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太平洋海底に巨大レアアース鉱床、陸上埋蔵の1000倍か

2011-07-04 20:35:38 | 日記

 東京大学の加藤泰浩准教授らの研究グループは、太平洋の海底でレアアース(希土類)の巨大鉱床を発見したことを明らかにした。発見の詳細は、英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に4日掲載される。 

 

 加藤准教授と海洋研究開発機構の研究者らで構成するチームは、太平洋の水深3500─6000メートルの海底78カ所から採取された堆積物を調査し、レアアースの鉱床があることを発見。加藤准教授によると、鉱床はレアアースの含有濃度が高く、1キロメートル四方で、世界のレアアース年間使用量の約20%をまかなうことができるほどだという。

 

 発見された鉱床のある場所は、ハワイ沖からフランス領タヒチ島周辺まで広がり、大半は公海の海底。推定埋蔵量は800─1000億トンと試算している。

 

 地質調査で現在までに分かっているレアアースの陸上埋蔵量は約1億1000万トンで、海底新鉱床の推定埋蔵量はそれの最大約1000倍に達することになる。

 レアアースは世界の年間生産量の97%を中国が占めるが、輸出を制限したことで価格が高騰している。

 [東京 4日 ロイター]


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