ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「店長がバカすぎて」

2020-07-18 08:03:13 | 

 

「店長がバカすぎて」 早見和真 角川春樹事務所 2019.7.18

 

早見さんの作品は初めて。

1977年生まれ。

「ひゃくはち」「ぼくたちの家族」が映画化された、とか。

 

薄給だし、店長はバカだし、いつだって辞めたいと思ってるけど……

本が好き、本の素晴らしさをみんなに伝えたい。

 

尊敬する先輩書店員、小柳さんは教えてくれた。

 物語の持つ力の一つは「自分じゃない誰かの人生」を追体験できることだ。

 他者を想像すること、自分以外の誰かの立場に立つこと。

 「みんながみんな自分のことしか考えてない時代だもん。一瞬でも自分以外の人間を想像できるなら、それだけで物語は有効でしょう?」

 

書名もテンポもコミカルだけど、かなり真面目なお仕事小説。

主人公・谷原京子の父がいい。

 

コメント
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