ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「ごんたくれ」「鬼神のごとく」 again (^^;

2016-12-29 23:37:44 | 

 

「ごんたくれ」  西條奈加    光文社    2015.4.20

 

読んだはずと思いつつ、借りてみた。

やはり再読  (^^;

しかも恐らく一年以内 (笑)

 

右から左に忘れてしまうので新鮮 (爆)

面白く、絵を想像しつつ一気に読んだ。

 

深山箏白と吉村胡雪のモデルは誰だったか……。

 

前にも引用したかもしれないが、

やはり、書き写しておこう。

 

応挙が彦太郎(胡雪)にこたえる。

 

「迷いとは、贅沢なものだ。私はそう肝に銘じている。えらぶ気ままがあるからこそ、迷う。裏を返せば、それは幸せなことだ」

「好きな絵で、飯が食える。私にはそれで十分だ。絵のための迷いも悩みも、私にとっては喜ぶべき贅沢だ」

「私は、絵の大家なぞではなく、常に一介の職人でありたいのだ」

 

彦太郎が遺した山姥の絵を、

豊蔵(箏白)は、みる。

 

老醜、貧苦、病、飢饉。あらゆる難に蝕まれ、嫉妬や恨みや欲にまみれて、それでも人は生き続ける。すべてひっくるめての人間だと、彦太郎はただそう言いたかったのだ。

「わしらはとどのつまり、人が好きで好きでたまらんのや」

人を乞うて、人に容れられず、それでも人を乞う。

 

「わしはただ、わしの絵を描いてみたい……」

 

 

「鬼神のごとく」   葉室麟    新潮社   2015.8.20

 

ナントカ賞を受賞したという。

葉室さんの作品、全部とはいかないが、

かなり読んでると思う。

 

でも例により、

題も内容も片っ端から記憶の彼方なので (笑)

一応、借りてみた。

 

数ページで再読と判明。

そうだ、大河ドラマで官兵衛を観たおかげで

そこそこ印象に残ってた家臣、

栗山利安(善助)の子・栗山大膳の話だった。

 

宮本武蔵、柳生宗矩・十兵衛、天草四郎など

人気者も登場してた。

 

最初に黒田家配下の棒術が出てた。

居眠り磐音の小田平助が得手とする

"やり折れ" は、この流れかと納得。

 

長崎の役人・平蔵が天草四郎に言う。。。

 

「ひとが神の子だと思えば、そうなるのだ。もともと神とはそういうものでないのかね。ひとがどとように思うかでできあがったものだ、とわしは思うがね」

 

 そう、まさに、そう。

神という存在があるかどうかはともかく、

ひとが思うからさまざまな神や仏がいて、

宗教がある。

 

今の地球上の大きな争いの殆どが宗教絡み……

と考えると、

宗教はむしろ、ないほうがいいのでは?

などと、思ってしまう。

信心してる方々に袋叩きにされかねないが (^^;

 

 

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