たくさんの優しさ

大好きなもの・・・音楽、木村君、うちのニャンコ。

自覚

2009年09月13日 21時54分49秒 | 日記
    昨日、友人達とボーカルコンサートに行って来ました。
    私達が11月に行うコンサートと形が似ていたので大いに刺激されて帰って参りました。
    そして、ちょっとへこみました。

    何と言うか、コンサートというものの考え方に前から疑問を感じていたのですが、昨日、
    上手い歌を聴かされて、益々疑問が高まったという訳です。
    私は依頼されて(伴奏)、それを受けた側なので、あんまり文句は言えないのですが・・。

    私が頼まれて伴奏する団体は素人です。(ソプラノソロの人は音大を出ていますが。)
    はっきり言って、あまり上手くないです。
    昨日、コンサートを行った団体も素人です。
    でも、これが上手かったんです。
    プロなみに。

    満席で、聴きに来た人達は大満足だったように感じました。
    私が伴奏する団体とはレベルが違います。
    でも、入場料は同じ1000円なんです。

    私は自分達のコンサートに入場料を頂くことすら疑問なんです。
    去年初めて伴奏をさせて頂いて入場料が有料と聞いた時は、思わず「嘘でしょう?」なんて
    言ってしまいましたよ。
    とても1000円頂いて聴かせるレベルじゃないんですもん。(ソロの人はいいですけど)

    練習していて感じる大きな問題点は、「上手くない」という自覚が足りない事なんです。
    今回、あまり上手いとは思えない人が、絶対ソロを歌いたいと言い張って歌う事になってし
    まいました。
    モーツァルトのオペラアリアを3曲も。
    リーダーの友達(ソプラノ)も駄目とは言えなくなってしまったみたいです。
    話を聞いていると、どうも自分は上手いと思っているみたいなんです。

    男の人が3人出るんですけど、こちらも自信過剰。
    リズムが時々ずれたり、微妙に音程が狂ったり、間違って覚えてしまった旋律が何回注意し
    ても直らなかったり・・・。
    私が注意すると、「あれぇ?まだ直ってませんか?家では出来たんだけどなあ・・・。」って
    いう感じ。
    これらの事に自覚が無いから困っちゃうんです。

    歌が好きで、ステージが好きで、楽しくてしょうがないのはいいんですけど、それなら発表会
    にして無料でやればいいのに・・・って思うんです、私。
    500円なら頂いても大丈夫かな?
    一緒に行ったソプラノの友達(私達のコンサートの主催者)に、言ってしまいました。
    心を鬼にして。
    「これくらい(昨日のコンサート)歌えたら1000円頂いてもいいけど・・。」って。
    ちょっと言い過ぎたかなあ?
    「それは言わないで。」って言われちゃった。

    真面目に練習もしてるし、みんなはみんなで必死なんだけど、どんなに努力しても超えられない
    壁が有るんです。
    スポーツや音楽や美術には、絶対限界が有ると私は思っています。
    私がいくら頑張ったってアスリートにも画家にも彫刻家etc.にも絶対なれないですから。
    だから、素人は素人らしく、それに合った形のコンサートを行えば良いのでは?と思っています。

    でも、あと3ヶ月弱・・・練習回数も増えるので、今よりは上手くなると信じています。
    とにかく、聴きに来て下さる皆様に失礼の無いよう、努力している姿は感じて頂かないと。
    歌は声だけじゃないですよね。
    心を込めて歌えば、今よりずっと良くなるはず。
    「これくらい歌えれば。」なんて、絶対思っちゃいけないですよね。
    私も練習に本腰を入れて頑張らなくっちゃ。
    私のことも心配だなあ。(笑)

    こんな事を書いていたら、頭にちらほらとスマップさんの歌が浮かんできました。
    FNS歌謡祭を思い出しちゃった。
    拓哉君は自覚しているから歌に対して控えめですよね。
    「こんなじゃいけない・・。」と思っているから歌の事は卑下しちゃうんでしょうね。
    忙し過ぎて、にわか練習しか出来ない状況になっちゃってますもんね。
    悔しい思いをする事も多いんだろうなあ・・・拓哉君。

    釜山に行けますように。
コメント
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