団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

ジスプロシウム

2009-09-04 20:50:07 | 日記

TDK、希土類の使用量抑えたネオジム磁石を開発



 TDKはレアアース(希土類)の使用量を抑えた上で耐熱性能を30%高めたネオジム磁石(用語参照)を開発した。10月に少量生産をはじめ、2010年夏までに量産体制を整える。

ハイブリッド車(HV)用モーターに不可欠な部品。原料に埋蔵量が少ない希土類のジスプロシウムを使うが、従来品に比べ半減することに成功した。HVや電気自動車(EV)の需要拡大による希土類の価格高騰が懸念される中、既存のネオジム磁石からの置き換えが進む公算が大きい。希土類と希少金属の有効活用をめぐり、官民挙げた動きが活発化してきた。

 TDKは磁石粒子の周囲にジスプロシウムを集中させる「粒界拡散技術」により量産技術を確立した。ジスプロシウムは耐熱性を付与する目的で添加する。従来は磁石粒子を微細化することで耐熱性の強化と希土類削減を両立させてきたが、粒子内部のジスプロシウムが耐熱性に貢献しない不利があった。
日刊工業 2009年09月04日

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