リターンプラモデリング

ガンプラを中心としてキャラもの模型を作ります

プラパテ テスト その1(プラパテ解説と試料準備)

2011-05-03 04:25:50 | 技法解説
 1/144ガンダム旧キットの表面仕上げ工程にこれから入るのですが、その前にプラパテのテストを行います

 プラパテ埋めをして仕上げた箇所に塗装すると、パテ埋めした箇所がひけていて再度修正するということがよくありました、プラパテとプラは硬度が違い平滑に仕上げているようでもパテの方が余分に削れパテ部分が窪むということも考えられるのですが、塗装の時に塗料に含まれる溶剤分をパテが吸ってひけが生ずるということも考えられます

 昔からプラパテはタミヤパテを使用していたのですが、タミヤカラーはエナメル系カラーです、したがってプラパテもタミヤカラーに合うように調整されているのではないか、いつも使っているGSIクレオスのMr.カラーのようなラッカー系カラーの塗装には向いていないのではないか、Mr.カラーを使用するのであればプラパテもGSIクレオスのパテを使用しないいけないのではと考えました

 そこで、今回は、プラパテ各種をテストしてみることにしました、最適なプラパテはどれか


各種プラパテ

上から、Mr.ホワイトパテ、タミヤパテベーシックタイプ、タミヤ光硬化パテ

Mr.ホワイトパテ箱と中身


藤倉化成株式会社製造(現在発売のものには記載されてません)


タミヤパテベーシックタイプ箱と中身


イサム塗料株式会社製造(現在発売のものには記載されてません)


タミヤ光硬化パテ箱と中身



遮光のため黒いビニール袋に入っている

このほかにもタミヤホワイトパテ、フィニッシャーズパテがあるが今回はテスト見送り


試料準備
1mmプラバンを切り出す


株式会社十和田技研のイージーウエルダーを使用して均一な溝を彫る


ブレイン・ファクトリーのピンポイントビットを使用しています


溝周囲が盛り上がっているので、#600耐水ペーパーで削って平滑にする
加工前


加工後



プラパテを盛りつける、プラパテは含有する溶剤分が揮発することで固まります、硬化した時に収縮するので、くぼみがパテの収縮で埋まっていないということを避けるため多めに盛って収縮に備えます

Mr.ホワイトパテ

粘り気が強くて伸ばしにくい


タミヤパテベーシックタイプ

ぱさぱさした感じ塗りやすい


タミヤ光硬化パテ

かなりゆるいペースト状
価格が、非常に高価
塗布する厚さは2mm以下にする

塗ったあと直射日光または蛍光灯の光で硬化させる、硬化時間は直射日光で約1分、卓上型蛍光灯27w照射距離5cmで約2分
硬化後表面に残ったべたつきをタミヤ・ラッカー溶剤でふき取る


硬化待ちで、今回はここまで
次回は仕上げテスト


次回を読む
プラパテ テスト その2(テスト結果)

参考過去ブログ
ポリパテ (ポリエステルパテ)硬化剤について

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