大須賀筠軒(おおすがいんけん 1841年~1912年)が
明治25年(1892)頃に書き記した『磐城誌料歳時民俗記』に、
次のような記述がある。
かつて女性が身につけていた下着に関する事項だ。
ふんどし。婦女ノ着スルハ、女鼻褌ト書ク。脚布ハ一名ナリ。
ゆぐ、ゆもじトハ女中ノ替言葉ナリ。
又、賎シキモノハ、布二幅ニテスル。
故ニ、ふたのトイフ。
此事フルキ事ニヤ。
萬葉集ニ、「たのしみは夕顔棚のしたすゞみおとこはてゞら女は二布して」。
てゞらトハ襤褸トモ、鶉衣トモ書テ、つゞれノ事ナリ。
又、賀州人ハ襦袢ノ事ヲてゞらトイフ。
其所ノ方言ナリト牛馬問ニ見ユ。
なお、ここに引用されている歌は
万葉集には収録されていないそうだ。
明治25年(1892)頃に書き記した『磐城誌料歳時民俗記』に、
次のような記述がある。
かつて女性が身につけていた下着に関する事項だ。
ふんどし。婦女ノ着スルハ、女鼻褌ト書ク。脚布ハ一名ナリ。
ゆぐ、ゆもじトハ女中ノ替言葉ナリ。
又、賎シキモノハ、布二幅ニテスル。
故ニ、ふたのトイフ。
此事フルキ事ニヤ。
萬葉集ニ、「たのしみは夕顔棚のしたすゞみおとこはてゞら女は二布して」。
てゞらトハ襤褸トモ、鶉衣トモ書テ、つゞれノ事ナリ。
又、賀州人ハ襦袢ノ事ヲてゞらトイフ。
其所ノ方言ナリト牛馬問ニ見ユ。
なお、ここに引用されている歌は
万葉集には収録されていないそうだ。