この応援記事を書こうと思い立ったそもそもの発端は東京の秋の名物、秋の早慶戦(慶応大学側からは慶早戦)である。早稲田大学VS慶応大学で行われる伝統的な野球の試合である。お互いに校歌を歌いながら「馬鹿田大学」とか「低脳未熟大学」と罵りながら仲良く闘うのである。慶応大学の応援歌では「陸の王者、慶応」が「三田の色魔、低脳~。」と早稲田側学生によって歌われる。逆に早稲田大学の校歌を「馬鹿田、馬鹿田、馬鹿田~」と慶応側の学生が歌う。お互いに一目置きながら、兄弟分のような感覚で眺めあう。英国のオックスブリッジ(Oxford & Cambridge)、米国のハーバードVSイェール (Ivy League)ではないが、そんな感覚でこの早慶戦/慶早戦を見ている古き良き時代の卒業生の諸先輩方もおられる。
伝統となったエール交換がまた愉しい。「慶応の女の子は皆、可愛いぞぉ!」と慶応側。返答に困ったのか早稲田側は「早稲田の女の子は健康だぞぉ!」と。早慶問わず皆に笑いの渦が出たとか出ないとか。東京は神宮球場で慶応大学も早稲田大学も皆学生は夜を徹して飲み明かしながら、談笑しながら朝を待つ。深夜に余りの腹の減り具合に近隣の名物「ホープ軒」の油脂のギトギトしたラーメンをすする者在り。コンビニが発達してきた時代になっても、女子学生による買出し・炊き出し部隊が朝になった頃に球場の縁の集合場所に駆けつけたのを見て男子学生は皆喜んだものだ。早慶を問わず卒業生に共通した感覚として、「世の中を動かしているのは東大勢ではなく、俺達だ。」というのがあると、総合商社に勤務する年配の早慶の卒業生から聞いた事がある。昨今では種々の事件で評判が下がったとされる早稲田大学も早く名誉を回復して、その誇れる「人物形成学府・人間関係啓蒙学府」としての機能をいかんなく発揮して頂きたい。
伝統となったエール交換がまた愉しい。「慶応の女の子は皆、可愛いぞぉ!」と慶応側。返答に困ったのか早稲田側は「早稲田の女の子は健康だぞぉ!」と。早慶問わず皆に笑いの渦が出たとか出ないとか。東京は神宮球場で慶応大学も早稲田大学も皆学生は夜を徹して飲み明かしながら、談笑しながら朝を待つ。深夜に余りの腹の減り具合に近隣の名物「ホープ軒」の油脂のギトギトしたラーメンをすする者在り。コンビニが発達してきた時代になっても、女子学生による買出し・炊き出し部隊が朝になった頃に球場の縁の集合場所に駆けつけたのを見て男子学生は皆喜んだものだ。早慶を問わず卒業生に共通した感覚として、「世の中を動かしているのは東大勢ではなく、俺達だ。」というのがあると、総合商社に勤務する年配の早慶の卒業生から聞いた事がある。昨今では種々の事件で評判が下がったとされる早稲田大学も早く名誉を回復して、その誇れる「人物形成学府・人間関係啓蒙学府」としての機能をいかんなく発揮して頂きたい。