『磐城誌料歳時民俗記』の世界

明治時代の中頃に書かれた『磐城誌料歳時民俗記』。そこには江戸と明治のいわきの人々の暮らしぶりがつぶさに描かれています。

旧暦9月19日 真先稲荷明神例祭 

2007年10月22日 | 歴史
大須賀筠軒(天保12(1841)年~大正元(1912)年)が、
明治25(1892)年に書き記した『磐城誌料歳時民俗記』(歴史春秋社刊)を
ひも解くこととします。
どうぞ、お付き合いください。

さて、『磐城誌料歳時民俗記』の旧暦9月19日の項には
次のような記述があります。

十九日 城下ニテハ真先稲荷明神ノ例祭ナリ。真先ハ長橋惣門ノ内ニアリ。或ハ末崎ニ作ル。尼子橋ノ守護神ナリトイフ。

これを現代的な表現に改めると、
次のようになるかと思います。

旧暦9月19日
磐城平城下の真先稲荷明神で例祭が行われる。
真先稲荷明神は
磐城平城下への南西からの入り口に当たる
長橋惣門の内側にあり、
「末崎」という漢字で書く場合もある。
尼子橋の守護神である。
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