たくさんの優しさ

大好きなもの・・・音楽、木村君、うちのニャンコ。

冬の旅&ドラクロワ

2011年02月18日 00時06分42秒 | 日記
 恋の夢をみた
 美しい娘と抱きあい
 そして口づけした
 天にも昇るほど しあわせだった

 おんどりの鳴く声で 
 ぼくの心は目をさました 
 そしてひとり 夢の跡をたどる
 
 もう一度 目を閉じる
 心はまだ熱くときめいている
 
 いつ窓は木の葉の緑に染まる?
 いつぼくは恋人を この腕に抱きしめる?

昨日、久しぶりにシューベルトの「冬の旅」を聴いた。(NHKのBS2)
じっくり聴いたのは何年ぶりだろう?
若い頃は重過ぎて、聴くのに苦痛を感じることが有った。
それが昨日はすんなりと私の心に染み入り、1曲目を聴いた途端、涙が滲んできた。
シューベルト晩年の作品で、死を意識した暗く重いこの曲集。
これが理解出来る年になったのだと、しみじみ思う。
年をとるのも悪くないものだ。

伴奏も何度かした事が有る。
きっと解釈も若かったことと思う。
上に書いた詩は11曲目の「春の夢」の2番の歌詞。
詩はウィルヘルム・ミューラー
「春の夢」は若い頃から大好きな曲。
ひじょうに美しい。
重い詩が多い中、何故かこの詩には親しみを感じる。

ドイツのバリトン歌手、クリスティアン・ゲルハーヘルの演奏が素晴らしかった。
この方は医学博士でもあるそうだ。
ハンサムで素晴らしい美声で、深い解釈に聡明さを感じる。
天は二物を与えたようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の深夜24時45分から(25時15分まで)、NHK総合で「ドラクロワ」とい番組の再放送が有ります。
今日取り上げられるのは60歳になって弁護士になった神山昌子さん。
この方は父が若い頃から晩年まで大変お世話になった恩人のお嬢様。
会社の優秀な上司で、父を会社に誘って下さった方でもあります。
秋田と静岡では社宅が一緒でした。
でも、昌子さんは私と多少年が離れているので、私が物心付いた頃は東京の学校に行っており、お会いしたのは2~3回程度です。
家族ぐるみのお付き合いだったので、一緒に釣りに行ったことだけは覚えています。
ただ、家族から昌子さんの話は何度も何度も聞かされていたので大変親しみを感じています。

諦めなければ夢はかなう(このタイトルがなんか嬉しい。笑)
「苦節23年、夢の弁護士になりました。」という本も出版されています。
母に頼まれて姉の分も含め、3冊注文しました。
届くのが楽しみです。
昌子さんは文学座や劇団「雲」にも居たことが有り、文学座では原田大二郎さんと同期だったとか。
今夜の放送、楽しみにしています。

楽しみと言えば、今夜はワッツ。
まだ献立は出ていませんが、そろそろ「お悩み相談」でしょうか?
Mステも予約しました。(小さく期待。笑)

冒頭に書いた「春の夢」の詩の一節。
何回か似たような経験をしています。
拓哉君で。(笑)
コメント
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