英語かスペイン語の分かる人は、リンク先のYOUTUBEビデオ、「豚インフルエンザに関する報告」を見て頂きたいと思う。報告者は医師・公衆衛生学博士でローマカトリック教会はベネディクト修道院の修道女であるシスター・テレサ・フォーケード女史。彼女はニューヨークに置いて内科学の分野で数年の臨床経験を持つ医師であり、公衆衛生学の分野において博士号を取得した医科学者でもある。
ビデオにおいて「新型インフルエンザ」が実は新型ではない事(これは私も少し前に把握した情報を此方でも簡単に紹介したかと思う)や、AH1N1にまつわる奇妙な事実を端的に、非常に簡潔で論理的な歯切れの良い語り口で説明している。本レポートは今年９月１６日に発表されたものを１０月１１日に手直しして再発表された報告。本来はwww.catalunyareligio.cat に発表されたものという話であるから、ドメイン名から察するに元ネタはカタルーニャ語ではないかと考えている。
なぜ「パンデミック」を宣言しなければならなかったのか、その政治的な裏側も
解説されている。(思い起こせば数カ国からパンデミック宣言を留まる様にとの
要請があったと思うのだが、WHO事務局長は比較的短期間でパンデミック
宣言をした事を、読者諸氏は覚えておられれるであろうか？)
＜科学的事実など＞
・2009年４月17日にアメリカ・カリフォルニアで２例の豚インフルエンザ
(virus A/HINI, strain S-OIV)が報告された。
・豚インフルエンザがタイプＡである限り決して新型ではない。
・またH1N1のサブタイプであるので、これも新型ではない。
・1918年の大流行を引き起こしたのもAH1N1インフルエンザである。
・また1977年より毎年流行する季節性インフルエンザである。
・新しいのは「S-OIV株」と言う部分だけである。
・60歳以上の３分の１がこのウィルスに対して免疫があるようだ。
・今年４月17日から９月１５日の間に欧州137名、世界で3559名が亡くなった。
・欧州だけで毎年40000から220000がインフルエンザで亡くなっている。
・南半球でインフルエンザの時期に得られた情報では季節性より新型の方が
死亡率が低いとDr. Bernard DebréとDr. Juan José Rodriguez Sendínらの
調査により判明した。
Dr. Bernard Debré, (member of the French National Ethics committee)
Dr. Juan José Rodriguez Sendín (president of the Spanish Association of Medical Colleges)
・医学雑誌の権威、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンによると
「このインフルエンザの再発は恐らく実験室から偶発的に漏れ出たものであろう」
としている。
Zimmer SM Burke, Historical Perspective: Emergence of Influenza A (HINI) viruses. NEJM, July 16, 2009. p. 279.
・同様の事が医学雑誌BMJにも掲載されている。
Doshi, Peter, Calibrated response to emerging infections. BMJ 2009: 399: b3471.
5 US Centres for Disease Control and Prevention. Serum cross-reactive antibody response to a novel influenza A (HINI) virus after vaccination with seasonal influenza vaccine. MMWR 2009: 58; 521- 4
6 Official Data from the European Center for Disease Prevention and Control (www.ecdc.europa.eu)
7 Official Data from the European Center for Disease Prevention and Control (www.ecdc.europa.eu)
8 Cf. Debré: Cette grippe n’est pas dangereuse. Le Journal du Dimanche, July 25, 2009. Cf. Rodríguez Sendín: Cordura frente el alarmismo en la prevención de la gripe A. La Razón, September 4, 2009.
http://www.slideshare.net/guest0a4bd7/english-gist-of-teresa-forcades-presentation-on-h1-n1
ビデオにおいて「新型インフルエンザ」が実は新型ではない事(これは私も少し前に把握した情報を此方でも簡単に紹介したかと思う)や、AH1N1にまつわる奇妙な事実を端的に、非常に簡潔で論理的な歯切れの良い語り口で説明している。本レポートは今年９月１６日に発表されたものを１０月１１日に手直しして再発表された報告。本来はwww.catalunyareligio.cat に発表されたものという話であるから、ドメイン名から察するに元ネタはカタルーニャ語ではないかと考えている。
なぜ「パンデミック」を宣言しなければならなかったのか、その政治的な裏側も
解説されている。(思い起こせば数カ国からパンデミック宣言を留まる様にとの
要請があったと思うのだが、WHO事務局長は比較的短期間でパンデミック
宣言をした事を、読者諸氏は覚えておられれるであろうか？)
＜科学的事実など＞
・2009年４月17日にアメリカ・カリフォルニアで２例の豚インフルエンザ
(virus A/HINI, strain S-OIV)が報告された。
・豚インフルエンザがタイプＡである限り決して新型ではない。
・またH1N1のサブタイプであるので、これも新型ではない。
・1918年の大流行を引き起こしたのもAH1N1インフルエンザである。
・また1977年より毎年流行する季節性インフルエンザである。
・新しいのは「S-OIV株」と言う部分だけである。
・60歳以上の３分の１がこのウィルスに対して免疫があるようだ。
・今年４月17日から９月１５日の間に欧州137名、世界で3559名が亡くなった。
・欧州だけで毎年40000から220000がインフルエンザで亡くなっている。
・南半球でインフルエンザの時期に得られた情報では季節性より新型の方が
死亡率が低いとDr. Bernard DebréとDr. Juan José Rodriguez Sendínらの
調査により判明した。
Dr. Bernard Debré, (member of the French National Ethics committee)
Dr. Juan José Rodriguez Sendín (president of the Spanish Association of Medical Colleges)
・医学雑誌の権威、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンによると
「このインフルエンザの再発は恐らく実験室から偶発的に漏れ出たものであろう」
としている。
Zimmer SM Burke, Historical Perspective: Emergence of Influenza A (HINI) viruses. NEJM, July 16, 2009. p. 279.
・同様の事が医学雑誌BMJにも掲載されている。
Doshi, Peter, Calibrated response to emerging infections. BMJ 2009: 399: b3471.
5 US Centres for Disease Control and Prevention. Serum cross-reactive antibody response to a novel influenza A (HINI) virus after vaccination with seasonal influenza vaccine. MMWR 2009: 58; 521- 4
6 Official Data from the European Center for Disease Prevention and Control (www.ecdc.europa.eu)
7 Official Data from the European Center for Disease Prevention and Control (www.ecdc.europa.eu)
8 Cf. Debré: Cette grippe n’est pas dangereuse. Le Journal du Dimanche, July 25, 2009. Cf. Rodríguez Sendín: Cordura frente el alarmismo en la prevención de la gripe A. La Razón, September 4, 2009.
http://www.slideshare.net/guest0a4bd7/english-gist-of-teresa-forcades-presentation-on-h1-n1
