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ハンガリー経済は「深刻な危機」、赤字削減が急務=首相

2011-11-22 19:41:54 | 日記

[ブタペスト 29日 ロイター] ハンガリーのオルバン首相は29日、同国はユーロ圏の債務問題に伴うリスクにより「深刻な危機」に直面しているとして、財政赤字削減を急ぐ必要があると指摘。さもなくば、ギリシャのように経済的主権を失う可能性があると警告した。  

 ハンガリーは1年前に国際通貨基金(IMF)からの融資を返済し、経済再建を目指してきたが、4000億フォリント(21億ドル)相当の所得減税も消費を押し上げる効果は現れていない。むしろ、スイスフラン相場の上昇がフラン建ての住宅ローンを抱える多くのハンガリー国民にとって大きな負担となっているほか、輸出も減速している。

 

 オルガン首相は、大使らとの会合で「ハンガリーは過去3カ月間で深刻な危機的状況に陥った。ユーロ圏の危機はハンガリーにとって、重大で差し迫った脅威となっている。率直に、さほど感情を交えずに言えば、ハンガリーの主権は危機にさらされている」と述べ、秋にはギリシャのような状況に陥る恐れがあるとの認識を示した。

 一方、オルバン政権幹部は28日のインタビューで、2011年は予想を下回る経済成長や金利を高水準に維持する必要性により、800―1000億フォリントの赤字を穴埋めする計画を明らかにした。 

 ハンガリーの成長率は第2・四半期に年率わずか1.5%に落ち込み、政府は財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を欧州連合(EU)と約束した2.94%に維持するため、さらなる予算削減を検討している。


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