団塊太郎の徒然草

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東日本大震災/停電対応に大学苦慮-総量規制か計画停電か

2011-03-28 20:19:22 | 日記

電力の大口需要家である大学は、春休みが明ける新年度からの電力抑制策に頭を痛めている。

理工系の研究室は研究機器などに電力を使うが、実験に真空が必要な研究室は総量規制を、冷凍庫が重要な研究室は数時間単位の停電を望むなど、要望に違いがある。大学における電力抑制の対応と課題を探った。 
「この装置は24時間365日、安定的に稼働させて研究に使うもの。いったん止めると立ち上げに3日間かかるうえ、温度変化を30回も繰り返すと、それだけで部品が変形して使えなくなる」。東京工業大学応用セラミックス研究所の真島豊教授は、計画停電への不安に悲鳴を上げる。
 
研究室で使う電子線描画装置(EBL)は、真空下で暖めて安定した電子線を出し、微細パターンを描く装置だ。重要な先端部、熱電界放出型の電子銃は1800度Cになり、急激な温度変化が厳禁だ。
日刊工業新聞(編集委員・山本佳世子)


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