最近はごぶさただが、若いころはよくインスタントラーメンを食べた。カップめんが出る前は袋入りしかなかったな。いろいろ食べたが、小生のお好みは、エースコックのワンタンめんか札幌一番だ。特に札幌一番の味噌ラーメンがおいしかった。昭和の時代を想い出して、久しぶりに札幌一番味噌ラーメンを食べた。
カップめんは手間がかからなくていいが、料理を趣味とする者にとってはおもしろくない。袋めんの方が週末料理人の腕がふるいようがある。
袋入りインスタントラーメンを調理するさいの一番のポイントはスープとめんを別々に加熱すること。袋に書いてある調理方法は、小鍋に水を入れめんをゆで、そこに粉末スープの素を入れるというやりかた。あれだとめんをゆでた湯にめんの付着物が溶け出してよろしくないのではないか。で、めんは大きな鍋でゆで、その横で小鍋に湯を沸かしスープを作る。
具は豚ひき肉、ニラ、もやし。豚ひき肉はかたまり肉をフードプロセッサにかかけて作った自家製のひき肉である。市販のひき肉よりこちらの方がだんぜんうまい。男の趣味の料理はインスタントラーメンひとつ作るのもたいそうなことである。
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