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【12月の携帯・PHS加入者数】各社が純増に

2007年01月11日 18時23分15秒 | ケータイ
 電気通信事業者協会(TCA)は、2006年12月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。

 携帯電話契約数は、11月に初めて純減を記録したNTTドコモが純増に転じたほか、ソフトバンクが11月より純増数を拡大した。KDDIは11月より純増数を2万7,000人ほど減らしたものの、引き続き他社を引き離している。

 NTTドコモの純増数は8万7,600人。KDDI全体は29万7,500人の純増で、内訳はauが47万9,600人の純増、ツーカーが18万2,100人の純減。ソフトバンクモバイルは9万7,000人の純増。12月末時点の携帯電話の契約者数は9,493万5,900人となっている。

 第3世代携帯電話では、ドコモが127万4,800人、auが50万2,700人、ソフトバンクが63万5,500人でそれぞれ純増となった。

 インターネットサービスでは、iモードが6万4,000人、EZwebが34万8,300人、Yahoo!ケータイが3万9,100人でそれぞれ純増。

 PHSは、ウィルコムが3万7,300人の純増で、累計は435万9,500人。ドコモは2万4,300人の純減で、累計は53万400人。12月20日に停波し、サービスを終了したアステル(東北インテリジェント通信)は1万3,800人の純減で、12月末で契約者数は0人になった。なお、PHS全体としては800人の純減となっている。

 MNPを利用した12月の契約者数は、ドコモは10万9,000人のマイナス。auは15万6,200人のプラス、ツーカーは7,300のマイナス、KDDI全体で14万8,800人のプラス。ソフトバンクは転入8万3,300人、転出12万2,900人で3万9,600人のマイナスとなっている。


12月の携帯・PHS加入者数、各社が純増に

 注目されていた12月の月間純増数がTCAから発表になった。

 11月に初の純減となったDoCoMoだが、FOMA902iSシリーズなどを新規1円販売するなどして必死に純減食い止め策に出た甲斐があって、12月は純増となった。それでもソフトバンクにも負けて、2ヶ月連続の3位となった。これはMNPのマイナスが10万以上というのが響いている。
 それでもFOMAは127万以上増えていて、FOMAは全体の6割を越え、順調に世代交代は進んでいる。
 DoCoMoはワンセグの新機種の発売が他社よりも出遅れており、それも影響しているのかもしれない。今月以降にワンセグの新機種を投入する事により、巻き返したいところだ。

 12月のauもまた一人勝ちとなった。MNPでは、ツーカーのマイナスを引いても15万弱のプラスとなっている。他社はすべてマイナスなので、MNPで一人勝ちの状態が続いている。笑いが止まらない状況ではないだろうか。
 この状況ではauは料金プランの見直し等はしそうにもない。それに嫌気がさしたユーザーの一部がソフトバンクの「ホワイトプラン」に流出する可能性もありそうだ。また、ツーカーのプリペイドユーザーにとっても「ホワイトプラン」は魅力的なので、ツーカーユーザーをソフトバンクがかなり奪う可能性もある。

 ソフトバンクは「ゴールドプラン」などが人気となり、11月純増数を増やして、2位を守った。ソフトバンクは3Gの純増数ではauを抜くなど、世代交代が軌道に乗ってきて、やっと全体の4割弱に迫った。
 しかし、Yahoo!ケータイは4万弱しか増えていない。仮にX01HTが6万台売れていれば、Yahoo!ケータイがその分増えない可能性もあるため、今回は水増しはあまりなかったようだ。
 「新スーパーボーナス」がネックとなって敬遠されるケースもあるが、それでもこれだけ新規が増えたのだから、まずまずは順調と言えそうだ。「新スーパーボーナス」一辺倒の販売方式を反省してか、最近ではボーダフォンロゴ端末に限って、従来の販売方式をとっているケースも一部の販売店で出てきた。ソフトバンクもやっとユーザーのニーズを把握してきたようだ。今月からは「ホワイトプラン」も始まり、その純増ペースは今月ますます加速しそうだ。「ホワイトプラン」の登場により、ソフトバンクがMNPでどれだけauを食えるのかが注目される。

 ウィルコムは新機種nine投入、端末の値引き販売したりして、11月よりは1万以上増えたが、それでも4万弱の純増にとどまり、伸び悩んでいる状態だ。W-ZERO3のフルモデルチェンジがあると期待していたがそれもなく、冬モデルのラインナップが携帯電話各社に比べて大幅に見劣りがしてしまったのが原因だろう。
 新機種投入や新料金プランの発表などの材料が欲しいところだ。