【iPad発売】タブレット端末が主戦場に
2010.5.28 21:08
「iPad(アイパッド)」の登場により、活発化しそうなのが対抗機種の投入だ。世界中のパソコン機器メーカーはアイパッドのようにキーボードがなく画面を触って操作する「タブレット」と呼ばれる端末の販売を計画。パソコン市場が低迷する中、タブレット端末は新たな成長分野として“主戦場”になるとみられる。
米デルは、アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」より一回り大きいタブレット端末「Streak(ストリーク)」を6月から英国で売り出す。基本ソフト(OS)に米検索大手グーグルの「アンドロイド」を搭載し、今夏に米国で、将来的には日本を含む世界で展開する計画だ。
台湾のパソコン大手、エイサーもタブレット型の情報端末を12月末までに投入する方針を表明済みだ。米国、ドイツ、中国での販売を予定している。米ヒューレット・パッカードも米マイクロソフト(MS)のOS「ウィンドウズ7」を搭載した端末を年内に投入する見込みだ。
国内メーカーも負けていない。東芝がタブレット型の7インチ情報端末を今年初めに欧州で発売したほか、ソニーとNECも新型情報端末の投入を計画中だ。
パソコン市場などの調査機関、MM総研の中村成希アナリストは「機能性と機動性を両立したタブレット端末は新たな需要を掘り起こす」と指摘している
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