『磐城誌料歳時民俗記』の世界

明治時代の中頃に書かれた『磐城誌料歳時民俗記』。そこには江戸と明治のいわきの人々の暮らしぶりがつぶさに描かれています。

旧暦9月9日 重陽の節句 

2007年10月12日 | 歴史
今回もまた
大須賀筠軒(おおすがいんけん 天保12(1841)年~大正元(1912)年)が、
明治25(1892)年に書き記した『磐城誌料歳時民俗記』(歴史春秋社刊)を
紐解くこととします。
『磐城誌料歳時民俗記』には、
江戸時代から明治時代の初めにかけての
いわき地域の人々の暮らしや民俗などが
極めて丹念に書かれています。

さて、今回からは『磐城誌料歳時民俗記』の9月(旧暦)の項を
読み進んでいきます。
旧暦9月9日の項には次のような記述があります。

九日 重陽節供、他方ト異ナラズ。

これを現代的な表現に改めると、
次のようになるかと思います。

旧暦9月9日
この日は重陽の節句である。
いわきでも他の地方と同様のことが行われる。
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