『磐城誌料歳時民俗記』の世界

明治時代の中頃に書かれた『磐城誌料歳時民俗記』。そこには江戸と明治のいわきの人々の暮らしぶりがつぶさに描かれています。

陰暦1月14日 鳥逐 火撲合 爆竹

2009年05月05日 | 伝説
天保12(1841)年に、いわきの地に生まれ、
大正元(1912)年に没した
大須賀筠軒(おおすが いんけん)が、
明治25(1892)年に書き記した
『磐城誌料歳時民俗記』(歴史春秋社刊)を
今回もまた、紐解くこととする。

さて、『磐城誌料歳時民俗記』の陰暦1月14日の項には、
次のような記述がある。

是日ノ奇観ハ、鳥逐、火撲合、爆竹ナリ。

これを現代的な表現に改めると、
次のようになるかと思う。

陰暦1月14日、この日の奇観、つまり、いわきで特筆すべき行事は、鳥追い、火打ち合い、そして、爆竹である。
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