『磐城誌料歳時民俗記』の世界

明治時代の中頃に書かれた『磐城誌料歳時民俗記』。そこには江戸と明治のいわきの人々の暮らしぶりがつぶさに描かれています。

いわき市平 子鍬倉稲荷の祭り

2007年04月28日 | 歴史
大須賀筠軒(おおすがいんけん 1841年~1912年)が
書き記した『磐城誌料歳時民俗記』(明治25年(1892)序文執筆)には、
いわき市平に鎮座する子鍬倉稲荷の祭りについて
次のような記述がある。

四月七日 子鍬倉稲荷大明神ノ例祭ナリ。
此社ハ延喜式内磐城七座ノ一ニシテ、
平城内三社ノ一ナリ。

旧暦の4月7日に挙行されていた子鍬倉稲荷大明神の例祭だが、
その祭りは現在でも、まちを挙げ、盛大に行われている。
また、「平城内三社」というのは、
この子鍬倉稲荷と飯野八幡宮、牛頭天王社の3社のことだと伝えられている。
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