎて踵が痛くなった以外は何事もなく、ほとんどここまで疲れませんでした。

ここで沢山の登山客に紛れ、昼食。
途中の道の駅で買った饅頭やおにぎりの美味いこと!
天気も見晴らしも良く、最高でした。

高岳からの眺め。火口方面。


高岳からの眺め。南阿蘇方面。


高岳からの眺め。根子岳方面。


高岳からの眺め。阿蘇谷方面。


十分に高岳を満喫し、本来は登るはずだった道を下ろうとすると、思った以上に急勾配。
カップルで来てた女性は「怖い」といって腰が引けてるほど。
でも友達と僕は何度も山登りしてて、慣れつつあるので、スイスイと下りたんだけど、怖いと言ってたカップルはなかなか下りれない様子でした。
こんな感じの急斜面↓見上げたところ。


下りは先が見えないほど。


この急斜面を下りながら、ムクムクと何か心の中で湧き立つものが!
それは、「この急斜面、登りたい!」というもの。
登山家としての魂が形成されつつあるんでしょうか、なぜかまた来て、今度はこっちから登りたい!と強く思いました。
友達にそれを言ったら、半分呆れてましたけどね。
あ、そういえば、友達が油断してたのか、崖を3mほど落ちました。
ちょうど緩やかな斜面だったので命拾いしましたが、断崖絶壁の場所も多く、もしそこだったら確実に大怪我は免れず、かなりの確立であの世行きだったかも。考えるだけでゾッとします。


15時半頃、仙酔峡駐車場に無事到着!
やっぱイイっすわ、阿蘇。改めて思います。
また今度絶対登ります!
その際は、急斜面コースで挑みたいと思います!
いや、「思います」じゃなくて、絶対そうします!!

今回も温泉無し。
帰りはカドリードミニオン辺りまで渋滞してましたが、その先は割と流れよく帰れました。

※9日追加
おまけ画像をアップするのを忘れてました。
今回もミニチュア写真のおまけです。
ミニチュアモードで撮った火口東駅。

前回の八方ヶ岳からの陸橋のやつは、正直ちと微妙でしたが、これはかなり良く撮れたと思います。